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生活習慣病の自己判断は危険
まずは検査を受け、医師に相談を

小見川診療所

(香取市/水郷駅)

最終更新日:2024/06/27

小見川診療所 生活習慣病の自己判断は危険 まずは検査を受け、医師に相談を 小見川診療所 生活習慣病の自己判断は危険 まずは検査を受け、医師に相談を
  • 保険診療

ごくごく身近に聞く高血圧症や糖尿病といった「生活習慣病」。その存在は患者には認識しづらく、どうしても治療が後回しにされがちとなる。しかしその果てに待っているのは、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症、心不全などの命に関わる重い疾患の発症だ。「生活習慣病の治療の大切さを患者さまに理解していただくのは、どのかかりつけ医の先生にも共通した課題です。当院では患者さまがお一人で悩んだり、自己判断で服薬をやめたりしないように気軽に相談できる環境であることを大切にしています」と話すのは、香取市にある「小見川診療所」の川上知孝院長。日本内科学会総合内科専門医の資格を持ち、内科領域を幅広く、そして深く診察することを心がけている。そんな川上院長に生活習慣病の特徴やリスク、同院で治療を受けるメリットについて話を聞いた。

(取材日2024年6月7日)

診察では対話が大切。一人で判断せずなんでも話せる環境で、医師と一緒に自分なりの方法を見つけていこう

Q生活習慣病の特徴やリスクについて教えてください。
A
小見川診療所 生活習慣病は症状がわかりづらく、重症化してしまうことも

▲生活習慣病は症状がわかりづらく、重症化してしまうことも

高血圧症や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の最大の特徴は患者さまの自覚症状がないこと。そのため仕事の忙しさや通院の手間などを理由に自己判断で服薬をやめたり通院をやめてしまう人もいますが、かなり危険だといえます。生活習慣病の行き着く先は脳梗塞や心筋梗塞、心不全などといった命に関わる大きな疾患ばかり。高血圧はサイレント(沈黙の)キラーといわれるほどで、血圧が上がりすぎて頭痛などの症状があるときは、生命に危険が及んでいる可能性があります。また糖尿病は膵臓がんなどいくつかの固形がんの危険因子であることが知られています。「気になる症状がないから大したことはない」と決めつけないでほしいと切実に思います。

Q生活習慣病と上手に付き合っていくにはどうすべきでしょうか?
A
小見川診療所 生活習慣を見直すときは専門家を頼ってほしいという

▲生活習慣を見直すときは専門家を頼ってほしいという

会社の健康診断で高血圧などの指摘を受けた方は、ぜひお近くのかかりつけ医に相談しましょう。また当院のあるエリアには農家さんや経営者の方などの自営業の方もおられますが、香取市の特定健診や人間ドックなどを活用するなどして、まずはご自身の健康状態を知ることから始めてほしいと思います。異常を指摘された場合は医師にご相談ください。治療が必要になった際は、自己判断で薬や通院を中断するのは命にかかわることもありますので避けていただき、わからないことは必ず医師に相談していただくことが、健康への第一歩になると思います。

Q検査を受けるべきタイミングについて教えてください。
A
小見川診療所 健康診断で数値異常を指摘されたら早期受診を検討しよう

▲健康診断で数値異常を指摘されたら早期受診を検討しよう

一足飛びに何かの「検査」と考えるより、まずは会社の健康診断や市の特定健診を活用しましょう。企業にお勤めだと会社のイベント的に健康診断があるため、受診を忘れることはほとんどないと思います。一方で自営業の方はご自分が経営者ですから、ご自身で受診する意識が必要です。当院では、市から届いたお知らせに不明点があれば、そのご相談ももちろん受けつけています。これはワクチン接種なども同様です。特定健診は40〜74歳の方、帯状疱疹ワクチン接種は50歳以上の方など、検査やワクチン接種にはそれぞれ適した年齢があります。私たちからお声がけもしますので、ぜひためらわずにご自分の健康を守るきっかけを上手に活用しましょう。

Qとはいえ、自覚症状がないのに診察に行くのは気が引けます。
A
小見川診療所 待合室もリラックスできるスペースになっている

▲待合室もリラックスできるスペースになっている

患者さまはそう思いがちなようですが、医師側からすると「何もなかったね」とお伝えするのは本当にうれしいことなんですよ。ですから「治療を必要とする状態になってからじゃないと、受診はしないほうがいいのでは?」とは決して思わないでください。むしろ何もない状態の時から、健康診断や普段の風邪症状などをきっかけに気軽に来ていただければ、「以前は不整脈がなかったけど今日はあるから注意が必要だ」とわかり、命に関わる大きな疾患を防ぐことができる、という良い循環につなげていけます。自覚症状の有無ではなく、自分に必要なものは何なのかを相談するような気持ちで来院していただくとうれしいですね。

Qこちらの診療所に通うメリットについて教えてください。
A
小見川診療所 日本内科学会総合内科専門医の資格を持つ川上院長

▲日本内科学会総合内科専門医の資格を持つ川上院長

なんでも相談ができることです。病院に行くと検査を受けさせられる、薬を飲ませられるというイメージがあるかもしれませんが、急患ではない患者さまにそれらを無理強いすることはありません。まずは医師としっかり対話をし、ご自分がどういう健康状態なのか、治療が必要なのか、治療するならどうしていくのか、治療は必要ないけれど定期的に来院したほうがいいのかなど、患者さまお一人お一人にとっての道筋をつけることが大切なのです。そのためにも当院では予約制を導入し、患者さまが通院忘れだけでなく日々健康で暮らしているかを見守っています。また骨粗しょう症の検査も行っていますから、骨密度が気になる方はぜひご相談くださいね。

ドクターからのメッセージ

川上 知孝院長

私は総合内科専門医として、これまで内科領域を中心にさまざまな患者さまたちを診させていただいてきました。私も一人ではすべてを治療することはできませんので、当院では他の医療機関と連携しながら診療を行っています。それと同じように、地域の皆さんもお一人ではご自分の健康すべてを守ることは難しいと思われます。そのために私たちのような地域のかかりつけ医がいます。お一人で悩まず、医療のわからないことや疑問に思うこと、そして生活の不安なども一緒に相談しながら解決していきたいと思います。

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