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ヒロ整形クリニック (長久手市/長久手古戦場駅)

勝野 浩 院長の独自取材記事

長久手古戦場駅から徒歩5分ほどの場所にある「ヒロ整形クリニック」。各種機器を備えるリハビリテーション室なども設置された院内には、白を基調とした明るく開放的な空間が広がっている。ハーバード大学への留学経験を持つ勝野浩院長は、スポーツ医学にも造詣が深い経験豊富なドクターだ。「パーツパーツを診るのではなく、人全体を診ること」が院長のモットー。そのために患者の話をしっかり聞き、時間をかけて的確な診断を下すよう努めている。また新型コロナウイルス感染症が流行する中、受診を控える患者がいることを危惧。患者に安心して来院してもらうため、スタッフ一丸となって感染症対策に細心の注意を払う。明るい笑顔が印象的な勝野院長に、医師をめざした経緯や診療の際の心がけ、今後の展望を聞いた。

見える形で治療結果が現れることが、整形外科の魅力

医師をめざした経緯や整形外科を選んだ理由をお聞かせください。

小学校の卒業文集に「将来の夢は医者」と書いていましたので、その頃から漠然と医師をめざしていたのだと思います。整形外科を選んだ理由は、治療結果が形になり、患者さんの笑顔を見られると考えたから。結果が目に見えるところに魅力を感じたのです。浜松医科大学を卒業後、研修医としての勤務を経て大学院に。浜松医科大学の整形外科教室では代々ハーバード大学の研究室に留学生を送り出していたことから、ハーバード大学への留学の機会も与えられ、骨代謝の研究に従事しました。骨は壊されては作られるという代謝を繰り返していますが、そのメカニズムはいまだにわかっていないことが多いですね。

骨代謝というと、骨粗しょう症とも深く関わっているのでは?

そうですね。私が留学したのは、1990年代初頭。当時骨粗しょう症という病気はあまり認知されておらず、年齢とともに骨が弱くなるのは単なる老化現象というイメージが一般的でした。しかし、浜松医科大学の整形外科教室の先生方をはじめ、骨代謝を専門に研究していた医師たちはそうは思っていませんでしたね。今では骨粗しょう症について広く知られるようになったため、心配して自ら来院されるご高齢の患者さんもいらっしゃいます。若い頃から注意を払えば、将来的に骨量が減るのを防ぐことも可能だと私は考えています。また、治療法もかなり進歩しましたので、骨量が少なくなったとしても薬で治療できるようになりました。

スポーツ整形の分野に力を入れるようになった経緯も教えていただけますか?

当時、浜松医科大学やその関連病院にはスポーツ医学を専門とする医師がいませんでした。それで、その後勤務した井戸田整形外科や、非常勤医師として週1回通っていた公益財団法人スポーツ医・科学研究所で、本格的にスポーツ医学について学ばせていただきました。私自身スポーツをよくするわけではないのですが、やはり結果が目に見える形で出るところに魅力を感じて、スポーツ整形の診療にも力を入れるようになりました。

触診が欠かせない科だからこそ、感染症対策を徹底

患者さんと向き合う際、どんなことを大切にされていますか?

大学の医局にいた頃、教授から「病気を診ずして人を診よ」と教わりました。私たち整形外科の医師は、「膝が痛い」「腰が痛い」と言われると、どうしても「膝だけ」「腰だけ」を診がちですが、パーツパーツを診るのではなく、人全体を診ることが大切。例えば、患者さんが診察室に入ってくる際には、歩き方をよく観察するようにしています。診察の前にまずはそういうところをよく見るのです。また、着ている服装から職業を推測することもできますね。着ているユニフォームで何のスポーツかわかるのと同じです。「どんな職業やスポーツをしているか」がわかれば、「どんなところが痛みやすいか」もある程度推測できます。診察室に患者さんが入っていらっしゃるところから、既に診察は始まっているのです。

診察中に心がけていることは?

痛みの表現というのは難しいもので、「肩が痛い」と訴えられていても実は首が痛んでいることや、「腰が痛い」と言われても実際には股関節の痛みだったりすることもあります。ですから、しっかり患者さんを診て、お話を伺うことが大切。「いつ・どこで・どんな状況でこんな症状になったのか」をしっかりとお聞きして、診断に役立てます。また、「動かすと痛いのか」「じっとしていても痛いのか」「息をすると痛いのか」などを伺うとともに、触って確認します。動かすと痛い場合、「どのくらい動かすと痛むか」「どこまで動くか」なども診ます。「押すと痛いか」「触ると痛いか」「膝に水がたまっていないか」といったことは触らないとわかりません。患者さんが痛がられることもありますが、正しい診断を行うために少し我慢していただくこともありますね。

感染症対策にも気を配っていらっしゃるようですね。

整形外科の場合、先ほども申し上げたとおり正確な診断を行うために触診は欠かせませんので、感染症対策には細心の注意を払うよう努めています。私たちはもちろん、患者さんにも、手洗いやアルコール消毒、マスクの着用をお願いしていますし、来院時の検温も実施しています。また、待合室に空気清浄機を備えるとともに、診察室では患者さんとの間に透明のついたてを設置。リハビリ室でも、患者さんが使用するごとにリハビリ機器のアルコール消毒を徹底するよう心がけています。さらに、当院では高齢者施設への訪問診療も行っていますので、スタッフ全員の体調管理も徹底。毎日体温測定を行うとともに、互いに声をかけ合い、体調が悪ければすぐに報告してもらうようにしています。

オンライン診療も実施。痛みを我慢せず早めの受診を

新型コロナウイルス感染症が流行する中、患者さんの主訴に変化はありますか?

外出を控えて家で過ごす時間が増えたことに伴い、「体を動かさなくなって腰が痛くなった」「少し体重が増えて膝が痛くなった」といった症状を訴える方が増えているように感じます。感染症への不安からリハビリを休まれる患者さんや、在宅勤務で以前より体を動かさなくなって不調を訴える若い方もいらっしゃいますね。健康を保つために、適度な運動は大切。また外出自粛で日光を浴びる機会が減ると、骨も弱くなりますので、意識して日光を浴びることも大切です。家の中でも意識して運動すれば良いのですが、一人でモチベーションを保つことは難しいですよね。当院では、薬を処方して痛みの緩和をめざすとともに、ストレッチなどご自宅でできる運動法も指導させていただいています。ぜひ一度相談にいらしてください。

今後の展望についてもお聞かせください。

現在、厚生労働省もビデオ通話などによるオンライン診療の普及を推進しています。当院では、新型コロナウイルス感染症が流行する前からオンライン診療を行っていたのですが、今後さらに積極的に取り組んでいきたいと思っています。整形外科では実際に診たり触ったりしないと正しく診断できないことも多いのですが、診療内容によっては非対面でも診療可能です。ビデオ通話で話をお伺いして、薬または処方箋をご登録いただいた住所に郵送させていただきます。また当院では、オンラインでの医療相談も実施しており、他院にかかられている方でもセカンドオピニオンでご利用いただくことも可能です。オンラインなら気軽に相談しやすいと思いますし、直接医師と言葉を交わせるので、患者さんにとってもメリットが大きいのではないでしょうか。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

コロナ禍にあって、運動不足になっている方が増えているように思います。健康を保つためにも、ご自宅でできるトレーニングやストレッチなどを行っていただきたいですね。その点、当院では理学療法士による運動指導を実施しています。お一人お一人の状況に応じてご自宅でできる運動法の指導も行っています。感染症の影響で不安もおありだと思いますが、感染症対策を徹底していますのでどうぞ安心していらしてください。また、痛みなどの症状でお悩みなら、我慢しないでいただきたいですね。腰痛や肩こりの影に、重大な疾患が潜んでいる可能性もあります。痛みの原因を放置して、病態が悪化する前に整形外科を受診していただければ幸いです。皆さんの抱える痛みをできる限り早く軽減し、普通の生活を送れるようお支えしたいと考えておりますので、ぜひ一度ご相談ください。

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  • リハビリ助手(正職員) の求人募集情報 ヒロ整形クリニック

    月、火、木、金は8:30-12:00、16:00-19:00の2部制です。水曜日は8:30-12:00のみ、土曜日は8:30-13:00のみです。午前のみ,午後のみでも可能です。 扶養の範囲内での勤務も可能です。

    職種(雇用形態) リハビリ助手(正職員)
    給与 月給 15万円 〜
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