チームワークがクリニックの枢軸
多職種連携で地域を支えるために
朝日診療所
(神戸市長田区/高速長田駅)
最終更新日:2023/03/01


- 保険診療
健康に関することを何でも相談できる「かかりつけ医」。でも実際のところは「専門外だったら失礼かも……」と、その都度クリニックを探しているのではないだろうか。本当の意味で、いつでも頼ることができるかかりつけ医を持ちたいと思う人は多い。「当院はどんな患者さんも決して断わりません。『Always say Yes!』がモットーなんです」と話すのは、神戸市長田区の「朝日診療所」の姜京富(かん・きょんぶ)院長。消化器内科や一般内科では、大腸がん、潰瘍性大腸炎 、大腸ポリープ 、急性胃腸炎 、胃腸炎 、ノロウイルス胃腸炎 、ウイルス性胃腸炎 、インフルエンザまで診療し、小児科、軽度の外科、訪問診療まで幅広く対応する。今回はクリニックで活躍するスタッフたちに同院がチームで行う診療について語ってもらった。
(取材日2023年1月16日)
目次
看護師、臨床検査技師、管理栄養士、リハビリテーション、受付事務のスタッフらコメディカルの連携に注力
- Q患者さんと接する時は、どのようなことに気をつけていますか?
-
A
▲患者に寄り添う看護を心がける
【看護師/松尾さん】私たちは常に患者さんに寄り添う看護を心がけています。当院は長田区で40年近く診療しているので、4世代続けて通院されている患者さんや家族さんもいらっしゃいます。病気だけでなく家族のこと、仕事のことなど何でも相談してこられる方が多いですね。また最近では小児の予防接種相談になることが多くなりました。個別のスケジュールを組んで案内しています。当院の看護師はベテランぞろいで注射や点滴も得意なんですよ。お困りの方はいつでもどうぞ。一緒に働いていただける方も大歓迎です。
- Qクリニックで対応可能な検査を教えてください。
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A
▲幅広い検査に対応可能
【臨床検査技師/吉田さん】当院では、胃・大腸カメラを用いた内視鏡検査や、消化管、大動脈、膀胱、前立腺、子宮、卵巣などの腹部・頸動脈・心臓のエコー検査と、レントゲン検査、血液検査、骨密度検査、肺機能検査などに対応しています。内視鏡検査や心臓エコーなどは医師が担当し、私は腹部エコーを中心に頸動脈、甲状腺、乳腺エコーを行っています。患者さんが「胃が痛い」と訴えていても胆石、膵炎の病気が原因となっている場合もあり、胃カメラの際、必要に応じ腹部エコーも併せて検査します。臨床検査技師がいる診療所は数少なく、迅速かつ適切な診断につながっています。どんな症状でも気軽にご相談ください。
- Qこちらではリハビリテーションにも力を入れているのですね?
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A
▲患者の健康寿命を伸ばすためのサポートを実施
【柔道整復師/米盛さん】医師や理学療法士が患者さんの症状や体調に合わせて、痛みやしびれの緩和を図り、ケガや病気をされた方のリハビリテーション、高齢者の運動補助などを行っています。当院の特色としては、個々の患者さんの要望にしっかりと向き合える環境が整っているところです。 【鍼灸師/川崎さん】例えば、日常生活のための機能回復はもちろんですが、未病対策のために体力アップが必要な場合、トレーニングまで行うことができます。鍼灸師、柔道整復師、スポーツトレーナーなどが在籍していますので、お互いの得意分野を生かしながら協力して、患者さんの健康寿命を伸ばすためにあらゆるサポートができるよう努めています。
- Q管理栄養士による栄養相談も行っているのですね?
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A
▲患者に寄り添った栄養相談を行う
【管理栄養士/李幸子(り・へんじゃ)さん】栄養相談では、お薬だけでなく食事や生活習慣によるコントロールを重視しています。日常生活でできそうなことを一緒に見つけ、少しずつ改善に導いていきます。例えば自己管理表に、「麺類は週1回だけにする」「朝ごはんの後に散歩する」など目標を決め、できたらチェックをつけていきます。ですが、それもプレッシャーになるなら無理強いはしません。当院は大きな病院と違って患者さんとの距離感が近く、他職種の人達と相談し、また違うアプローチ方法を見つけることが可能です。
- Qどのようなスタッフさんが多いですか?
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A
▲笑顔がすてきな受付スタッフ
【受付/熊谷さん】当院の受付は、笑顔がすてきなスタッフぞろいです。患者さんそれぞれの訴えに対し、瞬時に対応できるスタッフが多いですね。「ここに来ると元気がもらえる」と皆さまに言っていただけるような受付をめざしています。また患者さんと接するときは優しく丁寧をモットーにしています。時にはフランクに話しかけることで、親密な診療につながるよう心がけています。いつも患者さんの気持ちに寄り添っていきたいです。