東京北医療センター

宮崎 国久先生

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身近に医療機関があることが、当たり前ではない地域もある。そんなへき地にも目を向け続けながら、地域の急性期病院としての機能も果たしているのが、北赤羽駅から徒歩5分の「東京北医療センター」だ。スローガン「つなぐ 命と人と」には、診療や出産で命をつなぎ、周辺の開業医や病院と連携しながらチーム医療を行うという決意が込められている。2017年4月からは血液内科、形成外科も増えて全部で29科、病床数も343に増床。さらに外来部門や手術室、HCUのリニューアル、旧棟の改築も進み、2017年8月にグランドオープンを予定。また病院の大きな特色でもある「総合診療」や「小児科」にもさらに力を入れ、地域の健康を守るために日々進化を遂げている。そんな発展を続ける東京北医療センターの管理者・宮崎国久先生に、同院の特徴や診療方針、今後の展望について話を聞いた。
(取材日2017年6月8日)

リニューアル敢行 地域の頼れる急性期病院

―病院の成り立ちについて教えてください。

当院を運営する公益社団法人地域医療振興協会(JADECOM)が、病院の一般公募に手をあげたのが始まりです。JADECOMは、当院の理事長を含めた自治医科大学の卒業生が中心となって設立した協会で、「各都道府県のへき地に9年間勤務することを義務づけられている卒業生の受け皿を作ること」「へき地や地域を支える精神を守り、伝え、派遣し続けていくこと」という2つの目的がありました。そして、都内に基幹病院を作って人を集め、へき地へ送り出そうと考えたのです。現在、全国62施設に医師が派遣されています。そんな当院の基本理念とも言えるのが、「地域住民」のための病院であると同時に、この地域にある「診療所や総合病院といったリソース」も大事にし、医療連携を実現することです。ここで何でも診るのは無理ですから、役割分担をはっきりさせて医療機関同士が連携することで、本当に必要な患者さんに必要な医療を届けることができます。

―院内のリニューアル内容を教えてください。

今年の4月から血液内科と形成外科が新たに加わりました。血液内科は国立国際医療研究センター病院で培った診療経験のある医師が加わったので、高度な診療が可能になっています。また、血液悪性腫瘍の中でも特に近年治療の進歩がめざましい多発性骨髄腫に力を入れていまして、その研究拠点を併設しております。この病気でお困りの患者さんを全国レベルで受け入れる準備ができました。さらに病床数も63床増やして現在は343床。旧棟も改築し、外来や手術室、HCUもリニューアルして、2017年8月にグランドオープンを予定しています。さらにわかりやすく当院の情報を発信するため、ホームページも随時リニューアルしております。また数年後にも改修を予定しています。皆さまのニーズに合わせて、より信頼される病院をめざして、日々進化を続けていきたいですね。



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