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動脈硬化を加速させてしまう
「生活習慣病」はこうして防ぐ

藤田医院

(板橋区/本蓮沼駅)

最終更新日:2019/07/04

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毎年健康診断で太り過ぎだと指摘され、血糖値や血圧が高くても“忙しい” “時間がない”とさまざまな理由をつけて、受診をせずに放ってしまってはいないだろうか。「藤田医院」の藤田雅巳院長は「とても危険なこと」と警鐘を鳴らし、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気を引き起こさないためには、生活習慣の改善が特に重要だと強調する。現代人が抱えている生活習慣病とはどんなものなのか、詳しく話を伺った。(取材日2015年3月11日)

「生活習慣病」が怖いのは、自覚症状がないのに脳梗塞や心筋梗塞を起こす動脈硬化を促進させてしまうこと

Q生活習慣病とは具体的にどんな病気を指すのでしょうか。
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▲増加し続ける生活習慣病に警笛を鳴らす藤田医師

高血圧や糖尿病、脂質異常症と、さらに悪い生活習慣が元で起こる肥満が入ります。「お酒をたくさん飲む」「不規則な生活」「喫煙」など、生活習慣を改めなければいけない病気のことを指していて、コマーシャルや健康番組でもよく扱われる、内臓に脂肪がつくメタボリックシンドロームもそうです。体型とともに、中身にも注目して改善していく必要がある病気のことを「生活習慣病」と言います。生活習慣病がなぜ怖いかと言うと、高血圧や脂質異常症などは、それ自身が特に症状を出すわけではなく、これらが原因で動脈硬化を起こし血管が傷んでくると、脳梗塞や心筋梗塞、また腎臓を悪くするなど、さまざまな合併症が出てくるからです。しかもある日突然発症する危険性があるため、そうなる前に改善しましょうということです。

Q動脈硬化を防ぐことはできないのでしょうか。
A
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▲早めに病気の存在に気づくことが一番大事

動脈硬化は20代からすでに始まっていて、加齢や生活習慣とともに加速していきます。そのペースをいかにゆっくりと先送りにするかが大事になるわけです。動脈は全身にあるので、硬化するとその部分だけではなく全部が硬化してしまいます。よく血管をゴムに例えるのですが、弾力がなくなってしまったゴムは元には戻らずもろくなってしまいますよね。血管の弾力をできるだけ保つことが、脳梗塞や心筋梗塞などの疾患を防ぐことにもつながるのです。それには動脈硬化を促進させる要因となる生活習慣病の予防が、たいへん重要になってくるわけです。

Q改善のためにどのような指導方法をされているのですか?
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▲生活習慣病改善のためには、継続した治療が不可欠

いきなり薬を使うのではなく、どんな食生活をされているか、どんな運動をしているか、体重はどう変化しているかなど、基本的な部分からお聞きしていき、改善すべき点があれば指導を行ないます。いきなり多くのことを改善することはできないので、まずやらなければいけないことを中心にポイントを絞って指導しています。何年も放置されていた方でない限り、早めに生活改善を行なうことで薬の量を半分にすることも可能です。血圧が心配なのか、脳梗塞になって倒れてしまうことが心配なのか、患者さんが一番気になって受診された部分から指導を入れることにより、改善効果が上がるようにしています。

Q生活習慣の改善で一番注意すべき点は何でしょうか。
A
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▲自分のことを話しやすいかかりつけ医を持つことが大切

やはり食事ですね。食べたい物がどこにでもあるような時代ですから、ついつい食べてしまいカロリーオーバーになってしまいます。最近は食事も比較的塩分が抑えられ薄味になってきてはいますが、油を使用した料理が多くカロリーを必要以上に摂取してしまいがちです。一人暮らしでなかなか食事のコントロールができないという方は、配食サービスを利用するのも一つの方法ですし、最近ではファミリーレストランのメニューにも、カロリー表示がされていますので、外食をする際も目安にされるといいと思います。食事と併せて必要なのが運動で、私は毎日30分歩くことをおすすめしています。できない場合は、椅子に座って膝を曲げ伸ばししたり、通勤電車の中でつま先立ちをしたりするだけでもいいと思います。激しい運動をするというのではなく、毎日継続できる運動を探すことがコツですね。

Qその他に生活習慣病を防ぐコツがあったら教えてください。
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▲心電図(エコー)検査などを定期検診で受けることが予防につながる

積極的にお伝えしているのは定期的な健康診断です。まずご自身の体の、どこが悪くてどこが良いのかといった数値を、しっかり把握することが大事だと思います。会社勤めの方は毎年健康診断が義務づけられていますが、自営業の方やリタイアされた方々は機会がなく、現状を放っておいている方がほとんどです。ある調査によれば、健康診断で糖尿病とわかった方で受診している人は半分の方しかいないということです。一度悪くしてしまうと元に戻る近道はないので、健康診断によりいち早く悪い部分を察知して、早くに対策を取ることが重要ですね。

ドクターからのメッセージ

藤田 雅巳院長

当院では血管の伸展性「柔らかさ」や「しなやかさ」といったものを測る検査も簡単に行なえ、動脈硬化が数値でわかり治療の目安にもできます。生活習慣病は遺伝的な要素も多く含んでいて、糖尿病をお持ちの方は、お子さんにも糖尿病が発症しやすいという傾向がありますし、脂質異常症も家族性があり遺伝することがわかっています。両親に生活習慣病がある場合は、数値に異常がなくても日頃から食生活に注意してください。また、がんも生活習慣病が誘因となって発症することもあるので、人間ドックや自治体のがん検診を利用して予防と早期発見に努めてほしいですね。

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