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梶原 隆広 院長の独自取材記事

かじわら内科泌尿器科クリニック

(稲城市/京王よみうりランド駅)

最終更新日:2020/04/01

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稲城市の「かじわら内科泌尿器科クリニック」を訪ねた。待合室はパステルカラーを基調とした優しい雰囲気で、広めのキッズスペースがあるなど、子どもにも配慮されている。院長の梶原隆広先生は、2006年に同院を開院。専門分野である泌尿器に加えて、内科、小児科、皮膚科と幅広く診察を行うファミリークリニックを掲げており、子どもから大人、高齢者まで幅広い世代の患者が訪れている。「患者さんが口にしない心の内を、おもんぱかりながら診療していきたい」と梶原先生は話す。今回は、ファミリークリニックを立ち上げたきっかけや、診療において大事にしていること、プライベートに関することなど幅広く話を聞いた。
(取材日2017年3月30日)

家族みんなで通えるファミリークリニック

稲城市で開業したのはなぜですか?

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正直、直感でしたね。開業当初、当院の周辺は道路もできていなくて畑が広がっていました。南側には山があって、「東京都なのに山が見える」と思って感動したのを覚えています。自然豊かな町なら、住んでいる人も優しいに違いないと(笑)。私は国立市に住んでいるのですが、外から来た人でも温かく迎えてくれる、そんな印象を受けました。また、ファミリー層が多い地域なので、私がやっていきたいことにも合っていると思いました。開業当初から、子どもを含めて家族みんなで通ってもらえることを意識して、キッズスペースを設けたり、待合室の床は特殊なクッションフロアにし、子どもが転んでも衝撃が少ないようにしてあるんですよ。

ファミリークリニックとしているのはどんな思いからですか?

以前は、泌尿器科の分野を突き詰めていきたいと考えていました。そんな中、泌尿器科と関連のある腎臓内科に配属され、慢性腎不全の患者さんを担当するようになって、考え方が変わったのです。腎臓病になると、さまざまな症状を併発することがあるのですが、腎臓に病気があると薬の使い方が難しいため、他の科の先生では診づらいことがあります。それで、腎臓病以外の症状も私が診るようになり、患者さんから相談を受けることも多くなりました。そうするうちに、1人の患者さんの全部を引き受ける気持ちで診ていきたいと思うようになったんです。さらに、子どもから高齢者までいろんな人を診られるようになりたいという気持ちが強くなり、ファミリークリニックという構想にたどり着きました。勤務医時代には、泌尿器科の医師として小児病院に勤務したこともあり、小児科の幅広い知識と技術を学び、皮膚科についても他の病院で経験を積んできました。

診療方針を教えてください。

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患者さんと真摯に向き合い、誠実に対応することです。病名がすぐにわかる患者さんもいらっしゃいますが、中にはメンタル面で小さな心配事があって、クリニックに足を運ばれる方もいるんですよね。それほど症状があるようには思えないとしても、「何ともないですよ」と一言で片付けるのではなく、患者さんが納得できる診察や検査を行いたいと考えています。日頃から忙しい働く世代の方が、時間とお金をかけてクリニックに足を運んでいるのだから、きっと何か「安心したい」という気持ちがあるはずだと思います。患者さんの心の奥をおもんぱかることは、開業してから強く意識するようになりました。気軽に足を運べる町のクリニックだからこそ、さまざまなニーズがあると考えていますし、それに応えていきたいです。

患者の生活習慣の改善についてもアドバイス

専門分野である、泌尿器についてはどのような相談が多いですか?

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慢性疾患の患者さんが多く、前立腺肥大症や、頻尿・尿失禁などがみられる過活動膀胱、若い男性の場合、尿道炎を心配して来院される方が多いと感じます。女性は、膀胱炎の相談が多いです。すでに内科を受診し、尿検査をせずに膀胱炎の薬をもらったけれど、治らなくて当院を受診される方も多いです。抗菌剤は飲み方が適切でなかったり、自己判断でやめてしまうと耐性菌が出ることがあり、逆に膀胱炎が治りにくくなります。また、抗菌剤の効かない膀胱炎もありますので、一度、検査してみるといいと思います。トイレの回数が多くて悩まれている方の中には、水分を取り過ぎていることも多いです。最近では、下腹部に痛みを感じる、慢性前立腺炎の方が増えてきています。この疾患は長時間座っている人、よく足を組んでいる人、スリムパンツをはく方など、下半身に何らかの負担をかけている方が多いですね。内服薬で治るケースも多く、気軽に相談して頂きたいですね。

生活習慣病の患者も多いそうですね。

はい。糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、継続的な治療で症状をコントロールすることが大切です。ところが、働き盛りの方は仕事が忙しく、通院を継続できない方も多いので、私としても心を痛めているのですが……。特に糖尿病の治療は薬でコントロールするのですが、ストレスをためないことや、適正な食事、運動などの要素がとても重要になってきます。仕事などでストレスがかかると暴飲暴食に走りやすく、さらに睡眠不足も糖尿病の悪化や肥満につながることが多いのです。ですので、診療においては患者さん一人ひとり、話をしっかり聞くようにしています。患者さんの生活習慣を把握することでアドバイスできることも増えますし、その方に合う治療を提供できると考えています。

お子さんはどのような相談が多いですか?

乳幼児健診で、包茎や停留精巣などの指摘を受けて来院する方が多いです。お子さんの場合は特に、泌尿器について相談できるクリニックが少ないですから、気軽に来てほしいと思っています。おねしょ(夜尿症)の相談に来られるお子さんもいらっしゃいますね。おねしょは生活習慣で変わる部分が多いので、お困りでしたら一度来院していただくといいかもしれません。中には、夜間の水分制限をすることで変わるケースもあります。夕飯を食べてから寝るまでの時間が短いと、どうしてもおねしょをしやすくなるので、食事から就寝までの時間をあけて、夜はあまり水分を取らないようにするといいでしょう。その他、お子さんについては風邪や皮膚の病気で来院されたり、予防接種や定期健診も行っています。

地域で長く親しまれるクリニックをめざして

医師になった理由を教えてください。

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子どもの頃はとても向こう見ずな性格で、ケガが絶えなかったんです。新潟市の市街地で育ちましたが、近くに海があって、よく行って遊んだりしていました。それから、高い塀に登ってはいけないといわれているのに登って、その上を歩いてみたりしていました。友だちに「できるんだぞ!」って見せたかったんでしょうけど(笑)。ところが、小学校4年生の時に交通事故に遭い、とうとう救急車で運ばれました。2ヵ月入院して病院でいろんな人にお世話になったことが、医師になろうと思ったきっかけです。子どもながらにも、「こんなことばっかりしていると、大変なことになるぞ」と思い、少し落ち着くようにもなったんです。

プライベートはどのように過ごしていますか?

ゴルフにはまっています。必ずしも思い通りにいかないところが楽しいですね。スコアが出るのもやりがいがありますし、自然の中で過ごすことがリフレッシュになっています。あとは落語が好きです。勤務医時代に頚椎ヘルニアを患い、手足がしびれてそれまでのように手術ができなくなって、「これからどうなるのだろう」と不安な気持ちになり、眠れない時期があったんです。そんな時にふと聴いた落語のこっけい話がすごく面白くて、毎晩落語のCDを聴きながら寝るようになり、寄席にも行くようになりました。私にとって、気持ちを楽にする処方箋ですね。健康法としては、骨盤内の血行を良くする体操をやっています。柔軟体操のようなものですが、定期的に修練場に通い、クリニックの休憩時間にもやっています。仕事を長く続けるためにも足腰は鍛えておきたいですね。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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今後も患者さんから必要とされるクリニックであり続けたいですね。開業して10年ということもあり、高齢の患者さんが増えていく中、求められることが変わっていく部分もあると思います。今まで診ていた患者さんが、通院できなくなった時にどうするのか。私が訪問して診ていくべきなのか、考えているところです。また当院は、泌尿器、内科、小児科、皮膚科とさまざまな科目を標榜しておりますので、困ったことがあれば気軽に立ち寄っていただけたらと思います。

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