医療法人社団桃實会 青和クリニック

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高橋輝行理事長

医療トピックス

陰性でも油断は禁物!
冬の感染症の予防と治療

医療法人社団桃實会 青和クリニック

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京王線高幡不動駅に程近い「青和クリニック」は、保育園を併設する珍しいクリニックだ。小児科を担当する高橋佐智子院長は、3人の子育て中。子どもの感染症ケアの大変さは身に染みていて、「家族皆がうがいや手洗いに努めても、かかる時はかかってしまうんですよね」と苦笑する。だからこそ治療や予防について知っておくべきことがある。予防接種は受けるべき? 抗ウイルス薬が心配! そんな疑問をぶつけてみた。(取材日2014年9月2日)

同じ症状で、別の病気の可能性も。たとえ流行時期でも「インフルエンザだろう」という先入観を捨てて診察

子どもの感染症にはどのようなものがありますか?

40913 mt 1 q1 1411126939 ▲病気を理解してもらえるように、本のコピーを渡すこともある 夏に流行するのは、ヘルパンギーナと手足口病です。手足口病は手・足・口に発疹が出て、ヘルパンギーナは高熱や喉の痛みを伴い、どちらも口が痛くて食事がとれなくなります。秋からの季節は、ロタ・ノロといったウイルス性の胃腸炎、小さい子はRSウイルス感染症という呼吸器系の病気も見られますが、やはり冬の代表的な感染症といえばインフルエンザです。主な症状は高熱・頭痛・鼻水・咳・体のだるさや腹痛など。熱がひじょうに高く、見た目の重症感が風邪とはまるで違います。子どもは症状を説明することができず、痛いのがお腹でなくても、「ぽんぽんが痛い」などと言いますから、いつもと様子が変だと思った時は、早めに受診してください。

インフルエンザの診断について教えてください。

40913 mt 1 q2 1411126939 ▲2014年夏に開業したばかりだが、多くの患者が訪れる インフルエンザは、迅速診断キットによって数分で診断がつきます。鼻の奥深くまで綿棒を入れるつらい検査ですが、そこまでしないと正しい結果が出ないので、頑張ってください。ここでぜひ注意が必要なのは、インフルエンザが陰性だった時です。安心は禁物で、「ではいったい何の病気か?」 という別の問題になるんですよ。子どもは、お腹やお尻など隠れた部分に発疹が出ていることもあるため、私は、体全体を診るようにしていますし、実際、インフルエンザと同じ症状で髄膜炎や肺炎だったという例もあります。私は「インフルエンザだろう」という先入観を捨て、ほかの病気も視野に入れて患者を診ていますが、このことはぜひ親御さんも知っておいていただきたいですね。

予防接種は受けたほうがいいですか?

40913 mt 1 q3 1411126939 ▲高橋院長自身も3人の子どもを育てながら働くママ 予防接種がある病気は、“予防接種で予防しなければいけない病気だ”と考えてください。大人でも副作用が心配なのに、小さな子にワクチンなんてと思うかもしれませんが、予防接種による副作用は恐ろしいものではありません。例えば、接種後に熱が出たり、注射した部分が赤くはれたりすることは、よくあります。でもそれは、体に入ってきたものに対する反応として当然で、ワクチンによる体の反応は、わずか0.6%ほどと言われています。それだけで感染のリスクを下げ、万一かかっても軽症ですむというメリットがあるんです。「病気になってしまったほうが免疫がつく」と考える方もいますが、実際には重症化する場合もあるため、ぜひ予防接種は受けてください。

治療について教えてください。抗ウイルス薬が心配です

40913 mt 1 q4 1411126939 ▲子育て中だからこそ、ママの気持ちを汲みとった診療が行われる タミフルによる問題行動は、薬が原因というだけではなく、ウイルスが脳に入ってしまったことが原因とも言われていますので、一概に悪いとは言えないんですよ。インフルエンザは、かつては自然に治るのを待った病気なので、積極的に抗ウイルス薬を使う必要はないのかもしれませんが、やはり苦しむ我が子の熱を早く下げてあげたいと思うのが親心だと思います。必要に応じて吸入薬や咳止めの薬なども用いて治療しますが、当院では、漢方薬の導入も準備中です。熱は下がったけれど体にだるさが残ったり、食欲が戻らなかったりする症状に使えたらと思っています。苦い薬という印象があるけれど、意外と甘くて、お子さんでも飲めそうな漢方薬もあるんですよ。

保育園と併設しているクリニックのメリットを教えてください。

40913 mt 1 q5 1411126939 ▲保育園が隣接しており、時間がないママたちの強い味方 幼稚園や保育園は感染症がどうしても広がりやすい環境です。朝、お子さんの様子がちょっと変だなと思っても、病気の初期症状とは気づかずに登園させてしまうということはよくありますからね。当院は、クリニックの隣に保育園を併設していますので、うまく利用していただくことで、感染症の予防にも役立つと考えています。例えば、前日や朝にお子さんの調子が悪かったら、登園前に立ち寄って診察を受けることができますし、お迎えの際に「ちょっと咳が出ていた」と先生に言われたら、帰りに診察を受けて、薬をもらっていくこともできます。お迎えのついでに予防注射を受けていく方もいて、忙しいお母さんの時間の節約にもなっているようです。

ドクターからのメッセージ

高橋佐智子院長

インフルエンザなどの感染症は、気をつけていても、移ってしまう時は移るものです。なかには、正しい子育てができていないなどと周囲から責められてつらい思いをしているお母さんもいらっしゃいますが、どうか悩まないでください。たとえかかってしまっても、子どもの感染症はほとんどが必ず治るので、安心してくださいね。 子どもが具合悪い時は、お母さんも大変です。家族などのサポートがあっても、実際には一人で解決しなければいけないことばかり。私は、そんな悩めるお母さんの背中をそっと押してあげられる存在になりたいと思っています。お子さんの健康に関して困ったことや不安なことがあったら、何でも相談してください。一緒に考えていきましょう!

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