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箕田 宏 院長の独自取材記事

とだ眼科

(戸田市/西川口駅)

最終更新日:2019/08/28

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西川口駅前の喧騒を抜けた静かな住宅街の一画にある「とだ眼科」。1971年に箕田宏院長の父である箕田健生先生が開院し、それ以来45年以上もの間、地域医療に貢献してきた。長く大学病院に勤務していた箕田院長は、その経験を生かして一般的な眼疾患から白内障の日帰り手術まで幅広く対応している。同クリニックが日々の診療で大切にしているのが、Safety(安全)、Speed(迅速)、Smile(笑顔)、Scincerity(誠意)の4つのS。これを意識することで、患者が何でも相談しやすい明るい雰囲気づくりを心がけているという。町のクリニックの親しみやすさや温かさを持ちながら、常に新しいことにチャレンジしていきたいと話す箕田院長に、日々の診療や患者への思いを語ってもらった。
(取材日2018年4月25日)

親子二代で幅広い目の疾患に対応し、地域医療に貢献

開院は1971年だそうですね。

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はい。僕の父が初代院長で、長く大学病院に勤務した後、地域医療を提供したいという思いでこの地に開院しました。7年ほど前に僕が院長を引き継ぎ、現在は父と僕の2人体制で診療を行っています。患者さんはご近所の方がメインですが、父と僕が大学にいた時から診ている患者さんにも来ていただいています。土地柄もあると思いますが、この辺りは古くから長く住んでいる人とベッドタウンとして新しく越してきた若いファミリーが多いので、高齢の方はもちろん、お子さんや小さい頃から長く通ってくれている若い人まで、幅広い年齢の方にお越しいただいています。90歳代の方もさほど珍しくなく、100歳に近い方もいらっしゃるんですよ。

クリニックの強みや特徴を教えてください。

当院では、大学病院での勤務経験をもとに手術や処置を積極的に行っており、できる限り必要な治療が当院で完結するようにしています。中でも、白内障の日帰り手術や加齢黄斑変性の治療、更にはエイジングケアにも力を入れています。私の専門である目の感染症、ぶどう膜炎、網膜硝子体疾患については、今までの経験から早期に診断し、適切な治療を受けていただくことが可能です。設備面においては精度にこだわって機材を導入しています。手術機器はもちろん、緑内障や網膜疾患の検査には光干渉断層計を有効活用することで正確な診断に努めています。また眼科疾患は糖尿病や高血圧といった全身疾患の合併症として発症することも多いので、発症リスクの高い患者さんの場合は主治医の先生と密に連絡を取り合い、ノートや手帳に患者さんの状態や情報を記載してやりとりすることで、より安全性に配慮した診療を心がけています。

日々の診療で大切にしていることは何ですか?

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まずは患者さんの訴えをよく聴くことです。実際診れば目の状態はほぼわかるのですが、患者さんは実は僕が診たことと違う点を気にして来られていることもあります。そのため所見や検査データだけで治療方針を決めてしまわず、まず何に困ってクリニックに訪れたのかまず話をよく聞くことが大切だと思っています。そのためには話しやすい雰囲気をつくることも大切ですね。第一に笑顔かな(笑)。また僕だけでなく、スタッフも気さくで緊張しなくてもいい雰囲気だと、お声をいただくことがあります。当院はクリニックが古くからある分、長く勤務してくれているスタッフも多く、ベテランのスタッフから新しいスタッフに患者さんへの対応の仕方が自然に受け継がれているのも、理由の一つなのかもしれませんね。

どんな患者も幅広く受け入れられるクリニックに

診療をする上でのポリシーなどございますか?

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僕は基本的には、現状に満足せず何でも積極的にやっていきたいと思っています。常に新しいことを課題にして、患者さんのために頑張っていくことがとても大切だと思うんです。それが時に自分自身への刺激にもなりますからね。2年前に始めた院内での白内障手術も、導入は楽なものではありませんでしたが、徐々に地域に受け入れられてきました。今後は多焦点眼内レンズによる先端医療も視野に入れて、常に新しいものを取り入れていきたいですね。それによって患者さんそれぞれの要望に応えられるように、治療の選択肢を増やしていきたいと思っています。自分で限界を決めることなく、諦めず常にチャレンジしていく気持ちは忘れないようにしたいです。

果敢にチャレンジしたいという思いの原動力は何ですか?

常に成長していきたいとか挑戦というとかっこいいけれど、常に課題を持って日々を過ごし、どうすればいいかをいつも考えて、患者さんのためになることを提供したいという気持ちが強いんでしょうね。これは父の影響もあるかもしれません。例えば、父が若い時に取り組んだ目のがんの治療法は日本にはあまりなかったですし、現在では当たり前になった超音波を用いた白内障手術も早くから手がけました。更に現在では機器の発展が著しい硝子体手術も早くから当時の勤務施設に導入したそうです。僕もそういった精神を受け継いで、知識を豊富にして技術も磨いていきたいですね。

日々の診療の中で印象的なエピソードはありますか?

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幼少期に父が大学で腫瘍の治療をした患者さんが家族を持たれ、自身の子どもに病気が遺伝していないかを確認するためにいらっしゃることもあります。幸い遺伝があった例はなく、毎回すごくホッとした顔をされるのを見るとこちらも安心しますね。定期的に来られる患者さんの中には、緑内障や加齢黄斑変性などが原因で両眼がほぼ失明状態の方もいらっしゃいます。大学病院や大規模病院での最先端の治療でも万策尽きてしまい、残念ながら今後も視力を改善することができません。そういう患者さんが受診されることで現状維持を確認し、更にはさまざまな工夫で利便性を高めようと前向きな気持ちで訪れます。そういう方を診察しているとこちらも勇気づけられます。あらゆる状況の患者さんが通院することに意味を見いだしていただける地域のクリニックでありたいと願っています。

現状に満足せず、新しいことにチャレンジし続けたい

医師の道を選んだのもやはりお父さまの影響でしょうか?

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そうですね。父が開院した当初は2階に住まいがあり、幼い頃からなんとなくですが父の仕事ぶりを目にして、日々の生活の中に常に医療がありました。思春期には医師という仕事は嫌だなあと思っていた時期もあったのですが、結局同じ道に進んでいますし、この道を選んで良かったと思っています。眼科を選んだのは、眼科には内科的要素と外科的要素の両方が備わっているから。特に自分の手で直接病気を治すことのできる外科的な要素があることが魅力でした。眼科の医師になって良かったなと思うのは、見えない物が見えるようになって、患者さんが本当に喜ばれている姿を見るときです。自分のやったことの結果がすぐ患者さんにも伝わって、喜んでいただけるのは僕にとっても大変うれしいことですね。

お忙しい中、休日はどのように過ごされますか?

体を動かすのが好きでじっとしているのは苦手なタイプなので、ゴルフやジムなど運動をしたり、買い物や何かを観に出かけることが多いですね。それらがリフレッシュ法です。家でゴロゴロしたりただ休んでいるだけというのは退屈で、予定のない休みは逆に具合が悪くなりそうで(笑)。それなら仕事をしていたいなあと思うほどなので、アクティブに過ごすようにしています。もちろん眼科の勉強もしていますよ。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

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目に関する相談はどんな些細なことでも受けたいと思っています。医療機関を受診することに敷居が高く感じられて、売薬もいろいろあるのでそれで済ませている方も多いかもしれません。けれど、日本の保険制度は世界でも有数の恵まれている医療制度だと思いますので、ちょっとしたことでも積極的に受診していただければと思います。目に関して言えば、病気の始まりにどう対処するかが大切なことがあります。特に緑内障は初期の段階でしっかりと治療ができれば不自由なく生涯を過ごすことが出来ますが、進行してしまうと元に戻せません。病気によっては失明など取り返しのつかないケースになることもあり、人生を大きく左右することになりかねません。健康診断なども積極的に利用し、病気の始まりを逃さないようにしていただきたいと思います。

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