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元野 道隆 院長の独自取材記事

東浅川歯科診療所

(八王子市/高尾駅)

最終更新日:2024/04/04

元野道隆院長 東浅川歯科診療所 main

高尾駅から徒歩約5分。町田街道の東浅川交差点を渡ったすぐの場所で、約30年にわたって地域に根差した歯科診療に取り組んできたのが「東浅川歯科診療所」だ。アットホームな雰囲気が居心地の良さを感じさせる同院。元野道隆院長は、2022年10月に前院長の後を引き継ぎ院長に就任。現在は小さな子どもから働く世代、高齢者までの幅広い層の患者に、これまでと変わらず、地域に寄り添う歯科診療を提供し続けることをめざしている。アイスホッケーの選手だったという異色のキャリアを持ち、スポーツマンらしく爽やかで気さくに話す姿が印象的な元野院長に、同院のことや地域の歯科診療にかける思いなどを聞いた。

(取材日2024年2月14日)

幅広い歯科診療と専門性にこだわった歯周病治療を提供

最初に歯科医院を紹介していただけますか?

元野道隆院長 東浅川歯科診療所1

当院では、虫歯や歯周病の治療など歯科一般を幅広く診療しています。インプラントや入れ歯、レーザーによる治療、歯科口腔外科やホワイトニング、スポーツマウスガードの作製などにも応じます。お年寄りや車いす、ベビーカーを押している方でもスムーズにご利用いただけるようバリアフリーに対応した院内設計です。機材としては、レーザー治療器やホワイトニング用の照射器、デジタルエックス線撮影装置などを備えました。当院自体は30年ほど前から地域に密着した歯科医院として診療をしてきました。私は2022年の10月に院長を引き継ぎ、当院で診療しています。北海道出身の私ですが数年前から八王子市に住み、八王子駅近くの歯科医院にも勤務していたこともあって、この地域には愛着があり第二の地元のように感じています。

力を入れていることはありますか?

歯周病の治療と予防です。歯周病の治療は、歯と歯茎のメンテナンスが基本ですが、それを行って治療を終える歯科医院も少なくありません。しかし、気づかないうちに歯周病が進行すると顎の骨が溶けていってしまい、最後には歯が抜けてしまう恐れがあるのがこの病気の怖いところです。当院では、一般的な歯や歯茎のメンテナンスに加えて、歯周病が進行している場合には歯と歯茎の間の汚れや歯石をクリーニングします。他に、歯周病に感染して状態の悪くなった歯茎を切除して、骨がなくなってしまったところには専用の薬品を使用するといった外科的な処置も行いながら、骨の再生を促すことを図る治療にも対応しています。できることを最大限に行って、患者さんの大切な歯の一本一本の寿命を延ばすことをめざしています。

歯のクリーニングを受けていればいいわけでないのですね。

元野道隆院長 東浅川歯科診療所2

確かに、クリーニングの定期的な受診が歯周病進行の予防につながるといえるのですが、逆に進行が止まらずに年々悪化して、最終的には歯がグラグラになって抜けてしまうことも少なからずあります。患者さんが歯周病に気づくのは、歯がグラグラし始めたり、歯茎が腫れてきたりしてからのことが多いですから、そうならないことをめざしてしっかりと診察することを大切にし、歯周病の症状が現れた患者さんに対して、原因をしっかりと把握して解決できるよう努めています。歯周病は高齢者がなるイメージが強い病気ですが、若い人でもリスクがあります。また歯や歯茎などの組織がダメージを受けてしまうのは、噛む力が強すぎるのが原因であることも。実は、私はスポーツをしていたこともあり噛む力が強く、そのため顎の骨がダメージを受けてしまい歯茎が下がってしまっているんです。自分が身をもって経験しているからこそ、そのことを伝えていきたいですね。

アットホームさを大切にしたい

他に力を入れていることはありますか?

元野道隆院長 東浅川歯科診療所3

何か一つに特化するより、一人ひとりの患者さんに必要な治療を適切に提供することをめざしています。口の中を診察した結果や、必要な治療のメリット、デメリットなどをしっかり説明して、相談しながら治療を進めていくよう心がけています。また、私のスポーツの経験を生かしていけたらなと思っています。具体的には、スポーツによる外傷や噛み合わせの治療、マウスガードの作製などです。私が取り組んでいたアイスホッケーでは、歯が欠けたり折れたりすることは珍しくありませんでした。加えて、競技やトレーニングの時に選手は強く歯を食いしばりますので、歯を守るためにはマウスガードが大切です。それに、しっかり食いしばれないと自分の本来の力を出すことができませんから、噛み合わせも重要です。そういったことも実際にスポーツをする中で経験してきたので、より適切な治療やアドバイスができるのではないかと考えています。

どのような雰囲気の歯科医院になるよう心がけていますか?

とにかくアットホームさを大切にしていきたいですね。痛いとか腫れたとか、血が出たといった時だけ受診するのではなく、患者さんの心理的な負担にならずに来てもらえる歯科医院をめざしています。検診やクリーニングを続ける中で、患者さんに自分の口の健康に関心を持ってもらいたいと思います。歯科医院で口のクリーニングを受けてきれいになったとしても、その状態を一人で持続させるのは難しいでしょう。家庭でのセルフケアのアドバイスをした上で、そろそろ歯科医院で診てもらったほうが良いなと定期的に思い出して、自発的に来院していただく習慣ができれば、虫歯や歯周病の予防や患者さんの口の中の健康を保つことにつながり、ひいては末永い健康をめざせるのではないでしょうか。そんな診療を提供するのが理想ですね。

診療の際に大切にしていることはありますか?

元野道隆院長 東浅川歯科診療所4

患者さんが納得するまで丁寧に説明することです。患者さんがされたくないと思うことはしたくないですし、治療を受けた後に悔やまれるようなこともしたくない。ですから、まずは患者さんの話をしっかり聞いて、生活背景なども把握して、治療方針は自分の身内を治療するならどうするかという視点で考えて、それを丁寧に説明することを重視しています。この治療方針を大切に続けていきたいですね。

スタッフの働きやすい環境も心がける

スタッフが働きやすい環境を整えることも大切にしていると伺いました。

元野道隆院長 東浅川歯科診療所5

スタッフには、快適に、楽しく、ストレスなく働いてもらいたいと考えています。言われたことだけをしているのでは楽しくないでしょうし、やりがいも出ませんから、自分で考えて自発的に動いてもらえるように心がけています。怒るようなことはないので、良いと思ったことは積極的に取り入れてほしいと伝えています。また、外部の専門家にスタッフのメンタル面のケアなどをお願いしています。月に1回その人と面談して、仕事やそれ以外のことでも悩みがあれば相談してもらっています。仕事への不満があったとしても私に直接言いにくいでしょうから、その人に話してもらい、私も吸い上げられることは吸い上げて改善するようにしています。お互いに楽しく、ストレスなく仕事をすることが、一番大切だと考えています。

話は変わりますが、先生はアイスホッケー選手だったそうですね。

はい。アイスホッケーは幼稚園の頃に始めて、それからずっと、それこそ歯学部に入ってからも取り組める環境だったので続けていました。大学卒業後歯科医師の免許を取ったのですが、アイスホッケーのチームから選手としてオファーをいただいたんです。人生は一度きりですからチャレンジしてみたいと思い、そのチームに入ることにしました。その後数年間、選手としてそのチームでプレーをしましたが、最初から30歳までと決めていたこともあって選手を引退しました。選手をしていた間も、できる範囲で歯科診療に携わっていましたね。今は、母校である日本大学のアイスホッケーチームのコーチを、恩返しの気持ちもあって務めています。リフレッシュにもなりますし、いろいろな人たちとつながりが持てるのが良いですね。

今後の展望とメッセージをお願いします

元野道隆院長 東浅川歯科診療所6

口の中の困り事の相談を受けながら治療を進めることで、患者さんが長く自分の歯で過ごすことにつなげ、トラブルなく快適に、健康な生活を送ることをめざすためのお手伝いができる歯科医師でありたいです。そのために、自分ができることにしっかりと取り組み、その場限りではなく、長くお付き合いができる診療を行うことが理想です。その目標の達成のために技術を磨いたり、設備を充実させたり、院内の良い雰囲気づくりをしたりしていきたいです。皆さんには、診察を受けに来るというよりは、何の症状がなくてもちょっと遊びに来るといった感覚で来てもらって、口のケアをさせていただきたいと思っていますので、お気軽にご利用ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯治療/8万8000円~、チタン床入れ歯治療/40万円~、インプラント治療/1本40万円~、ホワイトニング(6本)/2万2000円~、矯正治療/70万円~、マウスガード作製/1万5000円~

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