全国のドクター9,284人の想いを取材
クリニック・病院 158,661件の情報を掲載(2024年4月17日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 東村山市
  4. 久米川駅
  5. 西都保健生活協同組合 北多摩生協診療所
  6. 各専門分野の知識が集結スタッフ全体で行うチーム医療

各専門分野の知識が集結
スタッフ全体で行うチーム医療

北多摩生協診療所

(東村山市/久米川駅)

最終更新日:2023/09/27

北多摩生協診療所 各専門分野の知識が集結 スタッフ全体で行うチーム医療 北多摩生協診療所 各専門分野の知識が集結 スタッフ全体で行うチーム医療
  • 保険診療

大規模病院の特徴の一つは診療範囲が広いこと、対してクリニックは生活の身近にあり、気軽に相談できるという利点がある。「北多摩生協診療所」は、かかりつけ診療所として、小規模ならではの利便性を兼ね備えた診療所だ。総合診療やリハビリテーション科の分野で研鑽を積んできた徐英哲所長をはじめ、神経内科・呼吸器内科・糖尿病や内分泌など各分野の専門の医師が在籍。他院との連携にも力を入れている。「多職種スタッフによるチーム医療も当院の特徴です」と話す徐所長に、同院の診療体制や多職種のスタッフがいるメリットについて話を聞いた。

(取材日2022年5月24日)

専門知識を集結させたチーム医療で患者をサポート。一つの視点では見えないことも、チームならば見えてくる

Qこちらの診療体制について教えてください。
A
北多摩生協診療所 受付の他にスタッフが患者の話を丁寧に聞く

▲受付の他にスタッフが患者の話を丁寧に聞く

基本的には内科全般を診る内科外来と、その他専門の外来を設けています。専門の外来では、神経内科・糖尿病・内分泌・呼吸器内科などの各分野の専門の医師が在籍しています。また各病院で行われる学習会・交流会に積極的に参加し、地域において役割を持つ医療機関や介護事業所との連携も強化。精密検査や入院の必要な症状、他科の診断が必要な場合には、連携医療機関と協力し治療を進めています。大規模病院のような診療体制をもち、小規模ならではの利便性を兼ね備えた診療所です。

Q不調の原因がわからないのですが、どうしたらよいでしょうか?
A
北多摩生協診療所 丁寧な説明を心がけている、と話す所長

▲丁寧な説明を心がけている、と話す所長

不調を感じたらまずはいらしてください。内科外来・糖尿病・呼吸器内科・神経内科・循環器内科の専門外来を設け、健診や介護のご相談もお受けしています。エックス線・心電図・エコー機器を備え、採血検査も院内で受けることが可能です。放射線科に特化したクリニックとの連携で、CTやMRIの即日検査にも対応しています。健康診断について、胸部エックス線は呼吸器を専門とする医師が、心電図は循環器を専門とする医師が必ずチェックを行います。すべての検査・診断結果についてわかりやすい説明を心がけ、患者さんに納得して治療を受けていただけるよう努めています。

Qこちらにはさまざまな専門スタッフがいらっしゃるのですね。
A
北多摩生協診療所 定期的なカンファレンスで、些細なことも情報共有を行う

▲定期的なカンファレンスで、些細なことも情報共有を行う

隣接する通所リハビリテーションも含め、医師・看護師・事務スタッフの他、理学療法士・作業療法士・介護福祉士・認知症ケア専門士・歯科衛生士など、医療や介護の専門職がチームとなって患者さんをサポートしています。患者さんが来院された際、最初に対応するのは医師ではなく看護師です。コミュニケーションを取りながら必要な情報を医師と共有し、スムーズな診療につなげています。このように、あらゆる場面で職種を超えた連携に取り組んでいます。

Q多職種のスタッフがいるメリットは何でしょうか?
A
北多摩生協診療所 清潔感あふれる院内で多職種のスタッフが連携を図る

▲清潔感あふれる院内で多職種のスタッフが連携を図る

診療所としてできることの幅が広がることに加え、職種によって視点が異なるということですね。看護師は患者さんの緊張をほぐしたり、会話の中で問題点に気づいたりしてくれます。医師は医学的な見地から適切な処置を行います。会計時に事務スタッフが経済的な問題に気づいたことがきっかけで、社会保障制度や生活保護につながるケースもあります。リハビリを担当する理学療法士からは、手すり設置など住宅介助につながる提案も挙がってきます。一つの視点では見えないことも、多職種のスタッフがいることで見えてくるのです。

Qチームとして具体的な取り組みがあれば教えてください。
A
北多摩生協診療所 所長も含め、多職種のスタッフが一丸となって診療にあたる

▲所長も含め、多職種のスタッフが一丸となって診療にあたる

情報共有や意見交換を目的とし、定期的にカンファレンスを行っています。毎日午前の外来が終わると、医師・看護師・事務スタッフ・薬局スタッフのカンファレンスが始まります。患者について気になることを共有し合う場です。リハビリについてのカンファレンスでは、理学療法士などリハビリの専門スタッフも加わります。訪問診療についても同様で、治療方針について話し合う場やミニ学習会を設けています。ケースによっては、市の職員、他法人のケアマネジャーや介護事業所も参加します。

ドクターからのメッセージ

徐 英哲所長

当院は、地域の皆さんの出資金をもとにしてつくられた手作りの診療所です。臓器や病気だけを診るのではなく、人と人として向き合う医療を、30年以上にわたり提供し続けてきました。患者さんの症状やライフスタイルに合わせた、無理のない提案を心がけています。日々の不調でお悩みの方、ご家族の症状や介護でお悩みの方も、チーム一丸となりサポートいたします。お気軽にご相談ください。

Access