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一人ひとりに適した方針を決定し
長く続けられる糖尿病治療を実施

細見医院

(茨木市/茨木駅)

最終更新日:2021/04/05

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  • 保険診療

一度発症してしまうと、根治が難しいとされている糖尿病。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きが悪くなることで、血液中の血糖値が高くなる病気だ。高血糖の状態が長く続くと、血管が傷ついて動脈硬化が早く進むだけでなく、網膜症や腎疾患などの合併症を引き起こす可能性があるため、継続的な治療が欠かせない。しかし、自覚症状がほとんど現れないほか、治療をしていても多忙さから受診を後回しにしてしまうなど、モチベーションの維持が難しいという課題も。茨木市にある「細見医院」では、細見洋一院長が患者と一緒になって方針を考え、長く取り組めるような治療内容を決定。常に患者のバックグラウンドを考慮した診療をしているという院長に、治療を継続する必要性や流れについて、詳しい話を聞いた。(取材日2021年3月17日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q糖尿病とはどのような病気ですか?
A

生活習慣病の一つといわれている糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きが悪くなることが原因で発症します。インスリンが不足したり効果が弱くなったりすると、血液の中に含まれるブドウ糖の量が増え、血糖値が高くなります。高血糖の状態が長く続くと、心臓や脳、足の血管などが痛んで詰まりやすくなるほか、網膜症・腎疾患・神経障害などのさまざまな合併症を引き起こすことも。自覚症状がなく気づきにくい病気ではありますが、治療せずに放っておくと、心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な病気に発展してしまう可能性もあるので、若いうちから予防を心がけることが大切です。

Qどのように治療を進めていくのでしょうか?
A

一般的には血糖値がものすごく高いかそうでないか、緊急性があるかないかで治療法が異なります。予防的段階の患者さんの場合は、食事・運動指導を通して生活習慣の改善を図ります。薬の服用が必要な方には薬を処方し、生活習慣を改善するための指導も強化。血糖値がものすごく高くて重症化しているようであれば、インスリン注射を用いて血糖コントロールを行います。注射方法や痛みへの心配など、治療に対する心配があれば医師や看護師に相談していただき、継続して取り組める治療方針を決めていくことが大切です。早期に高血糖が改善すれば、短期でインスリン治療を修了できる場合も多いので、上手に利用していただきたいと思います。

Q治療を継続する必要性について教えてください。
A

糖尿病になると、長期間にわたって治療しなければなりません。その間モチベーションの維持が難しいとはいえ、網膜症や腎疾患などの合併症を防ぐためには治療を継続することが不可欠です。例えば予防的段階の患者さんであっても、半年に一度は血液検査を受けていただくようにお伝えしています。通院の間隔が空いたり、数値が安定して良い状態が続いたりすると、治療を中断してしまう人もいらっしゃいますが、残念ながら糖尿病は現時点では根治できる病気ではありません。発症後に長い間治療をやめてしまうと、体内の糖化はどんどん進んでしまいます。体の変化にすぐに気づけるように、定期的な通院は継続していただきたいですね。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診票の記入

これまでの病歴や服用している薬、家族背景など、問診票にはなるべく詳しい情報を記入する。同院は感染症対策の一環として完全予約制を導入。初診の場合は一度クリニックに電話し、受診前に自宅で問診票をダウンロードして記入しておこう。

2診察・治療方針の相談

自宅で記入した問診票をもとに、まずは看護師によるヒアリングが行われる。診察室では、生活リズムや日常の中でできること、治療に対する考えなど、さまざまな内容を含めて医師と話し合い、どのように治療を行うかの方針を決定。治療への不安や疑問に思っていることがあれば、この時に聞いておく。

3医師による治療の説明

治療方針が決まったら、服薬や生活習慣の改善方法など、医師から詳しい説明を受ける。その際に治療する目標も決めて、医師と一緒に継続して取り組めるような計画を立てるという。受診の頻度についても説明があるので、指示どおりに通院するよう心がけよう。

4食事指導・運動療法

必要に応じて管理栄養士による食事指導を受けたり、運動療法を受けたりして、生活習慣の改善を図る。同院の2階にはフィットネスルームが併設されていて、インストラクターの指導のもとトレーニングを受けることができるので、事前予約して活用することも可能。インストラクターに教わった方法をもとに、自宅でも簡単なストレッチを習慣づけることが大切だ。

5定期的な通院

医師から説明があった頻度に応じて定期的にクリニックを受診。診察では体調や生活習慣を話すだけでなく、定期的な尿検査や血液検査、必要であれば合併症をチェックするための検査も受け、血糖値の数値が変化しているかどうかを含めて体の状態を詳しく確認してもらう。

ドクターからのメッセージ

細見 洋一院長

患者さんの中には、血糖値が上がってしまうとご自身を責めてしまう方がいらっしゃいます。しかし、どれだけ真面目に治療に取り組んでいても、思わぬことが原因で数値が変動することもあるんです。例えば仕事が円滑に進んでいなかったり、家庭が大変な状況にあったり、身体的・精神的ストレスが原因となって血糖値に影響を及ぼしてしまうことも。かかりつけ医の役割は、薬の処方に限らず、ご本人も気づいていないバックグラウンドを聞き出すことだと私は考えています。今後も一人ひとりの背景に寄り添った診療を続けていきますので、日常のことを含めて健康状態を相談できるような、そんな場所として活用していただけるとうれしいです。

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