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彦坂 壮洋 副院長の独自取材記事

彦坂外科

(津島市/津島駅)

最終更新日:2019/08/28

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津島市の県道114号線沿いに立つ「彦坂外科」。1989年の開業以来、地域住民の健康を支えてきた地域密着型のクリニックだ。豊橋市出身の彦坂行男院長が津島市民病院の外科医長として5年間勤めた後、慣れ親しんだ津島市に開院。現在は副院長の彦坂壮洋(たけひろ)先生との親子二人三脚で診療をしている。「患者さんには丁寧に対応し、どんな症状でも困ったことがあれば相談に乗って差し上げるというのが、開業時からの父のスタイルです」と話す壮洋副院長。医師である父の背中を見て育ち、小さい頃から自分も父のような医師になりたいと思ったという。医師となってからの経験や現在の診療について、壮洋副院長に話を聞いた。
(取材日2018年12月11日)

医師である父の背中を見て育ち、医学の道へ

院長であるお父さまが開業してもうすぐ30年になりますが、これまでの経緯を教えてください。

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院長は、愛知県済生会病院(現・愛知県済生会リハビリテーション病院)の外科の医師として7年間勤務した後、名古屋大学医学部付属病院の第一外科の血管研究室を経て津島市民病院の外科で経験を積みました。1989年に手術のできる有床の彦坂外科を開業し、外科手術だけでなく、地域のかかりつけ医として、胃腸科や循環器内科、泌尿器科、リハビリテーション科と幅広い診療を続けてきました。15年前、父が50代だったと思いますが、自身の体力的なことを考え、メスを置くと同時に入院施設も閉鎖しました。父もつらい決断だったようです。私も津島市民病院の整形外科に勤務医として勤め、リハビリテーション科を経て2016年にこのクリニックの副院長となりました。現在は、2人の医師が担当曜日を決めて、検診や診察、往診などをしています。お互いの意見を出し合い議論ができるので、先輩医師が身近にいるというのは心強いですね。

先生が医師になろうと思ったのはどうしてですか?

私がまだ幼い頃、父は勤務医で、緊急の手術や当直で夜も家にいないことがよくありました。「何でお父さんは、夜なのにそんなに病院に行くんだろう」と言うと、看護師だった母が父の仕事について教えてくれたことを覚えています。父の存在を通して、人の命を助ける医師への憧れが芽生え、「自分もいつかお父さんのような医師になりたい」と考えるようになったのだと思います。私が6歳の時に虫垂炎にかかり、津島市民病院で手術をしたのですが、手術中も父が側で見守ってくれていました。そんな経験も、父の背中を追いかけるきっかけになったのかもしれません。

津島市民病院の勤務医時代の経験は、現在にどう生かされていますか?

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地域柄、患者さんも高齢の方が多く、リハビリテーション科では2ヵ月ぐらいの入院が平均でした。その間に、例えば足の骨折で入院中の方でも風邪をひいたり他の場所が痛くなったりなど、さまざまな症状を訴えられて、風邪だと思ったら肺炎になってしまったりというケースにも対応していました。そういうさまざまな疾患に対して自分なりに対処していたことは、とても大きな経験になったと思います。当院の患者さんも高齢者が多く、診療科目にとらわれない幅広い診療をしているので、勤務医時代にさまざまな症例を診たことは、今の診療に役立っています。

診療科目にこだわらずに、患者の悩みに応えたい

院長先生は外科がご専門ですが、幅広い診療科目を掲げていらっしゃいますね。

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当院の患者さんの多くは高齢者層です。高齢の方は複数の病気を抱えている方が多く、外科の症状で受診しても他に気になる症状も診てほしいと言われることが多いです。また、「何科へ行けばいいのかわからない」という患者さんも多く見受けられます。そういった患者さんの要望に応じるために、開院当初から診療科を多く設けて門戸を広くしているのだと思います。内科は標榜していませんが、風邪も診てほしいとよく言われますし、そんな患者さんの要望に応えるために院長自身も開業してからたくさん勉強したようです。高齢の患者さんにとっては、あちこちの診療科を受診することも負担になるので、当院では診療科目にとらわれない診察をしています。気になることはどんなことでも相談してほしいですね。

高齢の患者さんが多いということですが、どんな症状が多いですか?

年齢を重ねてくると膝や腰の変形が進んできますので、変形性膝関節症や変形性脊椎症などの病気や、お怪我の方が多いですね。そのついでに、他に気になる症状を訴えられる方もいらっしゃいます。また、かかりつけ医として通っている方のお子さんやお孫さんなど、家族ぐるみで来院してくださる方もいらっしゃるので、小さなお子さんの発熱などにも対応しています。最近増えているのは、爪のトラブルで来られる方ですね。特に高齢者は、膝や腰が曲がらなくて爪を切ることも難しい方がいらっしゃるので、専用の器具を使って処置をしています。パンプスを履くことの多い女性は、足への負担から外反母趾になっていて、それを放置したために、高齢になってから膝や腰に痛みが出る方もあります。足が痛いと感じた時点で受診していただければ、ここまでひどくならなかったのにというケースもあるので、爪や足のちょっとした痛みであっても相談してほしいですね。。

診療時にはどんなことに気をつけていますか?

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院長も私もできるだけ、患者さんの声に耳を傾けるようにしています。特に年配の方は、こちらが焦らせてしまうと、言いたいことも言えなくなってしまうと思うので、「慌てなくていいからね。ゆっくり話してくださいね」とお声がけをして、その方のテンポに合わせて診察をしています。患者さんは、皆さん何かしらの不安を抱えて来院されるので、できる限り断らずに相談に応じるというのは、院長も私も意識していますね。その上で、私たちに手に負えない症状であれば、津島市民病院や海南病院などの総合病院をはじめとした適切な病院を紹介させていただいています。

検診に注力し、予防医療をアピールしていきたい

これまでの経験で、心に残ることはありますか?

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私が彦坂外科に勤務し始めたばかりの頃、以前から何年もリハビリテーションで通っていらっしゃった方が、ある日からパタリと来られなくなったしまったことがありました。後日、その方がご自宅から救急車で運ばれてそのまま亡くなられたということを聞いて、何年も通院されていた方なのに助けてあげられなかった無力さを痛感しました。丁寧な診療で病気になる前に何かアドバイスできていれば、今も御存命だったかもしれないとも考えました。私どもにはどうにもならなかったのかもしれないですが、今も心残りです。医師として自分は何ができるのかを考えるきっかけとなった経験ですね。

今後の展望を教えてください。

先ほどの経験談にも通じますが、どんな病気でも早期発見が大事なのは明白ですので、今後は予防医療に力を入れていきたいと思っています。津島市の健診や職場の健診にも対応しています。検査機器も新型のものを導入しました。例えば、全身用ヘリカルCTなどは、10分から20分かかっていた従来のタイプと比べると、20秒から2分と短時間で済みますし、少ない被ばく量で検査ができます。何年も検査を受けていない方が、今年の健診で病気が見つかったというケースも何件かあったので、ぜひ勧めていきたいですね。クリニック全体が健診を勧めているという姿勢を前面に出すことによって、受診された患者さんにも健診の重要性を理解していただけるのかなと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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困ったことや心配なことがあれば、どんな些細なことでも話してほしいと思います。先ほどお話しした外反母趾の話でもそうですが、とにかく早い段階で対処していれば、悪化せずに済む病気もありますので、おかしいなと思ったら受診してください。院長も私もできる限り、患者さんの希望を聞いてどんな症状にも応えていきたいと思っています。また、通院が困難になってきた場合の訪問診療や往診にも対応していますので、ぜひ気軽に相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

津島市の特定健診/1000円、企業健診/医院までお問い合わせください

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