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浜崎 卓 院長の独自取材記事

浜崎医院

(春日部市/武里駅)

最終更新日:2019/08/28

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「浜崎医院」を訪れた人がまず驚くのは、その診療内容の豊富さだろう。1993年の開院当時から、当時まだ普及していなかった院内LAN体制を浜崎卓院長自ら構築して早期に取り入れ、患者への説明にも活用。その後、東京大学病院とのつながりにより、精度の高い検査データの読影体制も整えるなど、一歩先を行くシステムづくりに注力してきた。現在は子どもの風邪、アトピーから胃カメラ検査やピロリ菌の除菌、MRI・CTなどを使ったがん検査まで、およそほとんどの患者のニーズに応える充実ぶりで、日本内科学会総合内科専門医の浜崎院長を筆頭に、ベテランの医師・技師による診療と検査を実施している。浜崎院長に話を聞いてきた。
(取材日2016年7月28日)

がんの早期発見に役立つ、健診体制が充実

診療科の多さと検査体制の充実ぶりに驚きました。最初から総合内科診療をめざされていたのですか?

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もともとは医師として「がんを治したい」という思いが一番で、研究や臨床のこだわりはありませんでした。妻の実家の意向もあって開業することになり、「それなら、がんを治すような臨床がしたい」と思ったのが現体制への第一歩ですね。旭川医科大学を卒業後、開院までは東京大学医学部付属病院第一内科に勤務していたので、その頃から行っていたエコーに内視鏡も加えて、内視鏡、エコー、レントゲンという検査体制でスタートし、徐々に胃の透視検査(バリウム検査)もできるようにして。その後、甲状腺や乳腺も診られる性能重視のエコーに切り替え、CTも入れたことで、肺がんも見つけられるようになりました。さらに脳や整形、前立腺がん検査など幅広い検査で活躍する1.5テスラ(磁気の強度を表す単位)のMRIを取り入れたことで、検査領域も広がり、現在はほぼすべてのがん検査をすぐに行うことが可能です。

MRIがあるとどのような検査ができるのですか?

がん検査にはMRIは欠かせません。例えば、前立腺がんは通常PSA値(タンパクの一種の値)で判断することが多いですが、MRIを使うことでより適切な診断が可能になります。また需要の多い整形外科の分野でも、ヘルニアのように軟骨が問題になる症状や、足のしびれ・痛みの原因、じん帯や半月板の損傷が骨まで達しているかどうかもMRIによってわかりますし、がんが転移していないかどうかや圧迫骨折が最近起こしたものかどうかもわかるなど、多くのメリットがあります。

こちらの院で特に力を入れている分野はありますか?

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やっぱりがん検診、がんの早期発見ですね。開院以来、それが当院のコンセプトですから。まず僕が診て「この人にはこんな検査が必要だ」ということを判断したら、その検査をすぐに受けていただけるのが当院の第1の強み。「この検査がダメならこっち」ということも簡単にできます。ですから、当院でがんが見つかる人は結構多いですよ。PET検査(陽電子放射断層撮影というがん検査の方法の一つ)以外ならだいたいの検査ができますし、乳がんの発見に効果的な3Dマンモグラフィや卵巣がん・子宮がんに役立つ経腟のエコー検査も備えているので、婦人科の検診も一緒に受けることが可能です。MRIを使った脳ドックと全身CTで甲状腺や頚動脈もチェックするものなど、さまざまなコースを行っています。全国健康保険協会の健診で来る人と合わせて、一日20人ぐらいは検診の方が来られますよ。

検査の結果をしっかり生かすシステムが強み

医院として、どんなことを大切にしていらっしゃるのでしょう?

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患者さんのためにサービスをよくすることです。検診の価格もそうですし、MRIを使った前立腺がん検査のように医療的にメジャーでなくても十分価値があると思える先進のものは取り入れていくのも、設備投資をして、さまざまな検査体制を整えていくのもそうですね。当院の2つ目の強みである、検査の読影レベルもその一環と言えるかもしれません。

読影とは「検査結果を判断して診断を下す技術」のことでしょうか。

そうです。いくら検査機器がそろっていても、その結果を正しく読み解いて患者さんに説明できないのなら何の意味もありません。当院が頑張れているのは、読影の力が大きいと思います。読影は開業前にお世話になっていた東大病院の放射線科が立ち上げた読影専門の会社にお願いしていて、依頼を出すとその日か次の日には結果が返ってきます。印刷して患者さんに渡すこともできますし、すぐに結果が出るので、説明もしやすいのがメリットですね。その分読影料は決して安くはありませんが、ゆずれないところです。今は、東大の放射線科の医師が月に一度教えて来てくれることがありがたいですね。おかげで、非常に難しいためになかなかできるところがない、MRIを使った冠動脈の検査も月1~2例実施できています。

健診を受けることが、慢性疾患の治療への第一歩にもなりそうですね。

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そうですね。例えば脳ドックの受診者で、脳腫瘍の見つかる人は少ないですが、動脈がコブ状に膨らむ動脈瘤は、小さなものまで含めれば頻繁に見つかります。すぐに治療の必要な状態のものはともかくとして、小さなものなら大きくしないように、その後の経過を診ていくことが重要になるわけですが、同じ「生活習慣を改善して、もっとコレステロールを下げていきましょう」という話をするのでも、検査結果の画像を示しながら「こういう状態で、こういう危険性があるから、コレステロールを下げましょう」とお話するほうが、患者さんも本気で取り組もうという意識は高まるとは思います。

「ゆりかごから墓場まで」診られるかかりつけ医として

先生が医師になろうと思ったきっかけも教えてください。

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親は教師だったんですが、最初から僕のことは「医者にする」と決めていたようで、そういう方針で育てられ、素直に「医者になるんだ」と思って成長したからでしょうね。中学までは非常に成績が良かったんですが、高校でバレーに夢中になって全然勉強しなくなって。「医学部に行く」と言えば担任の先生に笑われるような成績でした。ただ、ほかのものになろうとも、妥協して学校を選ぼうとも思いませんでしたね。それで浪人して、旭川医科大学に進学したんですが、在学中はバレーと将棋で忙しくて。しっかり勉強したのは卒業してからです(笑)。

バレーと将棋に打ち込まれていたんですね。

バレーは3年で、北海道2位で全日本大学選手権の代表になり、その時チームの初代キャプテン兼監督を務めていました。同時に将棋もやっていて、道内大会でいつも北大の全学と優勝争いをしていましたね。バレー部で後輩を指導していたら、将棋部から「遠征の選抜チームに参加してほしい」と言われ、バレー部の仲間に「まさか俺たちを見捨てて行かないよな?」と言われたこともありました(笑)。大学卒業後は関東に来たんですが、それがちょうどパソコン通信の始まった頃で、個人でレンタルサーバーを借りて「将棋チェスネット」という、愛好者同士が集まって遊べる場を主宰しました。僕は第4期名人でしたが、今は53期ぐらいになっています。もう20年以上続いていますね。今のメンバーは30人ぐらいで、トーナメント戦のほか、年に5回ほどはアマチュアの将棋大会に団体戦で参加しています。将棋好きで、参加したいという人が出るとうれしいですね。

これから更に力を入れたいことはありますか?

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2016年に当院の向かいにサービス付高齢者向け住宅をオープンしました。続いて2017年の1月ごろには、当院より2kmくらい離れた一ノ割駅の近くにもう1つ2階建てのサービス付高齢者住宅、その住宅の1階に分院を作り、当院の副院長が院長に就任しました。幅広い科目で患者さんのお役に立っていきたいですね。消化器の検査需要も高いので、多くの方を診察させていただいております。そうやって「ゆりかごから墓場まで」のように、子どもから大人まで幅広く、病院とは違う「かかりつけ医」として、その時だけでなくトータルで診ていくことですね。医師としてのレベルだけなら僕より高い人はたくさんいるでしょうが、「健診まで含めトータルで診られる」というところに、これからも自信を持ち続けられる存在でありたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/2万7000円~
胃内視鏡検査/1万5000円
大腸内視鏡検査/2万9000円
婦人科検診コース等6700円~

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