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平松内科・呼吸器内科 小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック (小牧市/小牧駅)

平松 哲夫 院長、伊藤 光 さん、辻村 康彦 さんの独自取材記事

2010年の開業以来、全人的な医療をモットーに診療する「平松内科・呼吸器内科 小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック」。院長の平松哲夫先生は、小牧市民病院などで20年以上呼吸器・アレルギー疾患の治療に携わったこの分野の専門家だ。「医師をトップにした構造ではなく、それぞれのプロフェッショナルな部分を生かして最高の医療を提供したい」という考えのもと、多職種によるチーム医療を実践する。今回、平松院長に加えて薬剤師・臨床心理士の伊藤光さん、理学療法士の辻村康彦さんにたっぷりと話を聞いた。

相談室を設け、丁寧な問診・カウンセリングを行う

どのような患者さんが多く来られますか?

【平松院長】市内だけでなく近隣の市町村や岐阜、三重や静岡といった県外からも多くの方に来ていただいています。症状としては、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんが7、8割と多いですね。他にも呼吸不全や睡眠時無呼吸症候群、不眠症など幅広く診療にあたっています。開業時に診療圏が狭まるのではと心配していましたが、むしろ勤務医時代より広がりました。開業して、サポートを必要とする人がまだこんなにたくさんいることに驚きました。

相談室があるのですね。

【伊藤さん】初診の方には、診察の前に相談室へ入っていただき、まずは私が予診を行います。症状だけでなく既往歴、服用歴、アレルギー歴、症状に関連する生活環境や職場環境などを詳しくお聞きしてカルテに入力し、その後の診察で平松院長がさらに詳しく問診・診察します。2回目以降の診察の前にも、吸入薬が正しく使用できているか、副作用はないか、薬や治療に対する疑問や不安はないかなど確認します。診察前にできるだけ多くの情報を得ることが、その後の診察での適切な診断や治療につながると思います。  【平松院長】もちろん診察時に私も患者さんとお話しするのですが、このように早口ですし(笑)、医師には打ち明けにくいこともあるでしょう? その点、薬剤師であり臨床心理士でもある伊藤さんには患者さんも話しやすいと思いますし、聞き漏れのリスクも低減できています。

相談室では呼吸器以外のご相談にも応じているそうですね。

【伊藤さん】「心」と「体」は密接に関係しています。当院は呼吸器内科クリニックですが、病気のことで気分が落ち込む方、心配や不安の強い方、夜眠れない方の相談にも応じます。特に不眠症に対しては、睡眠薬のメリット・デメリットを丁寧にお伝えし、できるだけ薬に頼らず眠れるように認知行動療法的アプローチを併用し、睡眠薬の減量につながるように積極的に取り組んでいます。他にも薬についてのご相談も受けつけていますし、うつや不安感などメンタルの不調についてもアドバイスをし、心理面でのサポートにも注力しています。必要に応じて心療内科や精神科をご案内することもあります。

各分野の専門家による総合的な医療を提供

呼吸リハビリテーションについて教えてください。

【辻村さん】当院の2階にリハビリテーション専用の部屋を用意しています。エアロバイクやトレッドミル、ストレッチ用のベッドを備え、息切れがあり生活が制限されている患者さんに対し、それを取るためのリハビリを行います。ただリハビリを行うだけではなく、定期的に運動機能や活動能力、心理機能などの検査を行い結果を確認します。これらの方法についても世界で標準的に使われているものを採用し、ひとりよがりにならないようにしています。また、関節症や麻痺などの併存症にもできる限り対応しています。そして、リハビリを長く続けていただくことで、運動能力や呼吸困難感、うつ気分や不安を改善し、より良い生活の質を確保すること、すなわち人として包括的な健康管理をすることが目標です。

チーム医療を重視されているのですね。

【平松院長】伊藤さんや辻村さんに加えて他のリハビリスタッフや看護師、事務スタッフみんなの力を合わせた結果、私一人でできることの何倍ものことができていると感じます。スタッフ間でコミュニケーションも取り、患者さんの情報をタイムリーに共有しカンファレンスなどを開いてスタッフ間で統一性を保つだけでなく、より良い結果がでるように話し合いを重ねます。酸素のデリバリーや訪問看護ステーションや薬局など他の施設とのコミュニケーションも重視しています。

開業のきっかけは何でしたか? 伊藤さん、辻村さんも平松先生と同じ市民病院にお勤めだったんですよね。

【平松院長】市民病院での勤務も充実していましたが、グループホームの立ち上げに関わり、患者さんの声により耳を傾ける機会が増え、病気を診るだけでなく生活そのものを良くしたいとの思いが強くなりました。また、さまざまな出会いやご縁がつながり開業への道が必然となりました。 【伊藤さん】病棟薬剤師として患者さんと接するうち、薬のアドバイスをするだけではなく心理面でも寄り添いたいと考えるようになりました。その後、市民病院から調剤薬局に転職し、同時に大学院へ進学して臨床心理士の資格を取得。平松院長の「開業して多職種チーム医療による質の高いトータルケアを実現したい」という理念に共感し、開業当初から勤めています。 【辻村さん】私も院長とは市民病院の頃から一緒に仕事をしていました。急性期の方が多くを占める市民病院とは違い、予防に重きを置き、患者さんを総合的に診る方針に賛同したことが転職の決め手となりました。

呼吸器内科全体のレベルアップをめざして

治療にあたり心がけていることは何ですか?

【平松院長】患者さんがおいしく食べて、しっかり寝て、生活を楽しめる人生を長く保てるよう、より高いレベルのサポートをしたいと思っています。不安定な喘息患者さんはもちろん、診察室では何ともなくても夜苦しいなど、睡眠が十分満足できない方は多くみえます。当院のロゴマークはヒツジのキャラクターですが、しっかり眠れるように、との思いを込めています。 【伊藤さん】限られた診察時間の中で患者さんからきちんと情報を得られるよう、話しやすい雰囲気を心がけています。また、患者さんの話をよく聴き、薬について期待できる効果、副作用など情報提供した上で、適切な薬の選択につなげたいと考えています。 【辻村さん】アットホームで楽しく通える場でありたいと思うので、感染症対策には気を配りつつ、治療と関係のないお話もします。一方、医療に関する質問や相談を受けたときにはプロとして正しい情報をお伝えするよう心がけています。

どんなときにやりがいを感じますか?

【辻村さん】リハビリに通われる患者さんは長いお付き合いの方も多く、「うちで採れた野菜だから」「たまには休んでお茶してね」と家族やご近所さんみたいに接してくださる方もいて、私たちに親しみを感じてくださっているのかなと。そんな温かい交流ができることにやりがいを感じます。 【伊藤さん】まだまだ学ぶことが多く微力ですが、薬と心理のプロとして関わった方が元気になり、その喜びを共有できることにやりがいを感じます。特に不眠症は心理的アプローチの併用によって睡眠薬を減量・中止できて患者さんに喜んでもらえたら私もうれしいです。 【平松院長】「contribute(貢献する)」という言葉が大好きです。当院の患者さんだけでなく、患者さんの家族やこの地域の医療者のレベルアップにも貢献したいと思っています。忙しい毎日ですが、患者さんから「このクリニックに出会えて良かった」と言ってもらえたら疲れも吹き飛びますね。

今後の目標を教えてください。

【伊藤さん】私は薬剤師ですが、調剤をしているのではなく薬剤師としての知識や経験を生かして仕事をしています。日々やりがいを感じていますが、私のような働き方は一般的ではないのが現状。今後同じようなスタイルが広がっていくといいですね。講演活動や大学での講義も依頼があれば続けたいし、薬学部学生の臨床研修の受け入れも行っていますので、引き続き力を注ぎたいです。 【辻村さん】呼吸器が専門の理学療法士はまだまだ少なく、ニーズに応えられているとはいいきれません。後進の育成にも尽力したいですし、当院のような医院が全国に広がっていくよう情報発信もしていきたいです。 【平松院長】今までも自分にできる医療を全力で、しかも全人的に行ってきました。一方、やりたいことがいっぱいありすぎて、まだまだ改善点があるとも感じます。これからも当院に関わる人がすべて幸せになる医療をできるだけ患者目線に立って提供したいですね。

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平松内科・呼吸器内科 小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニックの求人

  • 看護師(パート・アルバイト) の求人募集情報 平松内科・呼吸器内科 小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック

    当院は呼吸と睡眠を専門としたクリニックで、多職種によるチーム医療を実践しています。忙しいクリニックですが、明るく上品をモットーにスタッフ皆で助け合いながら働いています。

    職種(雇用形態) 看護師(パート・アルバイト)
    給与 時給 1500円 〜
    勤務時間 08:30 〜 19:30
    最寄駅 小牧駅
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