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岡 史篤 理事長の独自取材記事

東京イースト21クリニック

(江東区/東陽町駅)

最終更新日:2021/10/12

岡史篤理事長 東京イースト21クリニック main

東陽町駅から徒歩8分ほど、江東区役所やオフィスビルが集まる地域の中心地からすぐの、大規模な複合ビルの中に位置する「東京イースト21クリニック」は1992年に開業し、2013年からは岡史篤(おか・ふみあつ)先生が2代目院長を継承。地域に根差した診療を行っている。「信頼してくれる患者さんは全員、責任を持って守りたい」と話す岡院長は、診療、健診両方の患者のすべてのカルテや検査結果に目を通すことを日課としている。そうした院長を慕うように、クリニックには幅広い年代の患者が訪れ、別の医院で診療を受ける相談に訪れる人もいる。今回は、そんな岡院長に「地域のかかりつけ医として、どんな人でも受け入れる」ことを掲げる同院の治療方針について話を聞いた。

(取材日2018年4月6日)

すべての患者を最初に受け入れる、地域のかかりつけ医

この地域にクリニックを開院するまでの経緯を教えてください。

岡史篤理事長 東京イースト21クリニック1

当院は、先代の理事長とこのビルの所有者が知り合いだったという縁があって、ビルがオープンする1992年9月に開院しました。もともと私の家は杉並にあって、この地域に特別関わりはなかったんです。最初の頃は、ビルに入る会社専用の医院だと思われたり、ここにクリニックがあることを知らない人も多かったり、と苦労も多くありましたが、少しずつクチコミで評判を聞いて来院する方が増えていきました。数年前には同じビルに入っていた大きな企業が出て行ったタイミングがありましたが、それほど影響がなかったのは、地域の人に支えられていたからこそだと思っています。開院から25年になりますが、地域に根付いてきたのならうれしいです。

先生はこちらのクリニックの2代目の院長になるのでしょうか?

そうですね。開業当時は私の父が院長としてスタートし、私は副院長という役割でした。代替わりは2013年で、その翌年に外来スペースとは別に「健康管理プラザ」を設け、診察以外に本格的な検診も行える体制になりました。父とは「予防医学にも力を入れてやっていこう」という話はしていたので、こちらのテナントが空いたタイミングで拡張を決めました。現在は、非常勤の医師が3人、常勤の看護師が3人にパートさん、それからエックス線撮影技師が2人、という体制でやっていますが、アットホームな雰囲気で患者さんにもくつろいでもらえているかなと思っています。この地域には、高齢の方も多く住んでいますが、来院される方は、勤めている世代から上は90代までとても幅広いですよ。

東京イースト21クリニックは、一言でいうとどんなクリニックですか?

岡史篤理事長 東京イースト21クリニック2

当院は、地域のかかりつけ医として、「なんでも屋」のようにどんなことにも対応できるようにしています。もちろん専門性も大切ですが、プライマリケアの担い手として受け入れられるものは、まずはすべて受け入れるように心がけています。まずここで診察して、それから必要に応じて「どこに行ったほうがいいよ」「こちらで診ましょう」と選別するのが私たちの役割ですね。周囲の医療機関と連携を図り、高度な検査が必要なケースでも対応できる体制は整えています。どんなことでも対応し、受け入れることがモットーなので、健康の悩みがあれば小さなことでも一度相談してもらえればと思います。どんなことでも、最初の一歩で間違ってしまったら後から大変ですから。

頼ってきた患者は責任を持って最後まで守る

先生が診療するにあたって、大切にしていることを教えてください。

岡史篤理事長 東京イースト21クリニック3

僕を信頼して来院してくれる人は、責任を持って最後まで守ってあげたいということは常々思っています。大学病院とは違って、人と人とのつながりがより大切だなと感じることも多く、話を聞くのも昔よりうまくなったのではないかなと思います。もちろん、細かく検査を行って病気の原因を見つけることは、設備が充実していて専門の医師がいる大学病院のほうが向いています。ただ、診療所には、来院して医師の顔を見ることで安心してくれる患者さんも多くいらっしゃいます。そのため、まずは患者さんの話をよく聞いて、頼られる存在でいることが大切なんだと思います。患者さんは生活習慣も家族構成も一人ひとり異なります。そのため、患者さんの話をしっかりと聞いて、治療に前向きになってもらって、私からはそれぞれに合ったオーダーメイド医療を提供したいと考えています。

患者さんと接する時に心がけていることは何ですか?

患者さんと向き合い、良好な関係づくりをして、しっかりとコミュニケーションを取ることが基本ですね。治療の時も、無理なことや難しいことは言わないようにしています。症状によっては根気のいる治療もありますが、厳しい指導だけでは振り落とされてしまう患者さんも出てきてしまいます。私の場合は、患者さんが自分で「治療に取り組まないといけないな」と考え、治療に前向きに取り組んでもらえるような、雰囲気づくりができるように心がけています。同じ方向を向ければ治療も見違えるようにスムーズになりますよ。そうした積み重ねで、患者さんに「よく診てくれる」「感謝している」と言ってもらえるのはとてもうれしいです。

クリニックで行っている健康診断について教えてください。

岡史篤理事長 東京イースト21クリニック4

健康診断で早期に病気を見つければ、取り返しのつかない状態になる前に治療に取り組むことができます。そうした医療を提供するため、当院では「健康管理プラザ」で、人間ドックや定期検診にも力を入れています。個人の患者さんもいらっしゃいますが、会社単位の健診が多いですね。健診で病気が見つかった場合は、当院にもう一度来てもらったり、かかりつけ医があれば行ってもらったりするまではフォローしています。この間も何も自覚症状がない人に、内視鏡で胃のがんが見つかったことがありました。気づくのが1、2年遅ければ手遅れになっていたかもしれず、本当にホッとする思いでした。

すべての患者の責任が自分にある

先生が医師を志したきっかけを教えてください。

岡史篤理事長 東京イースト21クリニック5

うちの家系は医師が多く、僕で4代目の医師になります。そうした環境もあって、医師には「人に感謝される仕事」というイメージを持っていましたが、自分の進路を考える時に、その道も良いかなと医師の道を選びました。めざす医師像として、なんでもできる医師になりたいと考えていて、医局が自分に合って、外科的なことも内科的なこともできる泌尿器科を専門として選択しました。結果的に患者さんの身体全体のことを考え、全身管理ができるようになったことは今にとても生きています。

普段、健康のために気をつけていることがあれば教えてください。

これは実はあまりできていないんです(笑)。患者さんに言っていることの真逆をやっていて、自分が患者として来たら「もうちょっと体のことを考えなさい」と言いたくなってしまいます。自分以外の先生を信用してないわけではないんですが、来院した患者さんのカルテや検査結果は自分でも必ず見るようにしています。性格的にやらないと気が済まないのと、間違えや見落としは絶対にあってはならないので、そういう責任も院長として持っています。そうすると自然と仕事量が増え、日が変わってから家に帰ることも多いので、睡眠時間が短くなり、食事も遅くなってしまいますよね。患者さんにも「お大事に」「頑張り過ぎないでください」と言われてしまいます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

岡史篤理事長 東京イースト21クリニック6

先ほどもお話ししましたが、当院は頼ってきた患者さんは最後まで責任を持って診ていきたいと思っています。最初は地域に縁がなかったところからのスタートでしたが、20年以上通ってくれる患者さんもいるなど、この地域の方々と長く良い関係がつくれているのではないかと思います。また、最後まで責任を持って診るという面では、今後は訪問診療などにも力を入れたいとも考えています。これからも患者さんに信頼される医院でありたいと思いますので、初めての方でもどんな小さなことでも、健康の悩みがあれば気軽に相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/3万7450円~(税別)
一般定期健康診断/法定健診(1)6000円、法定健診(2)1万2500円(35歳・40歳以上)、雇用時健診1万2500円(全て税別)
※その他各種健康診断有

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