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アルス小林整形外科 (目黒区/不動前駅)

小林 薫 院長の独自取材記事

不動前駅を背にして歩くこと5分、「アルス小林整形外科」が見えてくる。院内に足を踏み入れると、まずはアロマの香りが迎えてくれる。森林浴のようにリラックスできる香りだ。受付前の待合スペースは広々としていてくつろげる雰囲気。シンプルながら居心地の良さそうな空間だ。「当院では患者さんにできるだけ、リラックスして過ごしていただけるように気をつけています。待ち時間が長くなりそうなときには、だいたいの時間をお伝えして買い物や帰宅してもらうこともしばしばです」と話してくれたのは小林薫院長。長身でスラリとした小林院長は実に快活そうな雰囲気。「医院のあるこの場所で、患者さんとともに歳をとっていきたい」と語る小林院長に、地域のことや医院のことについてなど話を伺った。

なるべく待たせないように――。細やかな配慮が行き届いたクリニック

開院までの経緯を教えてください。

はい。1989年に日本医科大学を卒業したのち、同大学付属病院の整形外科に入局しました。外来診療の傍ら研究を重ね1995年に日本医科大学大学院卒業。医学博士を取得し、下館市民病院整形外科医長、日本医科大学第二病院整形外科医局長などを歴任いたしました。その後、ご縁があり目黒駅前の整形外科の院長を勤めさせていただき、基幹病院とは異なる市井の医療のきめ細やかさに開眼いたしました。そして、2006年に満を持して当院を開院したという流れです。

ひろびろとした院内ですね。

ええ、そうですね。もともとこのビルは、当院以外はオフィスが入居しており、当院の入っているこのフロアももともとはオフィスだったようです。そのため、床はカーペットですし内装もどことなくオフィス風でしょう。「医院らしくない」と言われることが多いのはそのためかもしれません。また、院内ではアロマの香りを焚いています。わずかな香りですから気づかない人もいますが。整形外科というのは、一日の患者来院数が多いので、必然的に待ち時間も生じてしまう。そんなときに、少しでもリラックスしていただければと思って導入しました。医院のスペースに対し、待合のスペースを広く取っているのもそのためです。

患者さんへの細やかな気遣いが感じられます。

たいしたことではありませんよ。私自身も具合が悪くなってほかの医院に行くことがあるのですが、待ち時間というのはたいへん苦痛なものです。具合が悪い時は尚更ですね。医師の立場では感じにくいことですが、自分が患者になってみて気づいたことのひとつであります。だからというわけではありませんが、私が診察中に次の患者さんの名前を呼ぶ場合は、マイクを使ったりスタッフに呼んでもらったりすることはありません。自分で立ち上がり扉を開けて患者さんに直接呼びかけます。効率が悪いと思う人もいるかもしれませんが、患者さんにとってはうれしいことではないかと思っています。待ち時間をゼロにすることはできない代わりに、こちらも精一杯の気遣いをしたいですね。

高齢者の治療は、必ずしも「完治」が目標にはならない

こちらはどんな患者さんが多いですか。

整形外科領域にまつわるあらゆる疾患の方が見えますが、年齢層でいえばやはり60代以上の高齢者の方が多いですね。というのもこの辺りは、昔ながらの住宅街が多く、以前から住んでいる方が多いんです。だから緩やかに高齢化しているエリアなんですね。もちろん新しいマンションが建設されるなどして、新規流入してくるファミリーも多くいらっしゃいます。また学校も多いので、お子さんもいらっしゃいますね。主訴を言うと、高齢の方は、腰や膝、股関節の疾患、骨粗しょう症などで来られることが多いです。若い方は骨折や捻挫などの外傷が多いですね。

治療の際に心がけていることを教えてください。

もちろん、「治すこと」が目的ではありますが、特に高齢者の疾患の場合は若い方の疾患のように完治することが難しいことが多いのです。その最たるものの1つが、骨粗しょう症です。骨粗しょう症はほとんど女性に生じるのですが、定期的に通ってもらい治療を受けていただいても、骨密度がなかなか改善しなかったり、数値が横ばいであることも多いんですね。とはいえ、骨密度は放置すればどんどん低下するものですから、「治療を頑張って続けたから、これ以上下がっていないんですよ」など伝えて、患者さんのモチベーションを下げないように努めています。「どうせ治らない」と諦めてしまって、通わなくなってしまったら、どんどん悪化してしまいますから。

患者さんの治療へのモチベーションをあげる工夫をされているのですね。

高齢者の骨粗しょう症からくる整形外科的疾患の治療を行う場合、1つに、「どこにゴールを設定するか」というものがあります。最初から、「完治」をめざしてしまうと患者さんにとっても辛くなる場合が多いのです。とはいえ、「治らない」と言ってしまうのも誤りです。やはり現実的には、うまく付き合っていくのが一番なんですね。そのためには、最初の治療の時点で治療のゴールについてしっかりと話し合う必要があります。「ちゃんと通っていればこれ以上悪化しない」とか、「治療を続けていれば、日常生活を過ごしやすくできますよ」と伝え、治療を中断しないように、理解を促すよう務めています。

スポーツで故障した自己の経験を患者に話すことも

先生がドクターをめざされた理由は?

もともと私は、理系科目が得意な学生でした。高校でも理系に進んだのですが、どういうわけか理系の中でも物理が苦手で、生物が得意な学生だったんです。あまり典型的な理系学生ではありませんでした。そこで、進路を決めるときになって、理系でありながら生物系の学問ができるのはどこだろうと考えたんです。答えは医学部しかありませんでした。整形外科を選んだのは、自分に向いていると思ったから。筋や骨、腱などの構造というのは、非常に明確でわかりやすいのに、それでいて複雑な機能があります。面白いですよね。手術など、結果がわかりやすいことも向いていると感じた要因です。今となってはこの道を選んでよかったと感じていますね。

スポーツもお好きだそうですね。

ええ。学生時代は、短距離走などの陸上競技、ラグビーなどのスポーツに精を出しました。そのおかげでけがをすることも多々ありました。今でも右手の可動域が一部損なわれています。けがをした経験があるからこそ、患者さんの気持ちがわかる部分がありますね。時には、自分の右手と左手を比べて見せてみて、「ほら、私は右手のここが曲がりにくいけど、日常生活で支障はないんだよ」と説明することも。私は元日本体育協会公認スポーツドクターでもあり、スポーツ医学には強い関心があります。整形外科医としてスポーツをしている方のお役に立てるのはうれしいことですね。

最後に読者にメッセージをお願いします。

高齢化する社会に伴い、整形外科領域でカバーできる分野はどんどん広がっています。若いうちはあまり気にならないかもしれませんが、歳をとってからも自分の足で立ち、自分の手を使って生活ができることは何物にも代えがたい喜びです。そのためには、若いうちから自分の健康に対し気を使っている必要があります。ちょっとした腰痛や肩こりなどがあっても、忙しいからといって後回しにしてしまう人は少なくありません。その気持ちは十分わかるのですが、その積み重ねが将来の健康に大きく影響を与えてしまうことにもなりかねません。また、早く治療を行うことで早く回復することもできます。当院ではそのような方に対してもお役に立てればと考えています。どんなことでも気軽にご相談いただければと思います。

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