日本赤十字社 武蔵野赤十字病院

泉 並木院長

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―この地域は、病院の連携が非常に強固だそうですね。

当院だけでなく、地域の病院や開業医の先生方が協力してくださり、全体で良い地域をつくろうという意識が非常に高いですね。それぞれの病院が「自分の病院がどういう役割を担うのか」という点が非常に明確です。回復期のリハビリテーションに早い時期から取り組んでくれる病院もありますし、施設に入居している高齢者で合併症を持つ患者さんを施設へ戻る前に受け入れ、医療提供してくれる病院もあります。在宅に復帰される患者さんであれば、往診の先生も一緒になって、地域でしっかり医療体制を整えようと努力をしています。特にがんの患者さんを在宅でケアしてくださるドクターとは、頻繁に勉強会を行い、医師、看護師、薬剤師など、たくさんの方が参加しています。当院が肝炎の対策の一環として15年以上前から取り組んできた連携が、今のがん患者のサポートにもつながっており、病院運営における地域連携のとても良い勉強をさせてもらったなと思いますね。

―最後に今後の展望をお聞かせください。

現在力を入れているのは、小児医療の充実とがん治療です。小児医療では、少子化で育児経験が十分でない親御さんの不安を解消する何かを考えていかなくてはいけないと考えています。また、最近のがん治療では、免疫チェックポイント阻害薬のような新薬が登場し、余命3ヵ月と言われた人が、元気で何年も生きるケースも見られます。そういうがん患者さんに対する支援として、仕事をしながら治療もしましょうという両立支援を行っています。手術後の機能回復は、生活の質を保つためにも重要なので、がんのリハビリテーションにも力を入れてます。がんだけでなく、今後は生活の質を高めながらの治療が病院の役割になってくると思いますね。当院では「病院総合力」をテーマに、いろいろな支援やケアができ、多くの職種が協力し合って提供できる医療をブラッシュアップすること、そして患者さんが厳しい状況を乗り越えていけるように支援をしていきたいと思います。

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