医療法人社団救歯会 黒田歯科医院

黒田昌彦 院長

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「歯を抜かず、歯を助ける歯科医療を実践したい」との思いから、医療法人名を「救歯会」と名付け、同名のスタディーグループを1991年に立ち上げた黒田昌彦院長。「黒田歯科医院」は1976年、神田駅西口徒歩3分の便利な場所に開業した。ここは治療や定期検診などで30年以上通院する患者もいる、幅広い年代に愛される歯科医院だ。取材中、常に笑顔でわかりやすく話してくれた黒田院長は、「歯を抜かず、大切にしたい患者さんは大歓迎です。しかし歯科医院にすべてお任せという方には、ご期待に添えないかもしれません」と不思議な発言も。「歯科の病気の多くは、食生活などが原因のいわば生活習慣病。当院では歯磨きをはじめ、ご本人の生活改善を必ずご提案しますから」と理由を教えてくれた。標高3000m級の山から滑るスキーも楽しむアウトドア派の黒田院長に、「歯を助ける歯科医療」とアンチエイジングとの関係なども聞いた。

(取材日2013年2月21日)

歯磨き指導を重視して、歯を抜かない診療を実践する

―歯科医院選びについて、よく質問を受けるそうですが?


どんな歯科医院を選べばいいのか、受診前にお悩みになる患者さんも多いのだと思います。私の考えはとてもシンプルで、「歯を抜かない」「熱心に歯ブラシ指導をする」「丁寧に治療する」。この3点を重視するところを選んでください、とお答えしています。「歯を抜いてしまう」ことと、「抜かないで歯を助ける」ことを比べたら、難しいのは助けていく方だと私は思っていますから。当院は30数年前の開業時からずっと「歯を抜かない主義」で、そのことは患者さんもよくご存じなんですね。医療法人名を「救歯会」にしたのも、歯を抜かずに助けたいという思いの表れです。おかげで「先生のところは歯を抜かないから」と受診される方も、ずいぶん増えました。そんなふうにご自分の歯を大切にされる患者さんは、当院の考えともマッチしますから大歓迎です。一方で「歯科医院にすべて任せておけば、何とかしてくれる」と受け身な方は、そのご期待に応えきれないかもしれません。もちろん治療はきちんと行いますが、よく歯磨きをするといったセルフケア、つまりふだんからご自分で努力していただくことも必ずお勧めしますから。

―どのようなお考えで指導されるのでしょうか?


初診の患者さんにも、予約の受付電話で「保険証と歯ブラシをお持ちください」とお伝えしています。「歯ブラシを買っていくんですか?」と聞かれますが、「捨てる寸前のもので結構ですから、お持ちください」とお答えしています(笑)。目的は患者さんが歯ブラシをどう選んでどう使っていたか、私と衛生士とで確認したいからです。毛の太さや硬さ、グリップの角度といった歯ブラシ選びの基準、毛の片方だけ偏って開く、あるいは上の方に開くなど磨き方の癖、これらは歯ブラシを見るとわかります。画一的に「こうしてください」ではなく、そうした一人ひとりの選び方や磨き方の違いをふまえ、それが口の中の形と合っているかも含めて丁寧に指導していきます。

―歯科医院の評価にもご意見をお持ちだとか。


歯科医院選びのポイントは3つでしたが、医院の評価には2つの指標、「治療効果」と「患者満足」を重視しています。その尺度は「治療効果」では治療した歯が最低10年間は抜けないこと、「患者満足」は10年後も同じ患者さんに来ていただけることです。抜かないで残す、そのひと区切りを10年だと考えています。また10年後にも再訪していただける治療なら、患者さんの満足度は高かったと思うのです。このようなシビアな観点を養ってくれたのは、1991年に発足させ、20年以上も多くの参加者と続けているスタディーグループ「救歯会」です。これは自分が治療した症例を発表し、歯科医師同士で「もっとこんな治療方法がある」と意見を交わす、本気の勉強の場です。しかも治療経験10年以上の歯科医師なら、患者さんも10年以上経過した症例を提出するなど、非常に厳しい条件付き。患者さんと長くおつき合いして、経過をしっかりと追っている人でないと、こうした発表は難しいと思いますね。

記事更新日:2016/01/24

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