手術前後の手厚いサポートで
不安のないインプラント治療をめざす
医療法人明貴会 山口歯科医院
(京都市上京区/神宮丸太町駅)
最終更新日:2022/08/08


- 自由診療
失った歯の治療として、入れ歯やブリッジと並んでポピュラーとなってきたインプラント治療。噛むためにインプラント治療は有用だが、手術を伴うため、費用や治療期間、体への負担、クリニック選びなど、さまざまな不安や疑問を抱えてしまうもの。「山口歯科医院」は、インプラント治療のエキスパートとして知られ、遠方からも多くの患者が訪れるクリニック。インプラント治療に関する専門的な知識・資格をもったスタッフが多数在籍し、高度な設備を持ち、患者が不安なく治療を受けられるように体制を整えている。そんな同院が行っているインプラント治療の流れやサポートの内容などを、理事長の山口貴史先生に具体的に解説してもらった。
(取材日2020年2月17日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qこちらではインプラント治療に精通したスタッフがいるとか。
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A
当院ではインプラント治療やそのサポートに詳しいスタッフが在籍しており、初診での相談から治療後のメンテナンス期間まで、さまざまな形で患者さまをサポートしています。費用や治療期間、術後の注意点などはもちろん、患者さまの思いや生活背景との関わりなど、実際の治療以外のすべてに関して相談役となる、いわば患者さまとクリニックのパイプ役のような存在です。インプラントに関して専門的な勉強を重ねていますので、治療内容に関する質問ももちろん可能です。歯科医師の説明が一度では理解できなかったような場合など、ちょっとした疑問にも患者さまの立場で対応できますので、どんなことでも気軽にご相談ください。
- Q手術に恐怖感を抱いている患者にはどのように対応していますか?
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A
まずは患者さまの不安や恐怖を取り除くことが大切だと考えます。そのためには治療のメリットもデメリットもすべて正直にお伝えし、どのようなリスクがあるか、どうやってフォローしていくか、客観的な資料にもとづいた説明をしながら信頼関係を築くところからスタートします。それだけでも疑心暗鬼のような気分から解放され、不安はずいぶんと和らぐでしょう。手術は、静脈内鎮静と局所麻酔で行います。うとうとと眠っているような状態で手術を受けることが可能です。ご高齢や体に持病をお持ちの方の場合は安全のため、必ず歯科麻酔を専門とする先生を呼んで全身管理をしてもらいながら行っています。
- Q治療後のケアはどのように行えばいいですか?
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A
人工歯が入った後も、毎日のお手入れは非常に重要です。もしインプラント周囲炎という慢性炎症が発生すれば周囲の骨が溶け、最後にはインプラントが脱落してしまいます。それを起こさないように常にきれいにして、炎症を起こしても早めに処置することが大切ですね。当院ではインプラントに精通する歯科衛生士が普段のケア方法を指導していますが、患者さま自身ではできないこともありますので、3ヵ月に1回はプロによるケアを受けていただいています。インプラントに限らず、自分の歯を一生使うためにメンテナンスは絶対に欠かせません。正しいケアで口腔内を正常に保ち、いつまでも健康な生活を送ってください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1まずは大まかなチェックとカウンセリングから
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最初に問診やエックス線撮影などによって口の中や骨の状態などを調べ、インプラント治療が可能かどうかの確認からスタート。健康状態に問題がある場合やアレルギー、服用薬などがあれば、この時に必ず伝えること。治療に関する説明はインプラント治療専門の歯科医師が行い、その後はインプラントに詳しいスタッフに引き継がれ、より細かな部分に関する相談が可能。もし疑問点や不安があれば、納得するまで質問することが大切だ。
- 2精密な検査でデータを収集し健康状態をチェック
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治療の方向が固まれば、各種検査によるデータ採取へ。模型を使った噛み合わせの確認やパノラマエックス線撮影、歯科用CTスキャンなどが精密かつ慎重に行われる。検査時間は、およそ1時間程度。インプラント治療は手術を伴うため、とにかく安全が第一。全身の健康状態を確認するための血液検査も必ず行われる。もし持病などがある場合は、その担当医師と情報を共有し、安全性のチェックなどを行う場合もあるという。
- 3治療計画の説明を聞いて最終確認へ
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採取したデータをもとに、コンピューター上で上部構造(歯に該当する部分)をシミュレーション。手術法や使用する材料、日程などを含めた具体的な治療計画が歯科医師から提案され、スタッフからも詳しい説明を受ける。治療の内容や細かいスケジュール、費用に関することなど、気になることがあればしっかりと相談して確認しておくこと。準備がすべて整えば、いよいよ手術の日を待つことになる。
- 4手術時間は短いが全行程には数ヵ月の治療期間が必要
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手術はインプラントを骨に埋め込む一次手術と、人工歯の土台をつくる二次手術があり、一次手術の所要時間は20分〜2時間程度。条件により両方同時に行うことも。手術は静脈内鎮静と局所麻酔で行い、半分眠ったような状態で怖さと痛みを取り除く。術後腫れや痛みを最小限にする手術法で行う。術後は型採りを2回行い、噛み合わせや顎関節の動きなどを確認。計3〜7回程度の通院処置を経て、歯にあたる上部構造の取りつけを行う。
- 5治療後の継続的なメンテナンスが必要不可欠
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インプラントを口腔内で長く機能させるためには、適切な口腔内のケアが絶対に欠かせない。患者自身が毎日行うホームケアと、クリニックに定期的に通院して受けるオフィスケアがあり、その2つがうまく機能して初めて健康的な口腔内が保てるという。オフィスケアは3ヵ月に1回程度が目安。また、周囲の骨を溶かすインプラント周囲炎は歯周病よりも進行が早いとされており、万一発生したらできるだけすぐに処置を受ける必要がある。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/1本 49万5千円~