外島秀一院長の独自取材記事

としま歯科医院

(調布市／つつじヶ丘駅)

最終更新日：2023/07/14

京王線・つつじヶ丘駅より徒歩約1分の好立地にある「としま歯科医院」。口腔外科を専門にする外島秀一院長をはじめ、一般歯科、矯正歯科、小児歯科など、それぞれの分野に精通した歯科医師たちが集結する歯科医院だ。院内には精密で円滑な治療を行うために先進のCAD／CAMシステムやデジタルエックス線装置などを導入。それらの機器を活用しながら、患者一人ひとりに対して適切な診断を行い、最良の治療を提供することをめざしている。「患者さんと同じ目線で丁寧に説明すること」を何よりも大切にする外島院長に、力を入れる口腔外科分野や歯科医師をめざしたきっかけ、患者への思いなどについてじっくりと聞いた。

（取材日2014年8月7日／情報更新日2023年7月11日）

口腔外科をはじめとする、各分野の専門家が集結
チーム医療で患者の健康で美しい歯を守る
患者の気持ちに寄り添いながら、最善の治療をめざす

口腔外科をはじめとする、各分野の専門家が集結

まずは先生が専門とする口腔外科分野について教えてください。

外科手術を伴う口腔外科は、正確で高い技術が求められる領域です。私は勤務医時代から口腔外科の研鑽を積んできましたので、当院でもインプラント治療や抜歯、簡単なできものの手術などに力を注いでいます。中でもインプラント治療は、しっかりとした噛み応えを期待できることに加えて、周囲の健康な歯への負担も少ないことから、素晴らしい治療だと思っているんです。そのためより多くの方にインプラント治療について知っていただけるように、そして安心して治療を受けていただけるように、丁寧にご説明をすることを大切にしています。親知らずの抜歯に関しては、長年の経験を生かして痛みに配慮しながら迅速に処置することを心がけています。難症例でも対応可能ですので、お困りの方はご相談ください。

おのおの強みをお持ちの先生方が集まっておられるそうですね。

ええ。当院には、口腔外科、一般歯科、矯正歯科、小児歯科など、各分野の研鑽を積んだ歯科医師が在籍しており、全員が得意なことを生かしながら連携して診療を行えるのが強みです。治療方針を定める際にも、それぞれの知識を持ち寄って最適な治療を追求することができるのが良いですね。当院は地域に密着した歯科医院ですが、大学病院などの大規模病院に劣らない診療を提供したいと考えています。そのため日々進歩する歯科医療にしっかり追いついていけるよう、新しい技術や知識を習得するのはもちろん、各分野の専門性を伸ばすことを大切にしています。

先生が診療を行う上で大切にしていることは何ですか？

私は、患者さんは全員、自分の家族のように大切に思って接しています。歯科医師として、大切な皆さんの健康な口腔内を守り続けたい、そしていつまでもおいしく食事ができるようにしたいと考えているので、どんな患者さんにもじっくりと向き合って、その時に考えられる最善の治療の提供をめざしているのです。また、開業医として重要なのは、自分の所でできることとできないことの見極めをしっかり行える力だと思っています。しかし患者さんが抱えている問題に対する、十分な知識を持ち合わせていないと正確な見極めはできません。ですから、休日などを利用して勉強会などに積極的に参加し、より多くの知識や技術について学ぶことを心がけています。

チーム医療で患者の健康で美しい歯を守る

先生はどのようなきっかけで歯科医師の道をめざしたのでしょうか？

私の祖父と叔母が歯科医師をしていたので、その影響が強いですね。幼い頃は長期休みのたびに2人の住む福島へ遊びに行っていたので、祖父と叔母が患者さんの診療をしている姿を間近で見る機会が多くて。子どもながらにすごいな、かっこいいな、と感じていましたね。そのため、何の迷いもなく「将来はおじいちゃんや叔母さんのような歯医者さんになりたい」と考えるようになっていました。初めは憧れの気持ちからめざした仕事でしたが、歯学部に入学して授業や実習を受けていく中で、本当に歯科医師になるのだと実感が湧いていったことを覚えています。そこで、患者さんのために役立てる歯科医師になりたいと改めて強く感じました。ちなみに、当院の法人名である「康美会」とは、今は亡き祖父の名前「康美」から来ているんですよ。「健康で美しい歯を守りたい」という、私の歯に対する考え方や当院のコンセプトとも合致するため、採用しました。

口腔外科を専門的に学ばれたのはどんな理由からですか？

大学を卒業後、口腔外科を専門としている歯科医院に勤務しました。そこで、歯科だけでなく医科の領域に関わる治療にも携わり、お口の問題の改善を図る中で全身の健康にも好影響を及ぼし得る口腔外科に非常にやりがいを感じたのです。その後、より専門的に学びたいと考えて市民病院の歯科口腔外科で研鑽を積みました。市民病院では、技術や知識はもちろん、口腔外科の基本である滅菌の大切さなども知ることができたのが良かったです。また、それまでは自分がすべての治療に対応できることが理想だと考えていましたが、専門的な知識を学んでいくうちに、何よりも専門家による治療をお受けいただくことこそが患者さんのためだと思うようになりました。適切な検査と診断をして、「この症例は専門家に紹介するべきだ」という見極めをしっかりできることも、歯科医師としてとても重要な役割だと学べたのは大きかったです。

開業された経緯をお聞かせください。

もともと、当院の前身の歯科医院で勤務医をしていました。開業はずっと考えていたので、十分に経験が積めたと感じたタイミングで、当時の院長に「こういった歯科医院を作りたい」と相談したのです。すると、「この歯科医院を受け継いで独立するつもりはないか」という非常にありがたいお話をいただいたのです。ずっと診療していた患者さんを引き続き診ていけるということですからとてもうれしかったですね。実際に開業してから、日々大変なことはたくさんありますが、幸いなことに私はスタッフにも患者さんにも非常に恵まれていると感じています。スタッフは常に明るく笑顔で私を支えてくれていますし、通い続けてくださる患者さんの存在は歯科医師として何よりのやりがいにつながっています。これからもスタッフ全員で協力し合いながら、より良いチーム医療を実現していきたいですね。

患者の気持ちに寄り添いながら、最善の治療をめざす

患者さんと接する際に気をつけていることは何ですか？

患者さんのお話をしっかりとお伺いし、その方にとって最善の治療内容を考えていくことですね。そのため初診時は、患者さんとお話ししながら、その方のご要望や性格、治療にかけられる期間や費用などをできる限り把握できるよう努めています。そして例えば全顎的な治療が必要だと考えられる場合は、より綿密に治療計画を立てることを意識しています。患者さんが安心して治療に臨めるようにエックス線写真や口腔内写真のデータを用いることも多いです。一方、短期間で治療が終えられそうな患者さんの場合は、一つ一つ確認しながら治療を進め、疑問を残さないようにすることを重視しています。総じて、患者さんが不安になったり不満を抱いたりせずリラックスして通院いただけるよう、その方の気持ちに寄り添うことを大切にしています。

先生ご自身はどのようにリラックスをされているのですか？

私には小学生と中学生の子どもがいるのですが、一緒にサッカーをするなどそんな何げない時間が何よりのリフレッシュになっています。また、家族で旅行に行くのも好きですね。私は祖父の家が福島県であったことから、昔からスノーボードが好きだったんです。子どもが大きくなってからは、旅行先で一緒にスキーやスノーボードもやるようになりました。いつまでも子どもと一緒に体を動かして遊べるような元気な父親でいたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

「歯医者は怖い」といった印象をお持ちのために、なかなか歯科医院へ行くことができないという方も珍しくありません。そのため、痛みが出たり、歯が欠けたりするなどの問題が発生してから初めて来院される方もいらっしゃいます。特に歯周病は自覚症状が出にくいため、来院された時点でかなり進行した状態になってしまっていることも。しかし歯の健康を考える上で早期発見・早期治療が非常に重要ですから、少しの勇気を持って当院にいらしていただけたらうれしいです。私は、皆さんの健康な歯を守り、いつまでもおいしく食事をしていただくことを目標に治療をしています。患者さんの要望を大切に、その方にとっての最善の治療をめざしていますので、どうぞ気軽にお越しくださいね。