医療法人 狭山中央病院

渋谷 哲男院長

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狭山市駅から車で5分。徒歩15分。「狭山中央病院」は、内科、外科、整形外科、脳外科の4科を主要科としている、地域密着型の中規模病院だ。一般病棟85床、療養病棟26床、総計111床の救急指定病院だ。総合病院のようにすべての科に対応できるわけではないが、急性期医療に関しては、4科の緊密な連携により、2次救急まではほとんどの症状に対応できる懐の深さがある。カテーテル治療を始めた内科、高難度の手術に対応する外科、人工関節の手術が得意な整形外科、脳梗塞が得意な脳外科など、各科に強みを持っている。さらに、救急の電話連絡に対応する担当者を看護師から医師に変え、受け入れの速度を上げるなど、患者の状態をより良くするための改革を行っている。
(取材日2017年7月14日)

小回りが利き、協力し合う急性期病院として

―地域密着型の急性期病院である当院の長所を、お聞かせください。

内科、外科、整形外科、脳外科に特化した病院ですが、この4科はお互いに補完連携をして多くの疾患に対応しています。外科系の手術は週2日(火・金)ですが、この日は手術の有無に関係なく麻酔科の医師が1日手術室で待機しており、日曜祭日や時間外の予定・緊急手術に関しては、近隣の麻酔科の医師と連携をとりながら対応しています。その他に内科は週3回、皮膚科、形成外科は週1回、非常勤の医師が外来と病棟で循環器、皮膚科の診察を担当。形成外科は体表のすべての病態に対応し、外科的には眼瞼下垂、褥瘡、皮膚移植、AVシャントなどの治療にあたっています。整形外科、脳外科は常勤の医師は1人ですが、研究日などで不在の場合は非常勤の医師により、切れ目のない診療を実現しています。院内のチームワークは非常に良く、職員がお互いに気を遣い働きやすい病院といわれており、これが患者さんの対応にも反映されていると考えています。

―医療機器導入や院内の環境整備で、工夫されている点は何ですか?

築30年以上の古い病院ではありますが、院内の清潔と最先端の医療器具を導入することに力を入れてきました。医療器具は内視鏡と超音波の新機種を導入。上部内視鏡は経鼻、口腔の2機種、すべてに85倍の拡大鏡と新しい内視鏡システムを取り入れています。新しい内視鏡は、特殊な光を使って、初期がんの粘膜面の特徴的な変化をわかりやすく照らし出し、通常の観察より早期発見につながりやすいのが特徴。一方超音波は、心筋の壁運動の再現性に優れ、高速かつ多方向からビームの送信とより多くのビームの受信により、高精細な画像と血流の流れも精密に抽出できるため、心筋梗塞、狭心症、心不全、肝がん、肝移転、良性肝腫瘍などの診断、鑑別に有用です。昨年、一般病床28床の増床が認められ、一般病床113床、療養病床25床の139床の病院になることが決定しました。近々に増築を予定しており、その際電子カルテやMRIの新設も考えています。



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