つたえ内科クリニック

つたえ内科クリニック

鈴木清文院長

医療トピックス

動脈硬化を悪化させないために
今すぐ始められる生活習慣病予防

つたえ内科クリニック

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生活習慣病の予防が重要だと言われる理由は、糖尿病や高血圧になり薬を飲まなければならなくなるからだろうか。正しくは、生活習慣病は血管が狭くなったり詰まったりする動脈硬化を進行させて、ある日突然脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因になり命の危険を招く病だからだ。「つたえ内科クリニック」鈴木清文院長は、循環器専門医として高度医療の現場で重症患者の診療と医師への指導を行ってきた立場から、生活習慣病による心疾患を防ぐために予防の重要性を訴えている。生活習慣病のその先には心臓や脳の病があることを、みなさんに知ってほしい。 (取材日2013年12月10日)

生活習慣病が重なることで、動脈硬化の進行が倍増する

生活習慣病はどのような人が発症するのでしょう。

40506 mt 1 q1 1387433819 ▲鈴木院長は循環器、総合内科の専門医である 自由気ままな飲食、食事や睡眠の時間が定まらない不規則な生活、喫煙や運動不足な生活を続けていることが生活習慣病を招きます。24時間営業の飲食店が街中にあり、インスタント食品やお惣菜などが溢れる現代社会では、子どもから高齢者まで発祥の危険性があります。25年ほど前に私が医師になった頃、30代で心筋梗塞を起こす患者さんは非常に珍しかったのですが、最近は20代の患者さんも珍しくなくなりました。幼い頃からの生活習慣が影響しているものと考えられます。

主な症状を教えてください。

40506 mt 1 q2 1387433819 ▲院長は 「総合内科専門医」 として大学病院などで経験を積んできた 生活習慣病は、脂質異常・高血圧・糖尿病・肥満・癌が代表的なものです。いずれも自覚症状がなく、定期的に健康診断を受けている方が数値の異常を指摘されて初めて気が付く場合がほとんどです。健診を受けていない、受けていても無関心で何もせずに放置していると、全身の血管で動脈硬化が進行します。特に心臓に血液を送る冠動脈では、十分な血液を心臓に送れなくなり心機能が失われ、全身に血液を送り出せない状態になります。狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など深刻な症状を引き起こします。コレステロール値が高い、血圧が高い、糖尿病を発病しているなど症状が重なっている場合、動脈硬化の進行速度は足し算ではなく掛け算で増加します。目に見えないところで静かに悪化しますので、昨日まで元気だった人が突然心筋梗塞で倒れるということが珍しくありません。命が助かっても、心不全や不整脈などの合併症が後遺症として残る場合があり、その後の生活が一変してしまいます。自分だけの問題ではなく、家族や社会生活に大きな影響が出るのです。

治療のポイントは?

40506 mt 1 q3 1387433819 ▲胸が苦しかったり痛む人は早めに診察を受けた方がいいと話す、院長 生活習慣病を引き起こしている原因を、一つひとつ分けて対策を考えなければなりません。血圧が高い理由、糖尿病を引き起こしている原因、脂質異常を招いているのは何が原因か判断が必要です。速やかに投薬治療が必要な場合は、薬によるコントロールを行いますが、基本は患者さんの生活スタイルを問診で詳しく訪ね、食事と運動習慣の改善が第一です。同じ生活を続けていれば、薬がなければすぐに元の悪い状態に戻ってしまいます。昔の病院のスタイルは症状に合わせて薬を出す与薬が基本でしたが、生活習慣病にならない術を授ける場だと考えています。患者さんはクリニックに来たら、医者から薬をもらって終わりではなく、自分に適した指示をもらい、症状を悪化させないための術を学んでいっていただきたいです。長年の生活習慣を変えることは簡単なことではないと思います。会社帰りに通院されている患者さんに、ひとつ前の駅で降りて歩いてくださいとアドバイスしたところ、素直にそれを守って数値が改善した方がいます。毎日の小さな積み重ねが、良い変化を生んでくれます。

特に注意が必要なのはどのようなタイプの方でしょうか。

40506 mt 1 q4 1387433819 ▲体重が急激に減ったり、全身がだるく疲れやすくなった人は糖尿病の可能性があるという 働き盛りの独身男性は特に注意が必要です。仕事の忙しさから毎日の生活を疎かにし、自分の健康に対する関心も低いために健診結果が悪くてもこれくらいは大丈夫だと思って来院しない方もいます。自己判断は非常に危険です。生活習慣病を悪化させないために、早期治療を行うきっかけを作ってくれる健診を侮らないことが大切です。男性は45歳、女性は55歳が動脈硬化を発症しやすい年齢です。女性の発症が遅いのは、女性ホルモンが血管を守り悪玉コレステロールを減らす働きがあるためです。閉経後は急速に動脈硬化がおきやすくなります。また喫煙について、成人男性の喫煙率は減少し続けていますが、成人女性は横ばいが続き、若い女性の喫煙率の増加が問題になっています。医師の指導も大切ですが、生活習慣病から身を守るのは自分自身の意識が重要です。

ドクターからのメッセージ

鈴木清文院長

心臓という臓器は癌にかかることがなく、健康であれば動き続ける臓器です。しかし心臓に栄養や酸素を運ぶ血管に問題が生じることで、動き続けるはずの心臓を止めてしまうことになるのです。生活習慣病の先には、大切な心臓の働きを失うことに繋がる動脈硬化を招くということを意識していただきたいです。生活習慣病は心臓疾患だけでなく、全身に血液を送ることを妨げるために癌も引き起こします。生活習慣病に痛みや目に見える症状があれば、もっと多くの命が救えるかもしれません。多くの方が気づかないままに動脈硬化を進行させてしまいます。どんな病気にも当てはまることですが、早期発見と治療が大切です。健康診断を定期的に受けて、気になることがある場合は速やかに専門医を訪ねてください。心がけ次第で予防できる病だということをみなさんに知っていただきたいです。

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