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患者自身の歯を守るために行う
歯内療法

イズミ歯科

(墨田区/押上(スカイツリー前)駅)

最終更新日:2020/03/10

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歯内療法という言葉はあまり知られていない。これは、虫歯が歯の表面にとどまることなく進行してしまった場合に行う、歯の内部の治療のこと。「神経を抜く」というような表現をされる根管治療を含むが、より大きな領域を対象としている。適切な治療を行わないと、その後の歯の状態にも影響が残ってしまうこともある。「自分の歯で噛む」ことの重要性を説く「イズミ歯科」の和泉一清院長に、歯内療法について詳しく聞いた。 (取材日2015年9月1日)

自分の歯で噛める喜びのために

Q歯内療法とはどのような治療ですか。
A
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▲抜髄を何とか回避し、神経を生かそうというのが目標と語る

進行した虫歯をできるだけ体に負担のないように、そして自分の歯を残せるように歯の内部を治療することです。根管治療というのは、虫歯が深くなり神経(歯髄)まで達してしまった場合に、感染して悪くなった部分を取り除き、殺菌と消毒をする治療ですが、歯内療法はそれよりも幅が広く、保存的な治療も選択肢となることが特徴です。神経の炎症の治療を行い、神経を抜くことを回避する方法も含まれるのです。広い意味での歯内の処置です。また、歯髄の炎症は噛み合わせから悪くなることもあるので、その治療も行うことが大切です。歯髄炎に進展しないように行う予防的治療もあります。抜髄を何とか回避しよう、神経を生かそうというのが目標です。

Qどのような症状での時に行うのですか。
A
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▲パンフレットを使いしっかりと説明する

患者さんがどのようなことに悩んでいるか、どのような経過をたどって現在の状態になったか、現在の痛みがどれくらい続いているのかなどを問診し、歯の状態を見ます。患者さんの口の中は皆さん違うので、それぞれに合わせた治療方針を立てます。一般論として、痛みが出て1週間程度なら歯髄まで達していないことが多いのですが、3週間ほどたっていると感染している可能性が高く、抜髄することになってしまいがちです。症状が軽いうちなら、噛み合わせを見て歯の負担具合をチェックしたり、表面を少し削って詰め物をしたりして対応します。進行度により歯髄が生きているのかどうか、つまり抜髄までいたるかの判断を電気式診断器で確認します。

Q歯内療法の重要性について教えてください。
A
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▲患者に合わせた説明を心がける

神経である歯髄を残すことが大切なわけは、自分の歯で噛める生活を長く続けることをめざせることにあります。神経には動脈や静脈も伸びているので、それを切るといわゆる死んだ歯になってしまいます。神経が通っていないわけですから、その歯が虫歯になってもわかりにくかったり、割れやすかったりといった口の中にとって良くない状況をつくってしまいます。また、根管治療の段階で物理的な刺激が加わることで炎症を起こしてしまったり、膿が不可抗力的に根管から歯周組織や歯根の周りに広がってしまったりということもあり得ます。根管治療は広まっていますが、抜髄せずに済む段階なら、歯を生かす治療を選ぶのがいいと思います。

Q具体的にどのような治療をしますか?
A
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▲歯内療法について研鑽を積んできた和泉院長が治療を行う

歯髄の鎮静が歯内療法の主な目的です。鎮痛薬や鎮静薬で状況を見ます。2ヵ月で痛みなどの症状が出ず神経が落ち着けば、抜髄をせずに修復治療として金属などを詰めるといった処置に移ります。大切なのは症状をよく見ることです。すぐに抜髄する歯科医師もいますが、当院では薬を入れて仮にかぶせ物をし、なるべく抜髄を回避できるように観察します。治療選択としては、虫歯になった歯を抜いてインプラントに替えることもありますが、歯髄の周りにはほかの神経もあるので、そちらに影響することもあり得ます。症状の進行具合によるのですが、可能であればインプラントよりも神経を残してかぶせ物をしたほうがよいと思います。

Q歯が悪くならないための予防方法はありますか。
A
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▲日ごろのケアが大事。定期健診を勧めている

何より大切なのは、自分の歯で噛むという大切さを考えてみることです。根管治療も、インプラントも入れ歯もそれぞれによいところがありますが、自分の歯の感覚にかなうものではありません。神経の通った歯を残すことを意識すると、予防もしっかりとした気持ちでできると思います。食後5分程度の歯磨きが大切なのは皆さん知っていると思いますが、実際はなかなか実行できていないと思います。個人ではできない、細部のプラークまでをしっかり取る歯科衛生士などプロの口腔ケアを定期的に受けていただきたいと思います。口腔ケアにより、誤嚥性肺炎が減ったり、よく噛む習慣で認知症の進行も遅くなったりすることもあるという報告もあります。

ドクターからのメッセージ

和泉 一清院長

私は若い頃、歯の欠損に修復物をかぶせる歯科治療を中心にしていましたが、ある時、先輩に言われました。「良い詰め物、かぶせ物は腕のいい技工士がいれば半分以上はやってくれる。歯周病予防は歯科衛生士が対応できる。歯内療法は、歯科医師の指先一つで成り立つ精密な治療だよ」と。歯科のスタッフ同士で力を合わせるなら、私は歯内療法にもっと通じる必要があると感じ、研鑽を積んでいます。特殊な器具や薬を用いるといった特別な療法ではありません。よく噛めるための基礎工事です。歯髄という地盤が悪くなってはいけません。患者さんには、当院を出る時に、入ってきた時にはなかったメリットを得たと思っていただける治療をめざしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~

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