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高血圧や高脂血症、糖尿病、高尿酸血症
加齢に伴い患う生活習慣病

はざま医院

(名古屋市南区/笠寺駅)

最終更新日:2020/08/28

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  • 保険診療

40代以降の中高年がかかりやすいと言われている病気はさまざまあるが、中でも高血圧・高脂血症(脂質異常症)・糖尿病・高尿酸血症(痛風)などは、一般にも耳なじみがあるのではないだろうか。早期は自覚症状がほとんどなく、より大きな病気への引き金ともなりかねないこれらの病気に伊藤伸介院長は警鐘を鳴らす。職場の健康診断や人間ドックを受けたり、自宅に血圧計があるなら、測っておくだけで、自分でいち早く異変に気づくこともできるという。より健康的な老後を過ごすために、これらの病気のメカニズムや原因、また日頃から意識しておくべきことについて取材した。(取材日2016年10月12日)

自分は大丈夫と思わずきちんと検診を受けることが病気を知る第一歩

Q中高年になったら気をつけたい病気について教えてください。
A
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▲南区の医師同士の勉強会のまとめ役も担っている伊藤伸介医師

高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症(痛風)などが挙げられます。これらのメカニズムですが、高血圧は、遺伝的要因に加えて塩分のとりすぎや体重増加により発症するといわれています。高脂血症は、欧米的な食事や習慣によって脂質の摂取量が増えていることに起因しています。糖尿病についてですが、中高年に多いのは2型糖尿病ですが遺伝的要因や体重増加により血糖を下げるホルモンであるインスリンの作用不足がおきて、血糖が上昇することが原因です。その結果さまざまな合併症を引き起こします。高尿酸血症は栄養やアルコールの取りすぎで生じる場合と、遺伝性で尿酸の排泄がうまくいかない場合などがあります。

Qこのような病気がもたらす影響とは何でしょうか?
A
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▲心電図検査機器

いずれの疾患も医師に指摘されながらも治療せずに放置しておくと、動脈硬化症を発症させゆくゆくは脳卒中、心筋梗塞、腎硬化症、痛風関節炎などを引き起こす要因となります。一緒に暮らす家族にとっても、介護の必要が起きてくる事態になりかねません。脳動脈硬化からくる認知症も進行する恐れがあります。長寿大国と言われている今の日本では、「いかに健康な老後を過ごすか」ということが大事になってくるわけです。高血圧や糖尿病と診断されたら、何十年か先の自分の老後の暮らしを考え、今できる治療を行ってほしいですね。

Q病気が発覚するきっかけはどういったことでしょうか?
A
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▲生活習慣病について診断を下すための各種検査機器が備わっている

これらの病気は自覚症状がほとんどありません。健康診断に自発的に行くことが大事です。検診で高血圧の疑いがあると指摘を受けたら、医療機関にかかり、ご自身でも血圧計を購入して測るなどしてください。自宅で血圧を計測する場合は、朝起きて1時間以内が良いとされています。平均値で135/85を越えると治療対象となります。高脂血症と糖尿病と高尿酸血症は採血検査で判断できます。40歳以上の特定検診や人間ドックには含まれているのですが、39歳以下の人には血液検査が義務づけられていませんから、30代でもご心配な方は採血もつけ加えてください。まだ若いからと思わずに、老後のことを考えて早めに心構えをしてほしいですね。

Q高血圧や糖尿病や高脂血症、高脂血症の原因とは何でしょうか。
A
4

▲動脈硬化を調べるエコー

遺伝的要因が大きい他に、食生活や肥満、塩分の過剰摂取も挙げられます。昔はこれらをひとまとめにして成人病と呼んでいました。成人になると現れる病気という認識だったからですね。先ほどご説明したメカニズムによって、加齢とともにこれらの病気の遺伝子は発現しやすくなります。僕は患者さんに理想の体重として、「20歳の頃の体重を思い出してください」とお伝えしているんです。それがその人にとっての理想体重の一つかなと僕は思います。20歳の時から10キロ以上太らないようにというのが目安ですね。

Qどんな治療をすると改善されていくのでしょうか。
A
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▲クリニック横の薬局ですぐ処方してもらえる高血圧などの薬

高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症だからいきなり薬を、ではありません。これらの疾患になったからといって短期間のうちに合併症を起こすわけではないからです。減塩のために漬物や味噌汁を減塩用にしたり、小汗をかく程度の軽い運動を週に3回以上するなど生活習慣の見直しをしましょう。続けてみて十分下がらない場合に薬物療法をスタートするのが良いのではないでしょうか。最近では1日1回内服するだけでよい薬が増えてきていますから、服薬も随分と楽になってきています。

ドクターからのメッセージ

伊藤 伸介院長

高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症は、発症早期のうちは自覚症状がほとんどありません。まず自分で検診や人間ドックに行って、自分の体に何が起きているのかを知ってください。先にも述べたように、遺伝に起因するところもありますので、「糖尿病や高血圧の親に勧められて受診した」という方もいらっしゃいます。自身の生活習慣を見直すきっかけにもなりますので、重篤な病気になるリスクを減らし、老後を健康的に過ごすためにも、定期検診は進んで行くようにしましょう。

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