医療法人社団 日暮里医院

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石山 哲也院長

頼れるドクター

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心臓外科に入局、そして基礎研究で留学。開院前の知られざる経歴

―開院される前の先生のご経歴を教えてください。

学生の頃、私のことをよくかわいがってくれた先輩がいました。その先輩が心臓外科に入局し「君も来ないか」と誘いを受けたんです。実はその時、私は心臓外科ではなく心臓内科で循環器のことを勉強しようと思っていました。しかし、先輩から「心臓内科に入局したら、場合によりその患者さんを最後まで診られない。手術になったら心臓外科の医師に渡すことになる。ずっと患者のそばに居たいなら、心臓外科だよ」と言われて、気持ちを改め、心臓外科に入局したんです。そして、卒業が迫って来たころ、今度は別の先輩から「医師になるのもいいが、博士号を先に取っておいてはどうか」と勧められたんです。「博士号を取っていると医療の考え方の基礎が身に付く。臨床現場に行くのはその後でも遅くはない。博士号を取っておいたほうが、その後成長できる幅が大きくなる」と。そして再び先輩の勧めに従って、医師として臨床にも携わる傍ら、大学院で生化学の研究を進めることにしたのです。そして、4年間の研究生活を終えて博士号が取れたら、そこでちょっと欲が出てきました。アメリカの大学に2年間研究助手として留学することになったのです。しかし、留学してみると、日本とアメリカでは研究の方法がまったく異なることに当惑しました。

―日本とアメリカの研究方法は何が違ったのですか?

アメリカの研究は合理的で、スピードが速いんです。日本だと、実験器具、実験動物、試薬といった物をすべて自分で用意しなければなりません。ところがアメリカではこうした実験の準備をしてくれる専門の技術者がいて、研究者はそれらの技術者を動かすシンクタンクのような役割なんです。「こういう実験をする」と伝えるだけで、研究の準備がすべて整うんですね。アメリカでは実験器具の扱いも違っていて、ビーカーも試験管も使い捨て。お金のかかり方が違いますよね。そして、アメリカで重視されるのはアイデアなんです。測定機械は予約をして皆さんでシェアします。日本はこれが医局単位、すなわち大学単位となりますので行った大学によって研究できる内容も制限されます。

―どうして研究をやめて開業医に転身したのですか?

ちょうど子どもも生まれ帰国したので、それをきっかけに研究からは身を引きました。日米の研究環境の違いもありますし、研究だけでは生活できるだけの収入はありません。そして、大学の医局で消化器を扱う医師として働きはじめたのです。当院で内視鏡検査を行えるのも、この時の経験があるからです。正直なところ、研究は「人の役に立っている」と実感しにくかったので、臨床の現場に戻ってようやく水を得た魚のような心境でした。そして、独立開業したのが約20年前のことです。自分はとても人見知りするタイプなので、開業した当初は患者さんと接することに気恥ずかしさも感じていました。実は、当院の間取りにもそれがよく表れているんです。やたらと閉鎖的にしたがってしまって……。今では開けっ放しになっている診察室と待合室の間の扉も、開院当初は閉まっていたんですよ。でも、すぐに慣れて、患者さんともいいコミュニケーションが取れるようになりました。患者さんのおかげです。



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