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奥村歯科医院 (名古屋市中村区/本陣駅)

奥村 剛史 院長の独自取材記事

診療台に座ると目の前に広がる美しい季節の花々、若々しい緑。中庭に広がる色鮮やかな自然の空間が患者の目に優しい「奥村歯科医院」。中村区本陣駅から歩いて2分、住宅街の一角にある同院は、子どもから高齢者まで地域住民を中心に、日々多くの患者が訪れている。奥村剛史院長は、1994年に先代である父から院長を継承した。現在は治療の傍ら、生まれ育ったこの地域において、歯科医師会の活動にも参加している。他にも、もともと通っていた患者が何らかの事情で通院できなくなった人のために、在宅歯科診療を可能な範囲で行っている。子どもから高齢者まで、多くの患者から慕われ、支持されている奥村先生の治療への考え方を聞いた。

悪くなった原因を調べ、説明を丁寧に行う

来院される患者さんの年齢層や疾患の特徴などについて教えてください。

地域的なことを言うと、ここ中村区は名古屋市内でも高齢化率が高い地域ですので、患者さんも高齢の方が多い印象です。ただ、以前から小児歯科も診療していますので、子どもから高齢者まで幅広い年齢の患者さんの診療にあたっています。訪れる患者さんも、近隣住民をはじめ、遠方からもいらっしゃっています。名古屋駅からのアクセスも悪くないところが、遠方からの利用も多い理由だと思います。

先生が得意としている治療内容を教えてください。

当院では診療内容にこだわらずに幅広くご相談いただけますが、中でも私の得意とするところは歯周病治療ですね。また、こだわっていることとして必ず診療の際に咬合検査、いわゆる「噛み合わせ」を必ず確認するようにしています。「噛み合わせ」という診療アプローチも、どの視点で見て、どう解釈するかで、治療提案も随分と違ってきます。私が噛み合わせを見る際に大切にしている視点は、「なぜ、この噛み合わせになったのか」を、そのもととなった原因を探ることです。患者さんそれぞれが持つ問題は、必ずそれに至る「原因」があります。そこを問診や噛み合わせの確認など、さまざまな方法で見つけだし、悪くなった原因を取り除けるよう対応する、これを日々行っています。

悪くなった原因を「説明」することに時間をかけているそうですね。

はい、悪くなった原因、あるいは要因を突き止め、取り除く。一見単純に聞こえますが、その過程でどのように治療方針をお伝えし、決めていくか、患者さんの口腔ケアに対する意識の変化で、その人のお口の状態はずいぶんと変わってきます。悪くなった部分の原因を突き止めずに、その場で治療だけ施しても、また同じところが悪くなることもあります。だからこそ私は、まず悪くなった原因を徹底的に調べ、その結果を患者さんが理解しやすいよう説明し、解決方法である治療の選択肢を患者さんに提案します。治療方法は保険治療から自由診療まで複数あることが多く、患者さんが決める際にできるだけ迷わずに決めてもらえるように、それぞれの治療方法についてのメリットやデメリットをしっかりとお伝えした上で、どの治療方法にするかを一緒に決めています。そのためには、わかりやすく、確かな知識に基づいた説明が欠かせません。

痛みをできるだけ軽減するための工夫を

患者さんとの対話やコミュニケーション面で心がけていることを教えてください。

歯科医師として患者さんとお話しする際は、安易な説明はしないようにしていますね。例を挙げると、例えば、「これ治りますよ」などと軽々しく発言し、後々誤解を招くようなことはしません。患者さんのお口の中、もっというと歯を支えている顎の骨、歯茎の状態、歯そのものにひび割れなどがないかなど、チェックすべき項目はたくさんありますが、すべての検査をすべての患者さんが一律に受けているわけではありません。患者さんとお話しする際はしっかりとその患者さんの状態から、考えられるリスクについても必ず伝えるようにしています。中には治りにくい、あるいは治らない状態もありますし、周りの歯などの保全を考えると、歯を残すことにこだわりすぎず、抜歯したほうが良いと思われるケースもあります。だからこそ私は丁寧に説明を重ね、患者さんに理解を深めてもらえるように努めています。

痛みを感じにくく工夫した治療にも力をいれていらっしゃるのだとか。

私自身の考え方ですが、歯科治療において無痛治療というのは本来ありえないと思っています。大切なのは、できるだけその痛みを抑えるということで、そこに歯科医師としての力量が問われます。笑気吸入鎮静法という方法もその一つですが、おそらく歯科治療での痛みとは麻酔を打つ際に感じることがほとんどでしょう。当院では、麻酔を打つ際に使う針はとても細いものを使い、痛みを軽減するようにしています。また、麻酔を打つ際にも患者さんの針に対する恐怖や集中をそぐことにも配慮しています。人間の感覚とは面白いもので、注射が目の前にあり、肌に針が入っていくところを目にすると痛みの感じ方が強く、逆のことをすれば痛みが少なくなるといわれています。

院内や中庭の花がきれいですね。これも患者さんの心の緊張を和らげるのでは?

中庭や院内の花々は、家内が飾りつけをしていますが、女性はもちろん、男性の患者さんにもとても好評です。やはり「美しいもの」というのは人の気分を和らげ、リラックスさせる効果があります。そういった意味で、治療台に座って中庭の草木を目にしていただくことで、ほんの少しでも患者さんの緊張感が和らぐといいですね。数ある歯科医院の中で、治療以外の面で当院の特徴的なところは、この美しい中庭です。

「来て良かった」と思ってもらえるように

どのような歯科医院でありたいと思われていますか?

やはり患者さんが、うちに来て「良かった」と感じてもらえるような歯科医院でありたいですね。そう感じてもらえるように、症状の原因へのアプローチから丁寧な説明、中庭の美しい花など、歯科医院としての姿勢を常に細かく自己評価するようにしています。前提として、歯科治療を楽しみにして来る人はいない、という事実を忘れず、少しでも患者さんにとってうれしいことをする必要があると思います。うれしい、とは「悪いところを治す」ということではありません。むしろそれは「当たり前」で、歯科医師としてはそれを重々承知した上で、日々、患者さんに信頼されるように努めています。歯科医師と患者という関係以前に、歯科治療は人と人が関わるものですから。

日々診療でお忙しいことと思いますが、先生のリフレッシュ方法、健康の秘訣は何ですか。

釣りに行くことが好きですね。ゴルフも一年に数回ですが行っています。休診日も歯科医師会の役割などもあるため、なかなかまとまった時間が取れていないのですが、子どもたちも上の子が高校に入り、手もかからなくなってきたので、もう少し体を動かしていけたらなと思っています。また、上の子も歯科医師の仕事に興味を持ってくれていまして、決して強制をすることなく、めざすならサポートするよ、というスタンスで見守っています。自分がやりたいことを見つけて、それに向かって頑張ってほしいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

歯科医師として、これからも普遍的に求められるものは「知識」です。一人の患者さんに対して、歯科治療を施す際には、その人にも歯科医師にも何かしら少なからずリスクがあります。もちろんリスクを恐れて消極的な治療をするということではなく、リスクに対して正しく恐れ、適切な処置を行っていくことが大切で、そのためには、「知識」とそれに裏づけられた「治療技術」が必要です。知識については、私はもちろんのこと、日々患者さんご自身がお口の健康管理を行うわけですので、歯科医師としてできる限り正しい知識をお伝えするようにしています。小学生の子どもにもちゃんと説明をします。歯科医師会の活動の一つとして、小学校の校医も務めさせてもらっていますが、子どもだから伝えてもわからない、としてしまうのではなく、正しい知識をちゃんと伝えていくことこそが大切だと思っています。

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