医療法人慈正会 丸山記念総合病院

米川 甫院長

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創立は、アテネで第1回の五輪が開催された1896年。以来120年以上にわたり、岩槻の街とともに歩んできた「丸山記念総合病院」は、地元の誰もが知り、また頼りにしている病院だ。190床(稼動病床)の病棟は急性期医療が中心。外来は内科、外科、整形外科、泌尿器科、産婦人科など17科がそろい、救急搬送も積極的に受け入れている。同法人内には駅前ビル内の健診施設「レインボークリニック」、隣に訪問看護ステーション「いわつき」などの関連施設もあり、連携を取りながら健康診断や治療にあたっている。地域のニーズを汲み上げて変化を続ける同院の歴史、今、これからについて、米川甫院長に話を聞いた。
(取材日2016年6月29日)

昔も今もこれからも岩槻の人々のために

―設立は明治時代に遡ると聞きました。

ええ1896年、明治29年です。最初は産科と内科のみの小さな診療所だったんですが、町の人口が増えるに併せて病床も増え、診療科も増えて。今は救急の外来のほか17の診療科と人工透析・内視鏡の専門施設、6つの専門外来を有しており、許可病床241床、稼動病床190床をそろえています。地域の中小病院ですから「完璧」というわけにはいかず、心臓血管外科や呼吸器外科、精神科あたりは少し手薄ですが、一通りの科はそろっているという形ですね。岩槻市の人口は約11万弱。当院は半径5キロ圏内で急性期治療を行っている唯一の総合病院のため、地元の方には頼りにされていると自負しています。水曜日は休診で土・日曜日は診療するというスタイルも昔からです。ただ職員の生活もありますので、6年前から第1日曜だけは休診にさせていただいています。それでも週末開いている病院はまだまだ少なく、地域のお役に立てているのかなと思っています。

―救急の受け入れやお産にも力を入れていますね。

そうですね。極力、救急の依頼を受けられるように体制を整えています。外来については、内科なら高血圧や糖尿病などの生活習慣病、整形外科ならロコモティブ(運動器)症候群や腰・腰椎の痛みなど、超高齢社会の影響から来院される方が比較的多いでしょうか。消化器系のがんもありますね。この地域には他に産科を扱っている病院がほとんどないため、当院では常勤医師3人、体外医療専門の技術者3人という体制でこの地域の分娩を一手に担うほか、不妊治療にも取り組むなど多岐にわたり充実を図っています。「おばあちゃんも、お母さんもここで生まれました」とおっしゃる妊婦さんもいるんですよ。昔は子宮を取る方法しかなかった卵巣腫瘍や子宮筋腫も、最近では内視鏡を使って悪い部分だけを切除することが可能になっています。産科だけに限りませんが、患者さんへの負担をできる限り少なくする低侵襲手術に力を入れて取り組んでいます。

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