大川産婦人科医院

大川 豊 院長

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「1万人のお産に携わって、やっと産婦人科医は一人前になれるんですよ。」そう笑いながら話すのは、大川豊先生。産婦人科医として43年の経験を持ち、これまで数多くのお産に携わってきた。開業33年間での死亡事故は0件。まさに現代産婦人科界の”人間国宝”ともいうべき存在だ。その大川先生が院長を務めるのが、東京都日野市にある「大川産婦人科」。豊田駅から徒歩8分、患者とスタッフの距離が非常に近い、アットホームなクリニックである。診療は大川先生が中心となって行い、持てる技術と知識、そして経験を駆使してあらゆる状況に対応する。取材では大川先生が絶対に忘れられないという母子のエピソードや、自身の子育て論、さらに医師としての半生について振り返り、その技術の礎でもある恩師との思い出についてもたっぷりと伺った。
(取材日2014年7月24日)

1万人に1人の危機でも、必ず助ける。それが使命

―先生は開業以来、死亡事故が一件もないんですよね。

そうですね、2014年で開業して33年目ですが、今まで一度もないですね。もちろん何度もピンチにはあってますよ。そういう職業ですからね。そもそも医者がお産を扱うようになったのは、母子ともに生命の危険に直面することが多いからです。特別な技術と知識を持っている人間じゃないと、救えないんですよね。でも母子ともに絶対に助けます。それが僕の信念です。

―あらゆるリスクに対応する、その秘訣とは何でしょうか。

まず知識と技術を駆使することですね。豊富な知識と技術、そして熟練が絶対必要なんです。症状を見て、即座に判断して手を打てなきゃいけない。ダメだって思ったら、すぐに対応しないと間に合いません。僕の場合は、オールアラウンドにあらゆる症状を把握しているので、全部判断できる。その時に何人もの医師の手が必要になったり、自分一人では対応しきれない状況が生まれることもあります。だからこそ、周囲の病院との連携も絶対重要です。それこそ、病院の先生方とは友だちのように仲良しですから、有事の際も一丸となって治療ができる。だからこそピンチを切り抜けてこれたんですよね。

―先生が印象に残っているエピソードについても、教えてください。

もう随分前、僕が関西医科大学に在籍していた時の話なんですけど、近くの助産院から「産後から出血が止まらない」といって運び込まれてきた患者さんがいたんです。ものすごい量の失血で、血圧も測れない。本人も意識が朦朧としていて、受け答えもほとんどできない。わずかに心臓が動いてるような状態でした。その時いた医局員50人全員総出で対応しましたが、輸血したくても保存している血液では足りない。だからラジオで呼びかけたんです。「同じ血液型の人がいたら来てください、助けてください」って。それで近くにいる方が駆けつけて協力してくださった。その間もね、患者さんが言うんです。「私は死ねないんです。子どもがいるんです。自分が死んだら子どもたちがダメなんです。助けてください、助けてください」って。もちろんその患者さんは助かりましたよ。でも本当に強く思ったんです。われわれは患者さんを絶対死なせるわけにはいかない。どんなことをしても絶対助けるって信念をもってやらなきゃいけない。このことはもう、絶対忘れられないですね。もちろん普通は皆さんハッピーエンドで終わります。だけど1万人に1人くらいの率で、とんでもない事態が起こるんです。その時すぐ対応しなくちゃいけないのが、産科です。1万人に1人のことだから仕方ない、では済ませちゃいけないんです。

記事更新日:2016/01/24


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