みやざわクリニック

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宮澤裕治院長

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医療トピックス

漢方で症状の根本から改善を図る
「病気」ではなく「人」を診察

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保険診療

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漢方はなかなか効かない。体質改善をめざし、気長に飲み続けるのが漢方……そんなイメージを持つ人は多いのではないだろうか。しかし、そうではない。症状、薬の種類と飲み方によっては、数分で効果を発揮することもあるという。「病気」ではなく「人」を診る漢方。その人の生活全体・体全体を見て、何がその症状を引き起こしているのかを考え、その人のものの考え方などにまで配慮し、身体の不具合を調整するのが漢方である。漢方のエキスパートとして、東洋医学・西洋医学両面の考え方と、長い経験・深い知識から考え抜かれた処方で数多くの患者の症状を軽快させる、「栄町クリニック」の宮澤裕治院長に、その特徴や治療対象、副作用などについて話を聞いてきた。(取材日2017年8月5日)

現代医学的病名がつかなくても、体の状態を診断できれば治療が始められる

漢方治療の特徴を、西洋医学との違いを含めて教えてください。

1 ▲漢方治療の特徴を話す院長 一番大きな漢方の特徴は、病名がつかなくても患者さんの体の状態がわかれば、治療を始められることです。現代医学では、まず診断名を決めるという作業から入ります。気になる症状も病名がつかなければ治療を始められない。漢方はそのような状態でも関わることができます。漢方では「病気」ではなく、その「人」を診ます。例えばある患者さんが「頭が痛い」と訴えれば、その人の頭ではなくその人自身が、食べて飲んで、仕事をして休んで、という生活全体において、何が不具合なのかを考え、その上で表に出ている症状を改善しようとするのです。さらに、もう一つの漢方の大きな特徴は「体を温める」ということ。西洋医学にこの考え方はありません。

漢方治療の対象になる症状はどんなものですか?

2 ▲体にあった漢方を処方してくれる すべてです。風邪、下痢、便秘、生理不順など、あらゆる治療に向いています。漢方は体の働きの不具合や内臓の状態に至るまで改善が見込めます。どんな症状も、それが正常である真ん中からずれたときに不具合は生じ、それを元に戻すことによって解決するわけです。例えば「生理前にイライラする」という患者さんは、頭痛や肩こりにも悩んでいました。これは体の中に血が滞って古くなった状態(お血)が、経脈という体のはたらきを悪くしてしまっていたので、「通導散」という薬でお血を治すことによって、経脈の流れを改善しました。すると頭痛や肩こりもなくなり、生理の際にも気分がスッキリしたといいます。

漢方はぎっくり腰などを改善することもできるそうですね。

3 ▲漢方のイメージがない症状でも相談してほしいと語る院長 即効性の漢方として代表的なものに「芍薬甘草湯」があります。その量や服用の仕方により、ぎっくり腰もその場で解決することがあります。芍薬甘草湯は筋肉を緩めるように働き、尿管結石の治療にも使われます。痛みを取るという薬効はわりと知られていますが、服用して十数分で石が出てきたことがあり、私も驚きました。漢方は炎症系の症状にもよく効きます。炎症とは「経脈」という体の流れが障害されて滞り、そこに痛みや腫れができるもの。西洋医学では抗炎症剤を用いて炎症を抑制し、鎮痛剤や抗菌剤を併用しますが、漢方では経脈を動かすことで炎症を取っていくため、一種類の薬で、思いのほか早く効果を出せます。

即効が出るものと、じっくり効く薬の違いはどこにあるのですか?

4 ▲診療室。症状の改善予想などの説明も徹底している 一般的に単純なものほど即効性があり、多くの種類の生薬が複雑に配合されているものは比較的ゆっくり作用します。ずれた状態を外側からトンと体をついて元に戻してあげるイメージですが、複雑な薬では、多方向からトントンと少しずつ突いて調整していくような感じですね。長くかかると言われる薬もだいたい1~3週間で効果が期待できます。私としては、なるべく少量で処方し、いつごろどんな症状の改善が予想されるかを説明して、その変わると予想されるタイミングでもう一度受診していただき、様子を見ながら治療を続けるようにしています。

漢方の副作用や、気をつけるべきことについて教えてください。

5 ▲医師の診断のもと、自分に体にあった漢方を服用することが大事 合わない漢方を服用すると、すごく不愉快になるはずです。体の状態をトンと突いて動かすときに、間違った方向から突いてしまえば、症状が取れないばかりでなく気持ち悪くなります。また、漢方製剤に含まれる各種生薬のなかには肝臓に負担をかけるものもありますし、「芍薬甘草湯」もよく効くからと調子に乗ってだらだら飲みすぎると、浮腫むこともあります。漢方で一番気をつけるべきは、飲んだときの副作用もさることながら、薬を飲んで症状が改善したら、きちんと止めるということです。「漢方はゆっくり効く、ずっと飲み続けるもの」というイメージがあるかもしれませんが、本当は「よく効くから、必要なくなったら止めるもの」です。

ドクターからのメッセージ

宮澤裕治院長

今の患者さんはよく勉強されていて、知識があるがゆえに不安になることもあるのではないでしょうか。一番大事なことは、やはり「気」の持ちよう。怒り、哀しみ、ストレスは行き過ぎると筋肉や臓器をいためつけます。ですから診察や処方では、患者さんの精神的な背景や考え方の癖にも配慮し、信頼関係を築くことを大切にしています。漢方とは体のパーツを取り替えて治すものではなく、体の状態に微修正をかけていくものであり、食事や便通などもとても大事です。私としては今後ますます、そういったアドバイスに力を入れていきたいと思いますし、皆さまにもできるだけそういう話の聞ける医師や薬剤師の治療を受けていただきたいと思います。

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