防衛医科大学校病院

長谷 和生病院長

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地域医療連携室と緩和ケア室の新設

―ところで、院長先生のご専門分野は?

もともと消化器外科が専門です。前に勤務していた自衛隊中央病院の外科部長時代は、消化器疾患の手術ができるドクターをしっかりと育てる立場でした。その時点では60歳の定年で退職して、あとは好きなことでもやりながら過ごそうかと考えていたのですが、8年前に防衛医科大学校の外科学教授になるということでこちらに赴任し、そこからは学生教育を通じて外科の魅力を伝えて外科医を増やし、さらに優秀な外科医を育てることを人生のテーマに据えて取り組んでまいりました。こちらの病院長に就任したのも、後輩たちが優れた自衛隊医官として育成できるための環境作りができればとの思いでしたよ。

―そもそも医師を志した理由も教えてください。

私は防衛医科大学校の2期生です。父は公務員で医学方面とは関係のない家庭。いま思い返せば、高校時代に裸足で医療を施した中国の医師の本を読んで感動したことがきっかけですかね。また僻地医療にも関心もありましたので、医療環境が整わなくて困っている人たちを助けたいというピュアな思いから医学の道に踏み入れたのです。

―今後の展望と地域へのメッセージをお願いします。

地域包括ケアを目的に、2012年から「地域医療連携室」を、今年から「緩和ケア室」を設置しました。特に地元のクリニックや病院の地域連携室との連携を図って患者サービスに努めていこうというものです。また緩和ケアにつきましても地域のケアマネージャーや終末治療としてホスピスとの連携も図っていこうとしているところです。地域でクリニックを運営する防衛医科大学校OBドクターもおりますので、今後も積極的に連携していくつもりです。また感染症に対する体制づくり、救急医療のより積極的な受け入れをめざした人材の確保なども図ってまいります。個人的には、地域の皆さまのニーズに応えられる体制をできるだけ早くに実現する予定ですので、少しお待たせすることもあるかとは思いますが、ご期待いただければ幸いです。



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