あらし耳鼻咽喉科クリニック

あらし耳鼻咽喉科クリニック

嵐裕治院長

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耳鼻咽喉科で正しい診断を
難聴の原因・治療・予防について

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声が聞こえづらい、音がくぐもる、耳鳴りがする……これらは全て耳の異常。まずは耳鼻咽喉科に相談することが大切だ。患者はいずれの症状であっても「耳が聞こえない」と訴えることが多いため、原因の鑑別が行われる。年代によっても変わり、子どもは中耳炎、成人は神経性難聴、高齢者は老年性難聴が多い。「あらし耳鼻咽喉科クリニック」の嵐裕治院長は、「耳がおかしいと思ったら、早期治療が非常に重要。様子を見るとしても一晩です」と語る。特に神経性難聴は早期治療が改善に大きく影響するため、自己判断は禁物だ。また近年は、医師への相談なしに高齢者へ補聴器をプレゼントする人が増えているが、実は難聴の解決につながらないことも多い。注意が必要な症状や難聴の予防について、嵐院長に話を聞いた。(取材日2016年12月19日)

難聴は様子を見たり補聴器を付けたりしても解決しないことが。異常を感じたらまずは耳鼻咽喉科の受診を

耳が聞こえづらくなる症状の種類を教えてください。

1 ▲各種機器がそろう診療室。原因を知るためにも耳鼻咽喉科の活用を 難聴の原因は大きく分けて二つあります。一つは炎症性変化による中耳炎など。これは子どもに多く見られます。もう一つは聞こえの神経の問題による神経性の難聴です。主に大人に多い突発性難聴、騒音性難聴、ウォークマン難聴など。これらと違う原因では、精神的な問題による心因性難聴、気圧の変化による航空性難聴、年齢による老人性難聴など。耳の異常を言葉にすると、聞こえづらい、はっきり聞こえない、くぐもった音になる、耳鳴りがする、耳が詰まっている、ガサガサと音がする、といった症状です。ただし患者さんは、いずれのケースも「耳が聞こえない」と言って受診されることが多いので、原因を鑑別することが重要になります。

お子さんに特に多いのはどのような症状ですか。

2 ▲院長の嵐裕治。「丁寧に説明する」のを心がけた診療を行う 最もよくみられるのは中耳炎です。炎症が起きる急性中耳炎は痛みが出るので、本人も家族もわかりやすい病気です。圧力調節に異常が起きる滲出性中耳炎は、耳の奥がボーッとする状態になります。小学生以下の子どもは異常を訴えないことが多く、耳の聞こえが悪い、テレビのボリュームが大きい、といった変化に家族が気づいて連れて来られます。これらの耳の異常は鼻が関係しているので、総合的に治療していくことが大事。耳から水が入って中耳炎になると思っている方が多いのですが、実は鼻が悪いためにおこることが多いんです。鼻を上手にかめなかったり、常に鼻をグジュグジュさせていたりする子どもは注意が必要です。

成人が注意するべき難聴について説明をお願いします。

3 ▲めまいの原因をこの機器をつかうことで究明することが可能 一番注意しなければいけない、神経性難聴です。代表的なものは、蝸牛神経が悪くなる突発性難聴と、三半規管の問題でめまいも起きるメニエール病です。この二つはよく似ていて、睡眠不足と精神的なストレスが原因で発症し、聞こえが悪くなってしまう症状です。メニエール病は繰り返しやすいのですが、病気自体が原因ではなく、病気を起こす生活習慣が改善されてないからだと思います。これらの神経性難聴は、早期治療が大変重要です。時間が経ってしまうと改善しづらくなります。軽症であれば通院で済むのに、重症になると入院が必要になる場合も。早く治療を始めたほうが良いのですが、必ずしも治るとはいえない難しい病気です。

高齢者に多い難聴と、補聴器の有効性を教えていただけますか。

4 ▲聴力検査に用いられる検査機器 病気としては滲出性中耳炎や耳管機能低下症もありますが、年齢的な変化が原因の老人性難聴が大半。実は耳の機能だけでなく、脳の情報処理の低下も関係しています。老人性難聴の特徴は、電話の呼び出し音や玄関のチャイム音は聞こえるのに、早口でしゃべられると対応できなくなること。脳に次々と情報が入ってきてフリーズしてしまうんです。だから本人に聞こえづらいという自覚はないのですが、家族が心配して連れて来られます。良かれと思って補聴器をプレゼントすることも。でも補聴器は音量を増幅させる機器であって、頭の回転を早くするわけではないんですよ。それよりも、ゆっくり大きい声で話しかけてあげるやさしさのほうが有効です。

難聴にならないための予防方法を教えてください。

5 ▲診療風景。内視鏡で鼓膜の状態なども確認することができる それぞれの年代別にいうと、まず子どもは上手に鼻をかめるように教えてあげましょう。早ければ1歳半くらいでもかめるようになります。3歳をすぎると耳管の入り口にあるアデノイドが大きくなって耳管が詰まりやすくなるので、3歳前には鼻をかめるようにしておくと安心です。成人は時間があったら休んで、ストレスをためないこと。音楽を聴くなら音の振動がじかに伝わらないように、イヤホンではなくヘッドホンを使いましょう。飛行機に乗る予定があるなら、鼻づまりがないように風邪とアレルギー性鼻炎対策を。高齢者は老人性難聴が多いとはいえ、滲出性中耳炎など治療が必要な病気の可能性もあるので、まずは耳鼻科を受診して検査しましょう。

ドクターからのメッセージ

嵐裕治院長

健康診断などで聴力検査が行われていますが、それは特定の音が聞こえるか聞こえないかを鑑別するスクリーニング。聞こえが悪くなっている、聞こえづらい音域がある、といった異常は発見できません。聞こえる音量と音質は別なんです。耳鼻科へ定期検診に通う必要はないと思いますが、「耳がおかしい」と感じたら難聴を含めた耳の病気の可能性があるので、早めに受診していただきたいと思います。様子を見るとしても一晩でしょう。特に神経性難聴は治療の開始時期が改善率に大きく影響します。実は私も2回経験しているので、早期治療の大切さを実感しているんです。心配なことがあったら、きちんと耳鼻科で診てもらってくださいね。

記事更新日:2017/01/16
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