もう一度何でも食べられる喜びを
本当に自分に合った入れ歯治療
いき歯科医院
(練馬区/練馬駅)
最終更新日:2023/05/31


- 自由診療
入れ歯安定剤のCMを目にし、「入れ歯は安定剤がないと外れてしまう」という認識を持つ人も多いのでは。しかし、「一般的に悪いイメージが出回っていますが、本当は悪いものではないんです」と、「いき歯科医院」の壹岐俊之院長は話す。安定剤がなくても自分に合った入れ歯をしていれば、外れることはないという。近年インプラント治療など、失った歯に対するさまざまな新しい治療法が世間に浸透しているが、ひたむきに入れ歯の誤った情報を正し、理想的な入れ歯治療に尽力する壹岐先生に話を聞いた。
(取材日2014年5月15日/更新日2023年4月14日)
目次
本当に良い入れ歯を手に入れて、何でも食べられるようになってほしいという思い
- Q入れ歯は外れやすく、よく噛めないイメージがあります。
-
A
▲部分入れ歯から総入れ歯まで、患者自身の口に合う入れ歯を提供
確かに、現在お使いの入れ歯が、日常生活で緩んだり、落ちてしまったりするという相談を受けることがよくあります。一般的に、入れ歯は「外れやすい」「硬いものが食べられない」というイメージをお持ちの方が多いと思います。しかし、きちんと作るとそういった不具合はなく、快適に使っていただけるんです。話をしたり食べ物を噛んだりするたびに歯茎の粘膜や肉が変形するので、口を動かしたときにきちんとフィットする形でないと、ずれたり外れたりしてしまうのです。その不具合を解消させるためには、口の動きに合わせたその人だけの入れ歯を作る必要があります。
- Qこちらで行う入れ歯作りのポイントを教えてください。
-
A
▲ポイントをわかりやすく解説してくれる壹岐俊之院長
口に合うしっかりした入れ歯を作るための大きな要素に、型採りがあります。入れ歯の不具合で悩んでいる方は、ずれたり外れたりしてしまう入れ歯を押さえつけようと、舌やほっぺたが異常に緊張した状態になり、口の動かし方が不自然になることがあります。おまけに普段、極力噛まなくて済むやわらかいものばかり食べていると、口の筋肉や顎の関節の動きが小さくなってしまうことも。こうした正常でない状態で型を採っても間違った入れ歯ができてしまうので、まずは口の動きを正す必要があります。それには噛み合わせを意識した口の筋肉や顎の関節のトレーニングを行い、舌やほっぺたの動きを正常に戻してから型採りをすることが重要です。
- Q型採りで特に重視していることは何でしょうか。
-
A
▲よく噛めておいしく食べられ10年使い続けられる入れ⻭をめざす
歯科医師が適切な口の形に誘導して型を採ることです。型採りの段階で、口の中の覆うべき場所が覆えていないと、その後の工程をいくらきちんとこなしても無駄になってしまいます。歯茎の状態や痛みの感じ方は人それぞれですが、すべてのステップを一つ一つ地道に正しく踏まないと、本当に良い入れ歯は作れません。保険診療では口が動いていない状態で型を採り、完成してから口の動きに合わせて調整するので、入れ歯が合う人もいれば、なかなか合わない人もいます。一方、当院の自由診療による入れ歯治療では、仮の入れ歯を作った後、さらにその仮の入れ歯を食事などの実際の口の動きに合わせて調整していき、最終的な入れ歯を作っていきます。
- Q口の動きに合わせた調整とは、どのように行うのですか?
-
A
▲仮歯の段階で実際に食べ物を食べてもらいながら調整
仮の入れ歯の段階で、患者さんに実際に食べ物を食べてもらいながら調整していきます。例えば噛んだ時に、歯茎に力がかかって粘膜にしわが寄ったり伸びたりする変化を見て口の動きを把握し、その都度調整します。歯茎のふちや舌にフィットすることも大切でしょう。入れ歯はできあがってから調整するのではなく、事後の調整がいらないように作ることが重要なんです。口の状態によっては半年くらい型合わせが必要な方もいますが、一度きちんと合わせてしまえばその後が楽ですし、長い目で見ればメンテナンスも楽といえます。変形する歯茎にきちんと合う入れ歯を作るには技術が必要ですので、経験を積んだ入れ歯を専門とする歯科医師に任せましょう。
- Q入れ歯の他の特徴を教えてください。
-
A
▲⻭茎にピタッと密着した精密な入れ⻭をめざし作製していく
よく心配されるのが痛みです。入れ歯は、完成して最初に口に入れる時が最も痛くなりやすいといわれます。多少の調整をし、痛みを取り除くことで歯茎になじみ、物が食べられるようになってきます。痛いままでは、決してなじむことはありません。また、入れ歯を入れた後のケアや修理が簡単なのも特徴です。高齢者の方など、ご本人が直接来院することが難しい場合、ご家族に入れ歯を持ってきていただければ手直しもできますし、私がご自宅を訪問することもできます。入れ歯は“義”歯ですので天然歯にはかないませんが、入れ歯でも物をおいしく食べることはできます。また、手術の必要もなく低侵襲なので、リスクが少なく安心感があると思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは総入れ歯/66万円~