医療生協さいたま生活協同組合 浦和民主診療所

医療生協さいたま生活協同組合 浦和民主診療所

肥田 泰院長

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実践的な運動指導で健康への意識を高める

―専門外来もありますね。

物忘れと糖尿病の専門外来を設けています。あと消化器、循環器それぞれの専門の医師もいますが、専門領域だけを診ているわけではなく、内科全体を診ながらより専門知識が必要な場合はその専門の先生が診る、という形です。軽い糖尿病なら一般外来で診ていますが、インスリンが必要とかなかなか状態が安定しないというような時は、専門外来で診てもらうようにしています。物忘れの外来は、さいたま市で今年から物忘れ健診が始まったこともあり、これから患者さんが増えていく可能性が高い分野。ちょうど娘が東京で精神科の医師をやっているので月2回手伝ってもらいつつ、もう1人常勤の医師が担当しています。家族を含めてお話を聞いて、困っていることやその人の本当の状態を知った上で対応していく、というものですね。

―入り口にポスターがありましたが、運動教室もあるのですか?

それはこれからですね。高血圧や糖尿病といったいわゆる生活習慣病の治療では、食事と運動が大切です。このうち食事については、この診療所の一つの特徴として、土曜日以外は管理栄養士に来てもらい、食事に関してはそこで話を聞いてもらうようにしています。でも運動については「身体を動かしてくださいね」以上のアドバイスがなかなかできなかった。そこで、今会議室になっている4階をメディカルフィットネスにして、運動の指導も始めようと考えています。そうして運動をできるだけ実際の生活の中に取り入れてもらって、やってみると効果があること、逆に生活そのものを変えないと病気はよくならないことを患者さんに実感してもらうのは非常に大切なこと。「検査をして薬を出して終わり」ではない診療スタイルを追及していきたいと思います。

―病気を治すには、まず健康に意識を向けることが大事だと。

そうです。それを診療所に来る人だけでなく、ホームページや講演、もっと小さい単位で食事や栄養、認知症について地域に発信し、地域全体の健康度を少しずつアップさせていきたい、というのが長年医師をやっていての私の思いです。診療所に来てくれる人だけを診ても経営は成り立つかもしれませんが、私自身の医師としての役割を考えると、それだけでは足りないと思うんです。例えば、毎日長時間働いている人が具合が悪くなったとして、薬でまずは良くなるかもしれないけれど、長時間労働が改善されないままで根本的に病気が良くなるかというとなりません。でもそこには我々はなかなか手が出せない。そこを変えるには、地域の中から健康に対する意識を高めていき、社会全体を根本から改善する考え方にしていくことが必要なんです。簡単にはいかないことだけれども、そういう考え方でやっているのも当院の特徴の一つです。

―医療・福祉全体にも関わる話なのですね。

社会全体を良い方向に動かしていかないと、病気を良くすることもなかなか難しいんですよということを、何より地域の方々にわかっていただきたいですね。そうやって一緒にやっていけば、全体の医療や介護、福祉も変わっていくんじゃないかと思うんです。

記事更新日:2017/01/17


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