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患者の痛みや苦しさに配慮した
大腸内視鏡検査で病気の早期発見を

田中内科クリニック

(神戸市中央区/大倉山駅)

最終更新日:2021/01/14

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  • 保険診療

現在日本人が罹患するがんの中でも上位に入る大腸がん。ところが、胃がんの検査に比べると、大腸がんの検査は受診率が低いことが問題となっている。長く、食道・胃・大腸の消化管の内視鏡診断と治療を専門に取り組んできた豊富な経験を持ち、現在は「田中内科クリニック」で多くの治療に取り組んでいる田中心和院長は、大腸内視鏡検査のハードルを下げられるようさまざまな配慮を行っている。「まだ受けたことがないという人はもちろん、前回の検査からしばらく経過した方にも積極的に受けていただきたい」と語る院長に、クリニックで実施している内視鏡検査について聞いた。 (取材日2020年12月25日)

不安や痛みに配慮しながら、経験豊かな医師が行う大腸の内視鏡検査で、病気の早期発見につなげる

Q大腸の内視鏡検査はどんな症状の人が受けるのですか?
A
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▲先端の内視鏡機器を導入し、精度の高い検査を心がける

40歳以上を対象に実施する大腸がん検診では、採取した2日分の便からがん所見の一つである大腸からの出血を調べる便潜血検査が行われています。この検査で陽性であれば、内視鏡検査を受ける必要があります。また、血便、おなかが張る、便秘や下痢が続く、腹痛などの症状がある方も、まずは一度内視鏡検査を行い、大腸の中の状態を確認することが重要です。内視鏡検査で発見できる疾患としては第一に大腸がんです。他にも大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、大腸の袋状のへこみに炎症が起こる大腸憩室炎や、細菌・ウイルスなどが腸管に感染して発症する感染性腸炎など、大腸内で生じるさまざまな疾患を発見できます。

Qこちらで実施している内視鏡の特徴を教えてください。
A
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▲長年大学病院で内視鏡領域の研鑽を積んできた田中院長

大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、スコープで大腸の表面を観察します。大腸カメラと聞くと、少し前までは挿入する際に痛みを伴うイメージがありましたが、近年は機器の細径化や柔軟化が進み、曲がり角の多い大腸でもスムーズに通過することが可能となりました。当院では狭帯域光観察機能のある内視鏡を導入しており、緑色の特殊光で観察できるので、通常光では見えにくい小さな病変やフラットな病変を見つけやすいのが特徴です。また病変と疑われる場所を見つけた際は、顕微鏡のように高倍率拡大で観察することができるので、疾患の診断の面で大きな役割を果たしています。

Q検査時の苦痛軽減のためにどのような配慮、工夫をしていますか?
A
3

▲検査の技術だけでなく、使用する薬剤まで考え抜かれている

検査の前には大腸にたまった便を出す必要があります。前日は就寝前に下剤を服用。起床後も朝から下剤を服用し、大腸内部をきれいにしていきます。大腸が空の状態になると検査を開始。当院では、挿入時の痛みを軽減するため希望に応じて鎮静剤を投与しています。また、随時体位を変えたり、患者さんの腹部を押したりして、腸の曲がり角でもスムーズにスコープを通し、楽に検査を受けていただけるよう努めています。所要時間は15分ほどで「うとうとしている間に検査が終わった」と思っていただけるはずです。また下剤は、味のまずさも検査をためらう理由の一つになっていますが、当院ではオレンジジュースのような味わいの下剤を採用しています。

Q院長は内視鏡検査の経験がとても豊富だとか。
A
4

▲大腸内視鏡、胃内視鏡どちらにも対応をしている

大学病院で消化管の内視鏡診断と治療を専門に長年研鑽を積んできました。実際のところ、患者さんは少し不調を感じるからといって病院にかかるのはハードルが高いようです。そこでクオリティーの高い医療を多くの人に提供していきたいという思いから、2020年に当院を開業しました。これまでの経験を生かし患者さんの状態に柔軟に対応して、検査に伴う苦痛軽減をめざしています。内視鏡で発見するポリープの鑑別も重要です。切除しなくていいポリープもありますが、がん化する恐れのあるものは切除します。また良性のポリープであってもそれが貧血を引き起こしているのであれば切除します。それぞれの状態を見極めて処置をします。

Q内視鏡検査後のフォローについて教えてください。
A
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▲病院とも連携し、安心して通える体制を整えている、と田中院長

検査終了後、結果説明を行います。組織検査やポリープ切除を行った場合は約1〜2週間後に結果を説明します。内視鏡手術や外科手術が必要になった場合でも、神戸大学医学部付属病院、神戸赤十字病院、神戸市立医療センター中央市民病院との連携を行っており、スムーズな紹介が可能です。大腸の内視鏡検査を受けることで、現在は大きな問題がなくても、ポリープの大きさや個数、粘膜の状態などからさまざまな情報を得ることができます。個人の状態に合わせて時期は異なりますが、定期的に内視鏡検査を受けて早期発見につなげていってほしいです。

ドクターからのメッセージ

田中 心和院長

大腸がんになる原因は一つではなく、遺伝的なもの、食生活、生活環境など、さまざまな要因が重なって引き起こされるため、誰にでもなり得る病気と言えるでしょう。現在大腸がんは、男性・女性ともにがんによる死亡数の上位に入ります。その理由として内視鏡検査の受診率の低さが挙げられます。大腸の中を直接見られる検査は患者さんにとってハードルが高いものですが、大腸がんにならないためには内視鏡検査により病変を早く見つけ、腫瘍性ポリープを取り去ることが重要だと考えます。私は大腸がんになる人を減らしていきたいと考えています。自覚症状がなくても一度検査をしてみることをお勧めします。

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