全国のドクター9,287人の想いを取材
クリニック・病院 158,646件の情報を掲載(2024年4月19日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 江戸川区
  4. 小岩駅
  5. こみや矯正歯科
  6. 小宮 徳春 院長

小宮 徳春 院長の独自取材記事

こみや矯正歯科

(江戸川区/小岩駅)

最終更新日:2024/02/15

小宮徳春院長 こみや矯正歯科 main

小岩駅南口の正面にある昭和通り商店街の一角に開業し、約20年。「こみや矯正歯科」は、矯正歯科専門の歯科医院だ。数年にわたり通院が必要となる矯正歯科だからこそ、「通院の楽しみの一つとなれば」と、季節を感じさせる花や飾りで院内に彩りを添える小宮徳春院長。そんな心配りからもわかるとおり、小宮院長は、患者の気持ちに寄り添い丁寧な診療を行う。「装置が外れた瞬間の患者さんと患者さんのご家族の笑顔が、歯科医師としてのモチベーションにつながっています」と語り、患者とともにより良い治療のゴールをめざしている。一般的な矯正のほか、大学病院と連携しながら、手術を組み合わせた矯正にも力を入れているという小宮院長に、治療内容についての話と併せて、日々の診療にかける想いも聞いた。

(取材日2023年11月24日)

診察ごとの説明を重視し、ゴールまでの道のりを明確に

開業から約20年とお聞きしました。現在どのような患者さんが多くいらっしゃっていますか?

小宮徳春院長 こみや矯正歯科1

噛み合わせや歯並びのご相談で来る方がほとんどですが、受け口や出っ歯など骨格から治療が必要な方もいらっしゃいます。一般的な矯正では江戸川区内にお住まいの方が多いですが、当院は大学病院と連携しており、手術が必要となるような矯正治療にも対応していますので、遠方から通院されている方もいらっしゃいます。年齢層はお子さんと成人の方、半々くらいです。この場所で開業してから20年ということもあって、ご家族や兄弟姉妹で通われている患者さんも多く、信頼して任せていただけることをありがたく感じるとともに、身が引き締まります。

先生が診療の際、大切にしていることを教えてください。

説明を大切にしています。初診のカウンセリングはもちろんのこと、治療を進めながら通院ごとに、ゴールまでどれくらいの位置にいるのかを説明します。併せて、現在ご不安に思っていることや気になっていることなどをお聞きします。もし時間がなくて診察台で伺えなかったら、お帰りの際に受付でお声がけをします。患者さんからだとお話ししづらいこともあると思うので、できるだけ私やスタッフからお声がけして、少しでも安心して治療を進めていけるよう努めています。また、これは診療というよりクリニックでの取り組みですが、季節のイベントに合わせて院内を飾り、来院が楽しくなるような雰囲気づくりも行っています。ひな祭りや七夕、ハロウィーン、クリスマスなど、季節に合わせた飾りつけをしていて、七夕では笹を用意して願い事を書いてもらったりもしたんですよ。お子さんの患者さんも多いですから、楽しんでもらえればと思っています。

「説明を大切に」というお考えを持つようになるきっかけは何かあったのでしょうか?

小宮徳春院長 こみや矯正歯科2

私自身が学生の頃に矯正を受けていたことが、きっかけの一つになっていると思います。長い治療ですから、どれくらいで終わるのかとても心配でした。その時担当してくださった先生にとても良くしていただき、不安なく治療を進められたんです。ですから、自分が治療をする際も、自分が患者だった時に感じた不安を取り除いていきたいと思い、丁寧な説明を心がけています。

大学病院と連携し、外科治療を組み合わせた矯正に注力

先生のご経歴を教えてください。

小宮徳春院長 こみや矯正歯科3

自分が矯正を受けた経験から、矯正歯科という分野に興味を持ち、進路に選びました。大学は北海道大学の歯学部へ進学。大学卒業後は、東京医科歯科大学の大学院に進みました。大学院では「顎顔面矯正学講座」に所属し、歯科矯正学に関するさまざまな知識と技術を学びました。大学院卒業後も関連した分野に進み、東京大学医学部附属病院の顎口腔外科で、顎変形症や口唇口蓋裂をはじめ、いろいろな疾患を持つ患者さんの手術と矯正治療に携わりました。

こちらのクリニックでは、顎変形症や口唇口蓋裂の方の矯正治療も行っているそうですね。

顎変形症や口唇口蓋裂の手術は基本的に大学病院で受けるものですが、当院では大学病院と連携して治療に伴って行う矯正をお引き受けしています。しゃくれと呼ばれる下顎が出ている方や、逆に上顎が出ている方、歯が出ていなくても骨格の位置関係に問題がある方など、一般の矯正では治療が困難な場合でも、大学病院での外科治療と組み合わせた矯正方法を提案できます。親しい先生が大学病院にいて、連携しやすい環境が整っていることは当院の特徴の一つです。また、当院は指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)です。大学病院で矯正治療に通うとなると、平日のみで診療時間も短いですから、スケジュールを組むのも大変です。当院ならば土日も診療していますので、社会人や学生の方も通っていただきやすいのではないでしょうか。

一般的な矯正では、どのような方法に対応していますか?

小宮徳春院長 こみや矯正歯科4

お子さんは在宅時に装着する取り外し式の矯正装置を使ってもらうケースが多いです。常時装着の装置を使うと虫歯になるリスクが上がってしまいますが、取り外しできるものならば、そのリスクを減らせます。大人の方だと、矯正期間中の審美面についてストレスに感じる方も多いようです。そうしたストレスを少しでも軽減させるため、さまざまな矯正装置を用意しています。歯の表側につける矯正では、透明のブラケットとホワイトワイヤーで目立たないように工夫されたものも選択できます。外からは見えない歯の裏側につける舌側矯正にも対応していますが、治療費は少し高くなります。それぞれのメリット・デメリットはしっかりとご説明させていただきますので、ご自分のライフスタイルに合わせて選択していただきたいです。

患者の喜びをモチベーションにつなげ、診療に臨む

矯正専門の歯科医院にかかるメリットを教えてください。

小宮徳春院長 こみや矯正歯科5

一般の歯科医院に月に1、2回ほど矯正専門の歯科医師が来るといった場合だと、患者さんがそこに合わせて予定を組む必要があります。矯正専門の歯科医院ですと、スケジュールを組みやすいことに加えて、装置が外れたときなどに急患対応しやすいというのがメリットです。また、矯正専門の歯科医院でないと問題があるといったことはないのですが、例えば、患者さん自身が部分的な矯正のみで済ませたいと思っていても、全体を治さないといけないケースも多いです。ねじれた歯が1本あった場合全部の歯を動かして隙間をつくり、ねじれを治す必要があるのですが、そうすると歯並びが前に出てしまうので、横の歯を抜かなければいけないというケースもあるのです。そうした複雑なケースでは、矯正専門の歯科医院のほうが適しているでしょう。さまざまな説明を聞き、納得した上で治療を受けていただきたいです。

先生がやりがいを感じるのは、どんな時でしょうか。

矯正装置を外した時、患者さんや患者さんの親御さんがうれしそうにされていたら、自分もうれしくなります。その瞬間に見る笑顔が、歯科医師としてのモチベーションになっていますね。歯並びが良いと歯磨きがしやすく、歯の寿命にも影響しますし、それだけでなく噛み合わせが良ければ食べ物が噛みやすく体の健康にも結びつきます。また、歯を見せて笑うことに自信がつけば人生の豊かさにつながるのではないかと思います。なので患者さんに「生活そのものが明るくなった」「笑顔がいいと言われるようになってうれしい」と言ってもらえたら、自分自身が感じた喜びを患者さんにも届けられていると思えて、本当にうれしく、やりがいを感じられると思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

小宮徳春院長 こみや矯正歯科6

矯正は一般的な歯科治療とは違って治療を受けないと歯の痛みが強くなるとか、膿がたまって半年後に歯を抜かなくてはならなくなるなどということはありません。しかし、長い目で見たときにやって良かったと思えるものだと思います。通院の期間が長いことや装置が目立つのではないかというご心配もあると思いますが、できる限り不安やストレスを拭えるような矯正方法をご提案していきます。一般的な矯正期間である2年~2年半は、長いようであっという間です。これからも、多くの患者さんの笑顔が見られるように頑張っていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

表側矯正/66万円~、小児矯正/33万円~、舌側矯正(上のみ)/88万円~、舌側矯正(上下)/99万円~
検査料/3万3000円、調整料(約月1回)/5500円~8800円

Access