歯科医師と技工士・衛生士が連携
機能・ケアも重視した審美歯科
デンタルステーションみなとみらい
(横浜市西区/みなとみらい駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
一般的に審美歯科では、歯の色や形など、口元の印象を美しくするための診療を行う。セラミックといったメタルフリーの材料を用いて詰め物やかぶせ物の補綴治療を行うほか、ホワイトニングなどで「黄ばみが気になる」といった悩みに対応する。今回は、院内に歯科技工所を設けているなど、審美歯科にも力を入れている「デンタルステーションみなとみらい」を訪問した。同院の審美歯科は20代から70代まで幅広い世代に利用されており、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士が連携して診療の質を追求している。牧野盛太郎先生と歯科技工士長の吉村拓郎さんに、同院の審美歯科の特徴を聞いた。
(取材日2019年12月2日)
目次
見た目だけでなく、歯の健康や機能性も重視したオーダーメイドの審美歯科
- Qこちらのクリニックが行う審美歯科診療の特徴を教えてください。
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A
【牧野先生】歯科医師、技工士、衛生士が連携して診療を進めていくことです。通常、かぶせ物の製作は外部の技工所に依頼することが多いと思いますが、当院には院内技工所があり、技工士が常駐しています。そのため、かぶせ物の製作過程においてもきめ細かな対応ができます。また、見た目ばかりではなく、治療後のケアが重要になります。ですので、衛生士とも密に連携を取り、施術後の手入れのしやすさも考慮に入れた治療を提供しています。また、診療前のカウンセリングにも力を入れて、患者さんが完成形をイメージできるようにしています。
- Q院内に技工所があると、特にどのような点が良いのでしょうか?
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A
【牧野先生】一般的に外部の技工所に依頼する場合、歯科医師と技工士とのやりとりは口腔内写真を通じて行います。歯の形態や色調は口腔内の状態だけではなく、その方の顔貌や雰囲気、それから患者さんの好きなイメージもあるので、歯科医師・歯科技工士・患者さんがその場で情報共有することにより、より理想的な形態で精度にこだわった補綴物を提供することが可能となります。また完成した補綴物の試適を行い、微妙な色・形態のズレがあればその場で技工所で修正することができ、患者さんに納得していただいてから装着することが可能となります。
- Q技工士としては、どのようなことを心がけていますか?
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A
【歯科技工士・吉村さん】患者さん一人ひとりに合わせて、より自然な見た目の補綴物になるように心がけています。とはいえ、患者さんがどのような見た目を望まれているのかが大切なので、患者さんの希望をよく聞き、押しつけにならないようにしています。当院では、患者さんと技工士が直接話し合った上で製作できるのが大きなメリットです。長く使っていただくための機能面と、患者さんの審美的な希望を可能な限り両立できるよう、歯科医師と意見交換をしながら補綴物を製作していきます。認識のズレをなくし、試適の回数を減らすことで、患者さんの負担が少なく済むようにしています。
- Qこちらの審美歯科では、どのような方が受診されますか?
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A
【牧野先生】ご相談の内容としては、すきっ歯が気になるとか、歯を白くしたい、色が気になる、ホワイトスポット(歯の表面にできる白い斑点)を直したいという方。また、度重なる治療で詰め物をしている部分が多く材料が劣化し、見た目が気になっている方。歯並びが気になってはいるけれど矯正治療はしたくないので、かぶせ物でなんとかできないかとか、他院でセラミックのかぶせ物を入れたけれど、形が気に入らないなどのご相談もあります。患者さんとしては、見た目をきれいにしたいと思っていると思いますが、私たちは、見た目はもちろん、歯の健康を考慮した診療計画をご提案させていただいております。
自由診療費用の目安
自由診療とはホワイトニング/1万9800円〜、オールセラミッククラウン/11万円〜、セラミックインレー/4万5100円〜、ラミネートベニア/13万2000円〜
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。