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山本 裕司 院長の独自取材記事

藤沢湘南台病院

(藤沢市/長後駅)

最終更新日:2019/08/28

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周辺がまだ無医村状態だった1932年に開院して以来、80年以上にわたって藤沢市の発展とともに成長してきたのが、「藤沢湘南台病院」だ。現在は、外科系と内科系、専門診療部門など20を超える診療科をそろえ、一般急性期から、回復期リハビリテーション、医療療養、緩和ケア、地域包括ケアまでの病棟も備えることで、急性期から慢性期までの病気の治療に対応。さらには、介護老人保健施設や健診施設なども隣接しており、地域に必要とされる医療から保健、福祉までのニーズに幅広く応えている。大腸肛門病分野やスポーツ整形を含む整形外科など専門性の高い診療には、遠方からも患者が訪れる同院で、2015年から院長として病院運営を担うのは、神奈川県立足柄上病院の名誉院長でもある山本裕司先生。就任以来「地域を診る」をコンセプトに、急性期病院として救急搬送の受け入れ強化や周辺の開業医、介護関連施設などとのネットワーク作りにも力を入れてきた。2018年春にはICUも開設し、ますます地域での存在感を高める同病院について、山本院長にその特色やめざすところを聞いた。
(取材日2019年4月8日)

地域医療の中核を担う藤沢北部の基幹病院

病院を紹介していただけますか。

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開院以来、徐々に診療科や各種の病棟も増やし、介護施設も開設するなど、地域の医療ニーズに応えながら大きくなってきた病院です。現在は、「地域を診る」をコンセプトに外科や内科などを幅広く診療すると同時に、大腸肛門病や整形外科などでは、専門性の高い診療も行っています。2012年には緩和ケア病棟、2016年には地域包括ケア病棟を開設して、急性期一般や療養、回復期リハビリテーションの病棟と合わせ、患者さんの病状に合わせた適切な医療を提供できるよう努めています。さらに、敷地内には介護老人保健施設や居宅介護支援施設、健康増進施設、藤沢訪問看護ステーションがあり、地域の開業医と連携しながら在宅医療も行っています。また、2016年には長後駅前にライフメディカル健診プラザを開設し、健康チェックや保健指導などを通した健康増進を目的に運営しています。

救急搬送の受け入れに力を入れていると伺いました。

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そうですね。地域の基幹病院として急性期医療を担うのは当院の使命ですので、救急搬送の受け入れ体制強化は、力を入れて取り組んでいることの一つです。藤沢市北部には急性期病院が本当に少ないので、地元に加え近隣の大和市や綾瀬市、横浜市の方々も多く受け入れています。少し前にICUを8床開設しました。地域には高齢者も多く集中的な治療が必要な方も少なくありませんでしたが、それまで設備的な理由で受け入れることができなかった重症患者さんも受け入れることができるようになりました。そして、急性期の病気に今まで以上に充実した医療を提供するために、優秀な人材の確保と育成も重要と考えていて、循環器内科や消化器内科の医師も増やしたことで、重症患者さんに対する緊急カテーテルや内視鏡による治療にも迅速に対応できるようになりました。若い医師やスタッフにも「断らない医療」というコンセプトが浸透してきており、頼もしく思っています。

地域包括ケアの中核としても役割を果たされていますね。

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以前は、健康増進から健康診断、急性期、慢性期、老人保健施設、訪問看護ステーションなど、医療から介護、福祉までを当院で完結できるような形でやってきましたが、現在は、それに加えて地域とも連携していくことがとても大切になってきています。そういう意味では地域包括ケア病棟も、急性期の治療が終わった患者さんのリハビリテーションなど在宅療養に移るまでの準備をすることに加えて、在宅療養をしている患者さんの病状が悪化したときの受け入れや、介護をしているご家族などがちょっと旅行に行きたいときなどに、一時的に患者さんをお預かりするレスパイト入院など、うまく活用されていると思います。また、緊急時に同院への入院を希望する患者さんには「あんしん連携カード」をお渡ししています。そのカードを持つ方には、いざという時の救急受入と入院ベッドの確保を約束し、もし対応が難しい場合は、責任を持って受入先を確保するようにしています。

病院としての今後の展望についてお聞かせください。

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先ほども少し話しましたが、私が当院に来て一番やらなくてはいけなかったのが、断らない医療をすることでした。現在は、それもかなり浸透してきましたが、地域を大切にするためには、それを引き続き頑張らなくてはなりません。また、2019年の前半には、手術支援ロボットを導入する予定になっています。大腸や胃、肺、前立腺などのがんの手術で使用することを想定していますが、先進の医療機器も積極的に導入することで、地域に必要とされる医療ニーズにさらに応えていきたいですし、同時に当院は医師臨床研修病院でもありますから、特に外科系を希望される若い先生方に先端の医療を学び、身につけてもらうためにも必要であると考えています。もう一つは、地域の病院やクリニックの先生方との連携を、さまざな形で深めていくことです。地域が一丸となり、皆さまが安心して暮らせるようにするために、さらに力を入れて取り組んでいきたいと思っています。

最後にメッセージをお願いします。

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当院は、幅広い診療科に急性期から医療療養、回復期リハビリテーション、緩和ケア、地域包括ケアまでの病棟を備え、地域との連携にも取り組む基幹病院です。元気な方には、健診プラザやフィットネスを利用して健康を維持していただく。病気になってしまった場合には、急性期から慢性期まで病状に合わせた適切な治療やケアを提供し、その後はリハビリテーションをして在宅に復帰していただく。また、がんの末期の方には、緩和ケアで穏やかなひと時を過ごしていただくというように、医療に関するほどんどのことは当院で受けていただけます。そして当院の、「人のために尽くす医療」というスローガンは、患者さんを断らない、この地域の医療を守るのは自分たちだという自負の表れでもあります。それぞれの診療科で専門性も高く、安全で安心な医療を提供することを心がけていますので、健康に不安や問題がありましたら、当院もぜひご利用いただきたいと思います。

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