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関口歯科医院 (横浜市港北区/菊名駅)

関口 真人 院長の独自取材記事

東急東横線の菊名駅が最寄りの「関口歯科医院」を訪ねた。先代が開業して50年以上という長きにわたり、地域に密着した医療を提供してきた歯科クリニックだ。バリアフリーの院内は広々していて、小さな子ども連れから90代の高齢者まで、毎日多くの患者が訪れている。院長の関口真人先生は、東京歯科大学で歯の機能を保ち維持するための保存学を中心に学び、大学病院勤務を経て同院を継承。穏やかな口調で「治療のことでも、治療以外のことでも、患者さんの話をよく聞くようにしています」と語る。今回の取材では、最近力を入れていることや、うれしかったエピソード、今後の展望などを聞いた。

患者との対話を大切に、地域に密着した医療を提供

1964年の開業ということで、歴史がありますね。

父が開業し、1992年に僕が院長となりました。出身は横浜の日吉で、父の開業とともに菊名に来て、ずっとここで育ちました。昔はこの近辺も歯科医院の数が少なかったですから、今以上に忙しかったようですね。父の代からの患者さんは今も来てくださっていて、僕が小さかった頃のことを覚えている方もいらっしゃるんですよ。現在の建物は、僕が院長に就任する少し前に一度建て直しを行い、院内はバリアフリーになっています。車いすやベビーカーをご利用の方も来院しやすいと思います。スタッフは常駐の歯科医師は僕1人、歯科衛生士が2人、非常勤の歯科助手が4人です。今は歯科衛生士が、メンテナンスの患者さんを担当して診たりもしています。平日の診療は夜8時までなので、この周辺では遅くまでやっている歯科医院かもしれませんね。

どのような患者さんが来院していますか?

地域の方がほとんどです。昔から地域にお住まいの高齢者が多い一方で、港北区は横浜市の中でも人口が増えている地域で、新しいマンションなども建設されています。ですので、新たに引っ越してきたファミリー層もいて、小さなお子さんとそのお母さんなど、若い世代の患者さんも増えている感じがあります。年齢でいうと、1歳から90歳まで、そのほか菊名駅周辺の会社にお勤めの方など、かなり幅広い患者さんが来院されます。症状としては、痛みがある、詰め物が外れたなどの症状の方が多く、また、メンテナンスで定期的に来院する方もいらっしゃいます。最近は、舌がんに関心を寄せる人も増えていますね、できものがあるとか、ピリピリしているとか、少しの異変でも相談に来てくださることはありがたいことです。

診療の際に心がけていることを教えてください。

患者さんの話に耳を傾けることです。特に毎月メンテナンスで通院している付き合いの長い患者さんなど、歯科衛生士と話をするのを楽しみに来院する方もいるので(笑)、治療以外の部分でのコミュニケーションは大切にしています。もちろん、治療内容の説明や技術なども、丁寧にご説明・ご提案させていただきますし、治療の合間の声がけや気配りなど、きめ細かな対応を心がけています。

定期的なメンテナンスの重要性を伝えたい

最近、力を入れていることはどのようなことですか?

「フレイル」という言葉をご存じでしょうか? 高齢になり、だんだん体力や体の機能が衰えていく状態を指す言葉ですが、最近ではお口のフレイルを意味する「オーラルフレイル」という言葉も出てきています。高齢になって口腔ケアを怠っていると、全身の健康にも悪影響を及ぼしかねません。実際に、糖尿病と歯周病は関連性があるとわかってきていますので、定期的なメンテナンスを続けることで、高齢になっても自分の歯でなんでも噛めるようになっていただきたいと思っています。診療の際にも、患者さんが歯の健康に関心を持てるような情報をお話しさせていただいています。その点、当院の患者さんの多くはメンテナンスの重要性をご理解くださっています。80歳、90歳になっても、こまめに通ってくださる方は、自分の歯がほとんど残っている方が多いんですよ。素晴らしいことです。

歯周病の治療にも力を入れていらっしゃいますね。

歯周病の方は多いですからね。ご自身では大丈夫だろうと思っていても、診させていただくと初期の歯周病であることは少なくありません。歯周病は初期の段階ではほとんど気づきませんし「歯茎から血が出る」などの症状が目立ち始めた頃にはかなりひどくなっています。痛いときだけでなく、定期的に歯科医院に通う習慣があれば、早い段階でチェックできるんですが……。また、最近の傾向として、20代、30代の若い人でもかかるケースが増えています。たいていはブラッシングをちゃんとしていなかったり、やっているつもりで全然磨けていなかったりすることが多いですね。当院では患者さんに対して「歯磨きちゃんとできてる?」から始まり、歯科衛生士が、患者さん一人ひとりに合った正しい磨き方を指導しています。デンタルフロスや糸式ようじなど補助器具の使い方も丁寧にお教えします。

入れ歯のご相談も多いそうですね。

当院では、特に難しいとされる総入れ歯もこれまで数多く手がけてきました。入れ歯は装着した際に痛みがなく、きちんと噛めることが重要ですが、歯がまったくない状態では普段どこで噛んでいるのかがつかめないため、噛み合わせをつくるのはとても難しいんです。しかしそのようなケースでも、顎の周辺をしっかり測定して、しっかり噛める入れ歯をお作りできるよう努めています。大学病院に勤務していた時は、主に根の治療を行っていましたが、開業医をしていると、自分の専門分野以外にも、本当にさまざまなケースに対応していく必要があります。新しい技術も含めて常に勉強し、提供できる選択肢を増やしていきたいですね。

患者の健康が一番のやりがい

診療をしていて、どんなところにやりがいや喜びを感じますか?

患者さんがご自身の口の中に関心を持ち、ご自宅でのブラッシングをしっかり続けてくださっていると、うれしくなりますね。口の中というのは自分では気づけない部分なので、ただ「歯磨きが大事」と言っても実感が湧かないこともあると思います。当院では、例えば口腔内カメラでお口の中を撮影し、患者さんに画像を見ていただきながら説明することもあります。自分の口の中を初めて見ることで驚かれる方もいらっしゃると思いますが、その結果、メンテナンスをしっかりするようになるかもしれません。ご自身でケアの重要性に目覚めて、通院回数を重ねるうちに、どんどんお口の状態が良くなっていただけたらうれしいですね。そのような変化が見られたら、僕たちもやりがいがあります。

プライベートではどのようなことを楽しまれていますか?

仕事ではずっと室内にいるので、休みの日は外に出かけるのが好きです。スポーツが好きで、学生時代はずっとバスケットボール部に所属していました。今は歯科医師会の野球チームの練習後に、みんなで一杯やるのが楽しみです。それから釣りも好きです。外房、東京湾、伊豆などいろいろなところに行きます。釣った魚をその場で調理することもあるんですよ。最近は、以前から興味があった大型二輪の免許を取りました。まだバイクを買っていないのですが、これからいろいろ出かけられたらいいなと思い、楽しみにしています。

今後の展望をお聞かせください。

開業医として地域に貢献することも大切だと考えているため、歯科医師会の活動にも参加しています。最近は、医師会、薬剤師会、歯科技工士会と連携し、災害時の対応を訓練するなどしています。また、虫歯予防デーなどのイベントを通じて、地域の皆さんの健康に役立つような情報を発信していけたらと思っています。診療の面では、今後は訪問診療のニーズがますます高まっていきそうです。当院でも、来院が難しくなった患者さんに対しては、できる限り対応したいと考えています。患者さんご自身に納得いただける治療を続けていけるよう、これからも努めてまいります。

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