よし歯科医院

松本達事 院長

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JR三河島駅から徒歩4分。荒川仲町通りをしばらく進むと、ひときわ新しい建物に目が留まる。ここにはかつて、近所に知らぬ者がない、50年続いた歯科医院が立っていた。その院長を大伯母に持つ松本達事歯科医師が、尊敬してやまない大先輩の名前「淑」を残す形で新たに開業したのが、この「よし歯科医院」である。通常の事業承継とは形が異なるが、半世紀にわたり親しまれた旧医院の後を受け、これから地元になくてはならない存在になろうと張り切る松本院長の姿には、歯科医療における精神のリレーとも呼ぶべき営為が感じられる。その情熱はどこへ向かおうとしているのか、治療方針や患者との接し方などに触れつつ、松本院長に大いに語ってもらった。
(取材日2015年9月30日)

50年続いた歯科医院の名を受け継いで

―医院の名前にある「よし」とは何を意味するのですか?

ここは以前、僕の大伯母に当たる松本淑が、50年にわたり歯科医院を開業していた場所なんです。大伯母は戦後間もなく実施された第1回の歯科医師国家試験で免許を取り、この地に松本淑歯科医院を開いてから、80歳代の半ばまで現役でした。その大伯母が引退し、数年経って僕が新しい医院を始める段になって、さて名前をどうしようかという話になったんですね。それで、半世紀も地元に親しまれた医院の名を大事にしたかったのと、近所に同じ名字を冠した歯科医院があったことも考慮して、「よし歯科医院」と名付けました。以前のことを知らない患者さんには「どういう意味ですか?」とたまに聞かれますけど、名前が残ったことを大伯母は喜んでくれているみたいです。

―先生が歯科医師になった経緯をお聞かせください。

大伯母だけでなく、父も歯科医師、母は歯科衛生士、兄と姉も歯科医師という環境に育ったので、自分も自然に導かれるように、家族と同じ道へ進んだ格好ですね。僕が子どもの頃には両親とも大伯母の歯科医院で働いていて、家の鍵を取りにいったりする時に診療中の様子もしょっちゅう見ていたので、「歯医者さんの職場」というものを、ごく身近に感じていました。進路を強制されたことはありませんが、1度だけ、小学校の文集に載せる将来就きたい職業を消防士にしたいと言ったら、「いや、あなたは歯医者だから」とあっさり却下されたのを覚えています(笑)。それでも、へそを曲げずに歯科医師になりましたから、自分で納得のいく選択ができたといえるのではないでしょうか。

―現在のスタッフ体制と患者の傾向について教えてください。

ドクターは僕と妻、父に加え、矯正歯科の先生に月1回来てもらっていて、歯科衛生士さんにもご協力いただいています。父は週2回、夜だけの診療で、30年間いた大伯母の歯科医院時代からの患者さんが中心です。妻は、子どもがまだ小さい事情もあって、今は夕方で診療を切り上げていますが、女性のドクターがいることで、相談しやすいと感じる患者さんもいらっしゃるようですね。小さな医院を基本3人のドクターで受け持っているため、あまり手いっぱいにならず、余裕を持って診療ができているのではないかと思います。患者さんは、お子さんからお年寄りまで幅広いです。夜9時まで開けているので、日没後は商店街で1日の商売を終えた方や、都心で働くサラリーマンの方たちが目立ちます。

記事更新日:2016/01/24

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