医療法人社団明香会 カヤマ内科泌尿器科クリニック

医療法人社団明香会 カヤマ内科泌尿器科クリニック

香山 重剛院長

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患者自身が自分で考え生活習慣を改善することが大切

―これまでで何か心に残ったエピソードはございますか。

ある時、心筋梗塞を起こした患者さんがいらして、心電図の結果から心筋梗塞と判断して大病院に連絡したのですが、病院側は心筋梗塞ではないというのですね。しかし、心電図や患者さんの容体から心筋梗塞であると言い張って、病院に搬送してもらいました。結果その患者さんは3本もの心臓バイパス手術を受けられました。今はすっかり回復して、ここの外来に通っておられます。もしもその時心筋梗塞を見逃したら、命を落としていたかもしれません。また、ある患者さんは採尿したら、血尿ではなく血そのものが出ていて、詳しい診察をしたら実はがんが進行していたのですね。このように地域のクリニックでも患者さんの命に関わる場面も意外と多く、印象に残っています。

―ところでプライベートの時間はどのようにお過ごしですか。

ゴルフが好きなので、ゴルフの素振り練習をしたり、時間があればラウンドしたりしています。実は1年半くらい前に軽い脳梗塞を起こし、そのリハビリのためにもゴルフ練習を続けています。リハビリ方法はいろいろありますが、好きなことをリハビリに取り入れるのが一番楽しいですね。素振りで体をねじると筋肉も鍛えられます。スイングの時の風切音もよく出るようになって調子の良しあしは風切音で判断できるようにもなりました。飛距離も230ヤードぐらいから250ヤードまで伸びました。体を動かして筋肉を鍛えることは良いことづくめです。糖尿病や高血圧などの生活習慣病も運動によって改善できますから、ぜひ取り入れて欲しいですね。

―最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

今68歳ですので、あと2年くらいは診療を続け、その後は息子に任せたいと考えています。息子は現在日本医科大学系の病院で泌尿器科の医師をしていますので、今後は少しずつ彼による診療を増やしていければと思っています。患者さんとは人間関係が大切ですので、これまで培ってきた信頼関係を損ねることなく、さらに地域に密着した医療を提供できればと思います。先ほどもお話したように、運動は健康維持にとても重要ですし、食事も大切です。病気の改善には、普段の生活習慣をほんの少し変えるなど自分でできることもたくさんあります。安易に薬に頼ることなく、患者さんご自身で考えて生活改善をすることをぜひお願いしたいですね。それが健康寿命につながると思います。そして何か不安や悩みのある時はお気軽にご相談ください。



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