岩武耳鼻咽喉科医院

岩武耳鼻咽喉科医院

岩武博也 院長

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鎌倉市の住宅街にある「岩武耳鼻咽喉科医院」は、1956年開業。院長の岩武博也先生が父である先代院長の跡を継いだのを機に、医院をリニューアル。駐車スペースは敷地内を含めて8台分、入り口にはスロープ、院内もバリアフリーになっており、車いすやベビーカーを利用する来院者にも配慮している。キッズスペースも完備され、診察室にはキャラクターのぬいぐるみが置かれていることから、乳幼児や児童の患者が多いことがうかがえる。「私の医療の原点は、町のお医者さんなんです。だから、気楽に来ていただける医院をめざしています」と朗らかに話す岩武先生。開放感のある明るい院内で、笑顔を絶やすことなく、気さくな先生に話を聞いた。
(取材日2015年12月1日)

生涯「町のお医者さん」として、地域医療に貢献したい

―先生が耳鼻科の医師を志したきっかけをお教えください。

私の父も耳鼻咽喉科の開業医でしたので、その影響は大きいですね。父が1956年にもう少し大船駅に近い離山というところで診療所を開設し1962年からここに移転して地域医療に貢献してきました。医院併用住宅でしたので、幼い頃から父が診療している姿を見ることが多かったんです。それで、子どもながらに「町のお医者さんっていいな」と思っていたんですね。でも、父からは1度も「医者になれ」と言われたことはありませんでした。代々医師の家系というわけでもありませんし、どちらかというと「別に医者になる必要はない」というようなことを言われた気がします。ただ、今から考えると、父は私の性格を知っていて、「医者になれ」と言えば反抗すると思っていたんじゃないかな(笑)。

―大学病院では、喉頭がんや音声障害の治療を専門とされていたそうですね。

そういう環境で育ったので、私の中で医師のイメージは、「町のお医者さん」なんです。ですから、いずれは家を継ごうというのは常に頭のどこかにありました。でも医学部に入っていろいろ学んでいくと、私のイメージとはまったく違う医療の世界があるんです。学生時代は外科に興味があったので最後まで何科に進むか悩みました。耳鼻咽喉科はとても狭い領域をあつかう科と思われがちですが実はとても広範囲で、聴覚、嗅覚、味覚など人間が人間らしく生きる上で重要な感覚器をあつかう専門性の高い科です。私たちは無意識に音を聞いたり、匂いを嗅いだり、言葉も発していますよね。でも、それが病気になり当たり前でなくなると想像以上に辛い思いをすることになります。それを治すことができる耳鼻咽喉科というのはとてもやりがいがあると思い、最終的な決め手となりました。大学勤務医時代は主に喉頭がんや声帯ポリープなど音声にかかわる病気の手術を専門にしていました。正直、その頃は、実家に戻って開業医になろうということをあまり考えなくなっていましたね。

―では、なぜお父様の跡を継いで院長になったのでしょうか?

理由はいろいろあり悩みに悩みましたが……。大学病院では専門性の高い診療に携わっていられるという喜びというかやりがいはとても感じて手術に明け暮れていましたが、年数が経つにつれ徐々に臨床以外の仕事も増えてきますし大学ですから教育者として学生を教えなければなりません。それである程度の年齢になった時、医師としてこれから自分のやるべきことは何かを考えるようになりました。自分が目指したのは大学病院の「医師」や専門性の高い「ドクター」ではなく、原点は「町のお医者さん」だと。大学での経験を生かして、ちょっとした症状で来院される患者様に詳しい検査や手術などの高度医療が必要なのかどうかを早い段階で的確に判断する。実はこの判断が患者様のクオリティー・オブ・ライフを高める為にはとても重要だと大学で診療する立場から学びました。それこそが私の考えていた「町のお医者さん」の役割だと気付いて戻ることにしたんです。

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