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福田 克彦 副院長の独自取材記事

福田内科クリニック

(松江市/乃木駅)

最終更新日:2022/05/24

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松江市上乃木の住宅街にある「福田内科クリニック」。県道沿いに立地し、米子空港や出雲空港から車で30分 、国道9号や山陰自動車道にも近いため、県内外からのアクセスに便利だ。クリニックの外観は白を基調にしたスタイリッシュな雰囲気で、中に入ると木を使った内装にぬくもりを感じる。副院長であり医学博士の福田克彦先生は、「診療科の垣根を越えても患者さんの病気を治したい」という熱い想いのあるドクター。一人ひとりの病気の原因を丁寧かつ深く掘り下げ、病の根本からの改善をめざす。「どんな患者さんも断わらず即治療」がモットーの福田克彦先生に、医師をめざしたきっかけや診療方針など、たっぷり聞いた。

(取材日2021年9月16日)

一つの診療科に捉われず、あらゆる面から病を治したい

医師をめざしたきっかけや大学で学ばれたことなどについてお聞かせください。

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子どもの頃から人を手当てしたり、癒し治したりすることに興味があり、小学生から小説を皮切りに栄養・健康関連の本を読破していました。中学生になると、心理学や精神医学にも興味を広げ、催眠や潜在意識、カウセリングやコーチング、哲学や倫理学、宗教や地政学なども幅広く学んだ、その想いのまま医師になりました。大学医局に所属していた頃は呼吸器内科やアレルギー、腫瘍や感染症、膠原病や内分泌などの基礎を研究し、精神分析や認知行動療法・催眠療法などの精神医学の臨床は、大学院の博士課程以降に、勉強会・研究会等でご指導いただいた恩師たちから学びました。

なぜ大学で呼吸器内科を学ぼうと思われたのですか?

私も学生時代に小児喘息だったことや、呼吸器内科部長をしていた関連病院では数多くのCOPD(慢性閉塞性肺疾患)患者や肺がん患者に関わっていたこともきっかけでした。また、住環境や腸内環境など体内外の環境問題を扱う環境医学という分野を専門にしていたことも理由の一つです。体外環境とは、産業廃棄物や農薬などの有機化合物による大気汚染や水質汚濁、土壌汚染から、住宅建材による化学物質汚染や電磁波障害に加え、トラウマやストレスによる内分泌や自律神経の不均衡、腸内細菌叢の乱れや、歯科金属やカビ毒による汚染などがあります。

勤務医時代は内科部長をされるなど活躍されていましたが、こちらで勤務するきっかけなどあったのですか?

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総合病院では内科部長という一つのポジションでしたので、一つの分野に特化した相談ばかりの15年は葛藤も多い日々でした。患者さんの実際の訴えは呼吸器内科以外に、皮膚科やアレルギー科、リハビリテーション科や整形外科、精神科などに関連し一つの範囲に収まり切らない状況が出てきました。例えば肩が痛い場合、主訴のみを考えるなら「整形外科では関節局所の痛みを和らげるために注射や処方をする」というのが一般的な考えでしょう。しかし、痛みというのは、局所の関節だけなく筋肉や靭帯などの周囲組織や関連臓器、離れた身体部位や精神のゆがみが主因かもしれません。症状がなぜ、どこから生じたのかを考えながら診なければ、また再発してしまうでしょう。そのように近代西洋医療に捉われない診療をするには大きな組織の単科診療の中では難しいと感じ、一人ひとりの患者さんに合わせたテーラーメイド医療を追求するために当院をリニューアルしました。

病名がつかない不定愁訴にも改善への道を授ける

内科診療への先生のお考えをお聞かせください。

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大学病院や総合病院には総合診療科があることが多いのですが、総合診療科では通常、病名を判断して専門の部門に振り分け、ガイドラインに沿った標準治療が行われます。しかし、中には診断病名はつかないけれども、長年不定愁訴で悩んで苦しんでいるというケースもあります。病名に合わせた治療だけでは病の本質を見極める上での盲点に気づかないことで、逆に確定診断後の対症療法が患者さんを苦しめてしまうこともあります。ですから当院では、いわゆる総合診療という理念ではなく、統合診療すなわち標準治療が効果的でない病名がつかない不定愁訴でも、早い段階で改善の方向へ持っていくために、世界中の医師仲間やさまざまな専門家とコンタクトをとり、あらゆる治療戦略を提案できるよう毎日努力しています。

どんな相談が多くありますか?

精神科分野ではうつ病や自閉症、神経内科分野で多いのは認知症や脳卒中後遺症・パーキンソン症候群などのご相談です。 「認知症は治らない」と専門の医師に宣告された方々も多いと思いますが、私はそのようには捉えていません。「認知症は脳の病気」とすぐに結びつけられ、脳の萎縮や脳血管障害など病理や画像診断ばかりに焦点が当たりがちですが、私はもっと抽象度を高めた広い視野で、病態の成因を考えるべきだと思います。精神疾患についても、うつや統合失調症の成因を脳病理や生化学、内分泌・代謝ばかりに終始せず、治療方針を決める前に「脳外部の環境変化や情報刺激も病態形成に関わっているかもしれない」と俯瞰的に考え、成育・生活歴や心情・性向などを多角的に分析し、その都度、臨機応変に適合した治療戦略を提供しています。

呼吸器内科分野ではどんなご相談が多いですか?

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多いご相談にがんやCOPDがあります。以前、肺気腫は「タバコ病」ともいわれており、20年前に勤務していた病院では数多くのCOPDの患者さんを診ていたのですが、タバコ煙だけが原因という人は少ない印象でした。パルプや瓦産業・トンネル工事などに従事されていた方も塵肺同様にCOPD症例が多く、非喫煙者では特にそれらの職業歴や環境要因がCOPDの病態形成の主因と考えられるケースも多くみられましたが、当時の関連学会では、喫煙以外をCOPDの主因とは考えていないようでした。1つの原因の追究や、一つの治療の継続は千変万化する病気に対応できないことが多く、患者さん自身の自律的な意識変容による自己治癒力の発動の障壁になりかねないと考えています。

心身の苦しみや痛みを迅速に緩和し、快方に促したい

最近力を入れている分野などありますか?

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今は新型コロナウイルス感染症の後遺症と長引く副反応に関連する相談です。ホームページにもありますが、ワクチン接種後の痛みや赤み、腕が上がらないなど初期の副反応は数日で治まることがほとんどで想定内です。当院でご相談をお受けしているのは、それ以降の副反応です。新型コロナウイルス感染症の後遺症のご相談では、主治医から退院時に「完治」のお墨付きをもらったけれども、ブレインフォグや動悸、胸部苦悶や呼吸困難、食欲不振や倦怠感、手足のしびれや脱力が続いたり、就学・就労や家庭生活が困難になったり、他の医療機関でも対応不可能な方などのご相談をお受けしています。

診療方針やモットーを教えてください。

当院では「いつでも来ていただいて大丈夫です」との想いで、オンライン診療以外は予約制をとっていません。現在、オンライン診療の2割は外国からの相談。外来は3割が県外、過半数が松江市近隣の患者です。がん治療の相談が大半ですね。患者さんが今抱えている不安や痛み、苦しみなどを少しでも解決し、その場で治し・癒し、安心・ハッピーになって帰っていただくことをモットーとしています。今までどんな患者さんでもお断りしたことはありません。また病気の原因にはさまざまな要因が考えられますので、その方の主訴はもちろん、本当に訴えたい悩みや、本人も気づかなかった隠れた問題、ご家族や親戚、職場環境や人間関係など、その方を取り巻くいろいろな事柄を多角的に分析し、治癒・治療につなげるよう努めています。

読者へメッセージをお願いいたします。

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私はこれまで検査が100点満点で問題がない方を見たことありませんし、「検査に異常ありませんから、何をなさっても大丈夫です」というカウンセリングで終わったことはありません。少しでも体調の変化を感じたら「タバコを吸っていないから大丈夫」「食生活は完璧だから大丈夫」「検査で異常がなかったから大丈夫」と考えずに、未病発見に努めていただきたいです。当院は発達障害などの脳神経小児科、不妊症や月経困難症、月経不順、更年期障害など産婦人科領域のアドバイスも行っておりますので、気になることがあったらホームページの「お問い合わせ」からご相談ください。食事などの栄養面、メンタルやスピリチュアルな面を含め、一人ひとりの患者さんに合わせたアドバイスを提供いたします。主治医は1人でなく、複数の専門家に相談することが大切だと思います。何か気になることがございましたらセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オンライン診療/6000円/30分から
        ※予約料金1000円も別途頂戴いたします。

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