菊地歯科医院

菊地 宏之 院長の独自取材記事

菊地歯科医院

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2019/08/28

119499

待合室に飾られたポスターの絵を指差し、「この作品の選出にも携わったんですよ」と笑顔で話すのは、大宮駅から車で10分ほど走った場所にある「菊地歯科医院」の菊地宏之院長。その笑顔からは想像がつかないが、自称、「おっかない歯科医師」である。その理由は、菊地院長が患者さんには口うるさく言い、スタッフには怒るからだそうで、「そんな僕のことをわかっている人に来てほしい」と話す。その言葉には、患者との間に誤解を生まず、常に真摯に向き合っていきたいという思いが込められているようだ。そんな思いや勉強している構造医学、1983年の開業当時のことについて、菊地院長にたっぷりと聞いた。
(取材日2016年8月3日)

33年間、地域に根付いた「おっかない歯科医師」

歴史がある歯科医院だそうですね。

1

開業からもう33年が経ちました。僕は埼玉県蕨市に生まれ、幼稚園の頃はこの近所に住んでいました。現在もある、近所のひばり幼稚園に通っていたんですよ。その後は長野や栃木に引っ越しましたが、最終的には再び大宮に戻ってきました。この場所には父が長年住んでいたんですよ。僕が戻ってきたのは1983年の開業がきっかけ。城西歯科大学を卒業して3年間の勤務医を経て、この場所で開業しました。そして父が亡くなったことを機に、建物を新築しました。それが2013年のことです。内装も大部分を新しくしましたね。カルテを並べる棚などはすべて、新たに自分で取り付けたんですよ。ぴったりのサイズでしょう。一方で、残したものもあります。待合室のソファーだけは33年間使っているものですね。ほとんど汚れも目立たないから捨てるのはもったいないと思い、使い続けています。古びた感じがしないでしょう。

33年が経ち、患者層に変化はありますか?

開業した時はまだ27歳でしたから不安もありましたけど、当時は歯科医師が少ない時代でしたから、本当に忙しかったですよ。1日に80人の患者さんを診ることもあったな。その頃からすると患者さんの数はだいぶ減りましたが、ずっと通い続けてくださる方もいらっしゃいますね。高齢になった人もいれば、赤ちゃんだったのに大人になった患者さんもいます。もちろん、この間に亡くなった患者さんもたくさんいますけれどもね。僕を昔から知っている患者さんは僕がうるさい歯科医師だということを知っていて、そういう人が今も通い続けてくれていますね。高齢の患者さんが圧倒的に多いです。治療内容は、入れ歯か歯のクリーニングか。クリーニングなどのメンテナンスは専用のユニット台で受けていただくことができます。お子さんはフッ素塗布や検診で来られますね。

「うるさい歯科医師」とはどういうことですか?

2

僕はよく怒るんですよ。昔は患者さんにも怒りましたから、今も「おっかない医師」と思われていますよ(笑)。例えばどんなことで怒るかというと、患者さんが遅刻した時などですね。遅れてスタートすると治療が終わる時間も遅くなりますから。今はだいぶ丸くなりましたが、歯科衛生士や助手には患者さんへの接し方を見て怒ることもありますね。バキュームをいきなり口の中に入れたら、患者さんはびっくりするでしょう。口を引っ張るときも、がっと横に強く引いたら患者さんは驚く。患者さんに声までかけなくても、患者さんを驚かせない口の触り方というのがありますから、きちんと身に付けてほしいと思っています。だから叱るんです。それでも、長いスタッフは10年以上、短い人でも4年近く勤務してくれています。当院は歯科衛生士の研修機関なのですが、研修後にそのまま就職してくれた人もいます。その彼女は当時も今も怒られてばっかりですがね(笑)。

歩き方や癖を見て、患者の悩みの原因を探る

院長も、厳しく叱られる中で育ったのですか?

3

しょっちゅうおやじに怒鳴られましたよ。顔を見るのも怖かったな。また、家だけでなく高校でも怒られる環境にありましたね。出身校は今もスポーツに力を入れている日本大学第三高等学校で、そこではバレーボール部に所属していました。そこでも常に厳しく叱られました。おかげで今もスポーツに励む体力を養えたと思っていますよ。ちなみに現在は、テニスやボウリング、フットサルなどです。昼休みにもするほど、スポーツは大好きなんです(笑)。いつも頭の中にはスポーツのことがありますね。「どうやったらボーリングの球をうまく投げることができるか」などを常に考えています。さらに自分でプレーするだけでなく、テニススクールのコーチもやっていて、歯科医師仲間にも教えています。コーチの時も、もちろん怖いですよ(笑)。

どうやったらうまく投げることができるんですか?

口で説明するのは難しいな。試行錯誤しながら上達法を見出していくのがおもしろいんですよ。それは、入れ歯やマウスガードの治療でも同じですね。あれこれ悩みながら、患者さんの口にぴったり合うものを作っています。その結果、「うまく噛めない」「痛い」「外れる」と悩んでいた患者さんが喜んでくれると、うれしいですね。

長年、歯科医師の仕事に携わってきた院長ですが、歯科医師に大事な力は何だと思いますか?

4

頭の良さではないですよね。歯科医師は、石膏を削って歯の形にして詰め物を作ってという作業だけがうまくできればいいのではありません。患者さんが何を求めているか、何を欲しているかを理解できることが、歯科医師には求められていると思っています。歯科医師が理解してあげないと、患者さんはいらいらしてしまうでしょう。「ここに穴が開いているから痛いんです」などと分析できる患者さんは少なく、原因を見極めることが歯科医師の仕事。だから僕は、診察台に座るまでの歩き方、座ってからの癖など、患者さんの全体を観察しています。すると患者さんが本当に求めるものを見極めることができるのです。

近年はスポーツデンティストの資格も取得

歩き方で原因がわかるのですか?

5

年に数回、熊本に行って「構造医学」というものを学んでいます。医療では、「検査した結果、ここが悪いからこの治療をしよう」とマニュアルに基づいて診断・治療することが多いでしょう。でも、なぜその部分が悪くなったのかに関する根本的な原因を考え、そうならないような対策を打つことが大切です。その上で役立つのが「構造医学」です。これは柔道整復師なども学ぶものなんですよ。「構造医学」を通して、肘をつく、足を組む、悪い姿勢で歩くといった生活習慣が口腔に影響を及ぼすことも学びました。患者さんへのアドバイスも、少しはします。でも、僕はしゃべるのが苦手ですから患者さんに直接アドバイスをすることは少なく、スタッフにしてもらうことが多いですね。僕は治療を専門にしています。

スポーツ関連の資格もお持ちのようですね。

2020年の東京五輪に向けて日本体育協会が定めたスポーツデンティストの資格を所持しています。募集をしていたのは3年前で、2年間の講習を受けて取得しました。アスリートはどういった病気になりやすいか、どのように緊急処置を行えばいいかを学ぶことができました。アスリートがケガをするに至るプロセスを知ることができたのは、興味深かったですね。

最後に、地域の方へのメッセージをお願いします。

6

昔に比べると虫歯になる人は減りましたが、歯周病になる人は増えています。ですから歯科でクリーニングをすることは大切です。そのために当院では専用の診療台を用意するなど、日頃の歯のケアに力を入れています。また、お子さんの歯を守るのは親の責任です。中学生になるまでは、親が手をかけてあげてください。当院でもお子さんを診ることはありますので、何かあればご相談ください。泣いても治療はしますよ。泣いているほうが大きな口を開けてくれるからやりやすいかな(笑)。患者さんから「おっかない歯科医師」と思われていますし、しゃべることも得意ではない僕ですが、3人のスタッフとも協力し、患者さんにきちんと説明しながら安心していただける医療をこれからも届けていきたいと思っています。

標榜の診療科目を同じ行政区・駅で探す



Access
ランディングページ

あなたにおすすめの求人

西国分寺ひきの歯科医院
職種情報歯科助手月給19万5000円
位置情報国分寺市/西国分寺駅
on

Access

あおぞらクリニック新宿院
職種情報看護師月給30万円
位置情報新宿区/新宿駅
on

Access

オーデンタルケアクリニック
職種情報歯科衛生士月給23万円
位置情報江東区/亀戸駅
on

Access

山手歯科クリニック
職種情報歯科医師月給30万円
位置情報品川区/大井町駅
on

Access

義澤皮膚科内科クリニック
職種情報看護師時給2000円
位置情報八王子市/京王片倉駅
on

Access

西日暮里駅前デンタルクリニック
職種情報歯科衛生士月給25万円
位置情報荒川区/西日暮里駅
on

Access

みなみ野レディースクリニック
職種情報准看護師時給1800円
位置情報八王子市/八王子みなみ野駅
on

Access

新井歯科
職種情報歯科衛生士月給23万円
位置情報江戸川区/小岩駅
on

Access