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高野 勇人 院長の独自取材記事

たかの整形外科

(世田谷区/経堂駅)

最終更新日:2022/08/08

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「治療は『手当て』とも言う通り、できるだけ患者さんに触れることが大切」と、2014年の開業以来、患者一人ひとりに対してじっくり時間をかけて、丁寧な診察を大切にしてきた「たかの整形外科」の高野勇人院長。明るく熱意あふれる人柄で、なんでも気軽に相談できる話しやすい雰囲気で、年代問わず地域の患者から厚い信頼を得てきた。バリアフリーの院内には、動画も撮影できるエックス線機材や、背骨の骨密度を測定する先進のエックス線骨密度測定装置など、検査器具やリハビリ器具を整備。開業から、理学療法士によるリハビリテーションや、2020年からは完全予約制を導入し、患者がより安心し通えるよう進化を続ける同院の、診療や魅力を高野院長にたっぷりと語ってもらった。

(取材日2014年5月1日/更新日2022年7月27日)

開業から8年。街の人たちから愛される整形外科に

まず始めに、診療にあたって心がけていることを教えてください。

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「治療とは、80%が診察で決まり、残り20%が検査で決まる」というのが私の考えです。つまり、診察でどれだけ症状を正しく理解し、患者さんの求めるものを正確に察するかが大事だと思うのです。患者さんが股関節が痛いとおっしゃっていても、詳しくお聞きしてみたら股関節ではなく、ちょっと場所がずれているかもしれません。どこが悪いのか正しく理解するには、可能な限り患者さんに触れ、自分の手で確認する。従来、治療は「手当て」と言うとおり、自分の「手」を患者さんに「当てる」ことが大切なのではと思っています。さらに、患者さんによって、医師に求めるものも異なりますので、その患者さんが何を求めているのか、的確に理解するためにも、診察の時間をしっかり取って、患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。

患者が話しやすい雰囲気にするために何か気をつけていらっしゃることはありますか?

医師と患者さんの関係性を、「治療を行う側」「受ける側」という立場で固定してしまうのではなく、ざっくばらんに、なんでも相談できる関係を築くことが大事だと考えています。これこそ、患者さんが求める真の医療を提供する原点です。静岡の病院に勤務していた頃、最後の診療日には、「先生、今までありがとうございました」と、患者さんがいろいろなものを贈ってくださったんですよ。ご自宅で採れたみかんなどの農産物や地元の銘菓、お父さんが釣って来た魚など……(笑)。あの時は本当にうれしかったですね。当院での診療でも、治療の最後になるべく「他になにか、ありますか?」と聞くようにしたりしています。患者さんもリラックスしてお話しいただけるような診療をこれからも心がけたいですね。

開業から8年。現在はどのような患者さんが多くいらっしゃいますか。

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ご近所にお住まいの方を中心に、本当に0歳の赤ちゃんからご高齢の方まで幅広い世代の方がいらっしゃいます。整形外科というとご高齢の方が多い印象があるかもしれませんが、当院はどの世代の方も満遍なく来ていただいて、患者さんの抱える症状もさまざまです。さらに、とてもうれしいことに、通院してくださっている患者さんが、ご家族やご友人をはじめ、ご自身の行きつけのお店にまで当院をご紹介してくださっていることもあるようで……。そのおかげか、ご紹介をきっかけにご来院いただけることが多いですね。地域に根差した医院をめざしていたので、これからもますます頑張っていきたいです。

充実の環境と予約制導入でさらに通いやすい医院へ進化

予約制を導入されたそうですね。

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はい。2020年9月より予約制を導入しました。ありがたいことに開業からたくさんの患者さんにご来院いただきましたが、一方でどうしても診療までの時間、長くお待たせしてしまっていました。そうした状況の中で、このままでは診療の中で大切にしている患者さんとのコミュニケーションの時間を十分に確保できないのではないかという悩みもでてきました。そこで、ちょうど新型コロナウイルス感染症拡大のタイミングとも重なり、待合室の混雑緩和と、そして何より、お待ちいただく患者さん、働いているスタッフ全員の負担軽減のために、予約制を導入することを決めました。予約は、お電話やネット予約はもちろん、受付で直接次回のご予約をとっていただくことも可能です。予約制になって良かったという声も上がっていて、思い切って予約制を導入してよかったなと思っています。

近年は理学療法士と連携したリハビリテーションに力を入れているとか。

その通りです。開業当初は器具を使用した物理療法のリハビリテーションが中心でしたが、今は理学療法士が常勤で勤務しているので、さらに患者さん一人ひとりに合わせたリハビリテーションをご提供することができるようになりました。理学療法士は国家資格となるリハビリの専門家で、リハビリテーションにおいて彼らの存在はとても大きいです。理学療法士によるリハビリテーションでは、さまざまな運動を通して関節や筋の動きの改善に取り組み、姿勢、歩行、スポーツ動作などの指導も行います。ただ痛みを和らげていくだけではなく、運動機能そのものの改善も図っていくことができるのです。また、マンツーマンで対応するので、患者さんのモチベーションアップにもつながっています。今後はさらに理学療法士の人数を増やして体制を整え、より良いリハビリテーションの環境をつくっていきたいと思っています。

ところで、院内設計でこだわった点はありますか。

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開院時、医院の設計にあたり心がけたのが、日当りが良く、気持ちが明るくなるような空間であること。そのため、できるだけ天井を高くし開放感を演出するよう工夫しました。また、ソファーの座面の高さにもこだわり、高齢の方も座りやすく、かつ、立ち上がりやすい、適度な高さにそろえました。さらに、車いすの患者さんもいらっしゃいますので、室内は完全バリアフリー構造に整備。もちろん、ベビーカーと一緒でも大丈夫です。室内の構造だけでなく、検査器具やリハビリ器具のクオリティーにもこだわり、可能な限り、高性能機械を用意しました。例えば、エックス線骨密度測定装置を用いた骨密度測定は、測定された数値をもとに、すぐに診断やアドバイスすることもできるため、気軽に検査も受けていただきたいですね。

これからも地域の人に愛されお勧めしてもらえる医院へ

先生はなぜ整形外科の医師を志されたのでしょうか。

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中学校時代、私はバスケットボール部に所属していたのですが、試合中、足首の靭帯を切ってしまったことがあったんです。すぐに入院し、手術をすることになったのですが、これが医療という世界に触れた初めての出来事になりました。その後、高校へ進み、進路を考える時期になり、人と接することがとても好きでしたし、人々に貢献できる仕事をしたいと考え医療の道へ進むことに決めました。整形外科を選んだのは、中学時代に手術を受けた経験も大きく影響していますが、お子さんからお年寄りまで、幅広い世代の患者さんを診れる科目であるということも理由です。

これまでのご経歴についても簡単に教えてください。

大学を卒業後、東京慈恵会医科大学附属病院の整形外科に入局、その後、大学関連の総合病院へ異動し、整形外科医としての経験を積みました。長男が生まれるタイミングで、静岡県の社会保険桜ヶ丘総合病院へ異動。そこで3年間、勤務しました。その後、再び帰京し、世田谷区内の駒沢病院で2年半勤務しました。駒沢病院で「手外科」についてじっくり学びました。「手外科」とは、手に焦点を当てた整形外科治療です。実はこの業界では、脊椎と並び、手はもっとも専門性の高い分野とされているんですよ。さまざまな環境で、一般的な整形外科医療に加え、「手外科」という専門技術も身につけた後、2014年にこのクリニックを開院しました。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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開業から8年、たくさんの患者さんの診察を担当させていただき、ありがたいことに今ではスタッフも20人近く勤務してくれています。今後は理学療法士の人数も増やし、リハビリテーションにも更に力を入れていきたいです。スタッフは明るく患者さんのために自発的に動いてくれるメンバーばかりで、非常に助かっています。私たちのモットーは、来院された患者さんに明るい気持ちでお帰りいただくこと。そのため、いつでも笑顔で患者さんをお迎えしたいと頑張っていますので、気軽に足を運んでいただきたいと思いますし、「腰や膝が痛いのは年齢のせい」と諦めてしまうのではなく、その中でもできることを患者さんと一緒に考えていきたいです。

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