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宮 優子 院長の独自取材記事

宮歯科クリニック

(板橋区/西台駅)

最終更新日:2023/07/12

宮優子院長 宮歯科クリニック main

西台駅そばで2002年から診療している「宮歯科クリニック」は、木をふんだんに使った待合室や個室の診療室など、リラックスして過ごせる居心地の良さにこだわったクリニックだ。「歯の治療が苦手な人や、こんな小さな悩みでクリニックへ行っていいのかと通院を躊躇していた人も、ぜひいらしてください」と話す宮優子院長は、以前、西巣鴨でも長く診療してきた経験豊富な歯科医師。女性歯科医師ならではの心遣いで「ほっとできる雰囲気づくり」を心がけ、一般歯科のほか審美歯科の分野でも患者ニーズと時代を見据えた診療を提供する。さっぱりとした歯切れの良い口調の中に患者への深い愛情がにじむ宮院長に話を聞いた。

(取材日2023年5月24日)

歯科が苦手な人も、気負わず通える雰囲気づくり

とてもすてきな待合室ですね。

宮優子院長 宮歯科クリニック1

以前開業していた西巣鴨の駅ビルから移転する際、「歯科医院が怖い」という方でも緊張せずに通えるような雰囲気にしたいと考えました。内装はぬくもりを感じさせるカフェ風をめざし、木目を基調としてカウンターも設置しました。また、バリアフリーで誰もが通院しやすく、車いすやベビーカーでそのまま診療室に入っていただけることと、プライバシーを守れる完全個室をつくることにもこだわりました。歯科医師との話を聞かれたり、治療している様子を見られたりするのは誰でも避けたいですよね。今、3つある診療室はすべて個室なので、皆さんに安心して通院していただけていると思います。

患者さんからは、どのようなご要望がありますか?

小さなお子さんから働き盛りの方、近隣の介護施設に入居されているお年寄りまで、幅広い層の方が受診されるので、ご要望もさまざまです。歯槽膿漏がなかなか治らないという患者さんもいらっしゃいますね。また当院では、自宅での口腔ケアを指導することがあるのですが、お知り合いに紹介してくださる方が多いようです。それから、歯の治療が苦手だという患者さんも目立ちます。治療に恐怖心や不安感がある方には、一つ一つ丁寧に説明しながら治療を進めて治療に慣れていただき、治療箇所の経過を都度説明することで治療に対するモチベーションを高めていくようにしています。また最近は、「歯の色味が気になる」など、審美的な治療を求めていらっしゃる方も多いです。

セラミックを使用した補綴治療にも力を入れているそうですね。

宮優子院長 宮歯科クリニック2

詰め物やかぶせ物の素材として、天然歯のような透明感のある白さが特徴のセラミックは、若い人を中心にニーズが高くなっています。当院では、大きなブリッジや繊細な色づけが必要な前歯は専門の歯科技工所に作製を依頼していますが、1本の歯や奥歯の場合はコンピューター制御で補綴物を作製するCAD/CAMシステムを用いて、院内で作っています。セラミックのほか、セラミックの一種であるジルコニアの補綴物も対応しています。また、レジンとセラミックを混ぜ合わせたハイブリッドセラミックについては、さまざまな条件つきではありますが、少しずつ保険適用の範囲が広がっています。若い方の中には金属に対する抵抗があって、「保険で治療するから銀歯でもしょうがない」という意識がだんだんなくなっているようです。そういった若い方の歯に対する意識の変化にも対応していきたいと考えています。

時代のニーズに合わせた治療も柔軟に取り入れる

ホワイトニングの新しいシステムを導入されたそうですね。

宮優子院長 宮歯科クリニック3

はい。2021年の10月より、痛みの少なさや質の高さにこだわって、新しいホワイトニングシステムを取り入れました。専用の薬剤と特殊なライトを使ってホワイトニングを行い、何度か繰り返すことで患者さんの理想の白さをめざしていきます。これまで当院で行っていたホワイトニングでは、色が後戻りしやすいことにジレンマを感じていたのですが、新システムを導入してからは、後戻りを防ぐためにスケジュール管理も入念に行っています。ホワイトニングを希望する方は増えていますので、そのニーズに応えていきたいですね。

クリーニングも審美面に配慮した自費のメニューがあるとお聞きしました。

保険内のメンテナンスで行うクリーニングは、歯周病のケアを主な目的としています。そのため制限があり、患者さんのご希望に応えられないことも多かったんです。自費のクリーニングは「より美しく、より健康に」というコンセプトのもと、保険ではカバーできない処置も行えます。まずは歯石を除去し、コーヒーやタバコなどでついた歯の着色汚れを落とすために、歯の表面や歯間を徹底的に磨いていきます。虫歯菌・歯周病菌の塊であるバイオプラークや歯垢、歯石の除去も徹底的に行います。見た目の美しさに加え、口腔内を清潔に保つことで健康維持につながることも自費のクリーニングをお勧めする理由です。

印象に残っている患者さんとのエピソードがあればお聞かせください。

宮優子院長 宮歯科クリニック4

以前、数年間ほとんどの歯を治療途中のまま放置していたという方がいらっしゃいました。お話を伺うと、これまでは虫歯が痛む時だけ治療に行き、痛みが治まると完治していなくても通院をやめてしまっていたとのこと。仕事がとても忙しく、週1日の休日しか通院できる日がなかったことも、治療が続かなかった要因かもしれません。私が拝見した時には虫歯が進行し、咀嚼も困難になっていました。治療を最後まで完結し、治療後も引き続き定期メンテナンスに通っていれば、きっとこのような事態にはならなかったでしょうね。今の時代は、仕事やお子さんの育児などで忙しく、歯科医院に通うのがままならない方も多いと思います。そんな方々のために、当院は土曜と日曜も診療を行っています。困ったことがあればいつでも頼りにしていただきたいですね。

「次回が楽しみになる」治療を提供したい

先生が歯科医師をめざした理由をお聞かせください。

宮優子院長 宮歯科クリニック5

中学生の時に、3年間ブラスバンド部でクラリネットをやっていました。1日5時間くらいクラリネットの練習をしていたので、前歯に強い力が加わり、中学を卒業する頃には歯並びが変わって前歯が出てしまったんです。当時は治療に適した時期を過ぎていると言われて矯正できず、思春期はコンプレックスを抱えて過ごしました。大人になってからでも矯正できると知ったのは、高校3年生でアメリカに留学した時です。そのことをきっかけに、私のようにつらい思いをする人を少しでも減らしたいと、歯科医師になることを決めました。私自身の歯は、大学在学中に歯学部の先輩に矯正してもらったんですよ。

日頃、どのようにリフレッシュされていますか?

昔からスポーツは好きだったのですが、50歳になってから、亡くなった主人の故郷である鹿児島県の徳之島大会に出たくて、トライアスロンを始めました。何度か年代別での優勝をして、今では長距離の大会を中心に出場し、ハワイで開かれる大会にも何回か出場しました。今は国内のみですが、大会出場をめざして、毎日トレーニングを続けています。今朝も自転車をこいでからクリニックに来ましたし、診療後は、水着を持ってきていますので泳ぎに行く予定です。

最後に、読者へメッセージをお願いいたします。

宮優子院長 宮歯科クリニック6

当院では、患者さんが何を求めているかを知るために、お話を伺う時間を大切にしています。とにかく早く治療を終わらせたい人、美しさを追求する人、高度な治療を求める人では、治療の順番や治療の内容も異なります。ニーズに合った治療で結果を示し、モチベーションを高めて、次回を楽しみにしてもらえるような診療をしていきたいと思っています。セラミックを使った修復治療やホワイトニングなど、日進月歩で進化する新しい技術もしっかりと取り入れながら、スタッフと連携して診療にあたりたいと思います。また、当院では、開業当初から中性電解水を使って診療室や器具を洗浄し、治療中に使う水にもこだわるなど衛生管理を徹底していますので、安心して診療を受けていただければと思います。口腔内のことで気になることがあればお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック/クラウン8万8000円
ジルコニア/クラウン11万円、インレー4万4000円
インプラント/1本22万円
ホワイトニング:オフィスホワイトニング1万780円~
メンテナンスクリーニング/5300円~

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