日野市立病院

井上 宗信病院長

20190123 99999 %e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%8b%e3%83%83%e3%82%af

1961年に日野町立国民健康保険病院として病床20床、5つの診療科でスタート後、2002年6月に新築し開院した「日野市立病院」。現在は、病床300床、21の診療科を標榜。以前から注力する外科や整形外科治療、公立病院の使命として地域のニーズに応えるために拡充してきた総合診療的な内科や小児科、周産期医療、救急医療が充実しているほか、救急指定病院、災害拠点病院として地域医療を支えている。また市民ボランティアの協力も得ながら、定期的に院内コンサートや市民公開講座など診療以外での地域住民との交流、健康サポートにも力を注ぐ。医療を通じて日野市および近隣地域の人々の健康的な生活に貢献すべく、医療体制の充実に力を注ぐ井上宗信院長に、じっくり話を聞いた。
(取材日2018年10月23日)

地域と協力し市民の健康を支える中核病院

―今病院が、積極的に取り組んでいることはありますか?

市全体でずっと取り組んできた医療・介護・福祉の充実のための街づくりを進めています。ここ多摩平地区ではUR都市機構の跡地のA街区に、回復期のリハビリテーション病院、認知症患者の受け入れ施設、医師会の診療所を建設し、相互の連携も進めています。その他、スポーツと健康増進施設など日野市との協力で誘致し、急性期の治療を終えた方がそのまま地域で回復期、そして介護までシームレスに診ていける地域医療の確立をめざしています。まだ手探り状態ではありますが、公立病院として急性期の患者さんを受け入れ、当院の300床を有効活用し、不足したところは地域の中で受け入れていただけるように、これまで以上に日野市医師会、歯科医師会、薬剤師会との顔の見える関係性を重視するほか、三次救急における近隣の大学病院および大規模病院との連携も欠かさないようにしています。

―地域からのニーズが高い救急、小児医療、周産期医療への対応は?

まず救急においては新たに救急科を設置、常勤の救急担当医師が3名になり、一つの目標であった救急車年間約4000台を受け入れられる体制が整いました。また、脳外科と救急科がタイアップし、超急性期の脳血管疾患における血栓溶解から血管内治療にも対応できるようになりました。小児救急についても、近隣の三次救急施設と同じくらい救急車を受け入れており、引き続き100%応需をめざしています。産婦人科は、周産期母子医療センターとの連携のもとで中程度のリスクがある妊産婦に対応できる体制が整い、24時間365日受け入れられるようになったので、そこは伸ばしていきたいです。小児医療については、他施設に比べ小児科の医師も確保できているので、地域の小児科と連携し、できる限り積極的に受け入れていくことを継続していきたいと考えています。



Access