口腔内スキャナーと3DCTを用いた
インプラント治療
山本歯科
(千代田区/神田駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
虫歯や歯周病で自身の歯を損失してしまった際の、選択肢の一つとなるインプラント治療。よく名前は聞くけれども安全性や治療期間への不安などから、躊躇する人も多いことだろう。神田で2代にわたって歯科医院を続けている「山本歯科」では、丁寧なカウンセリングと、3DCTおよび新たに導入した口腔内スキャナーの画像によって診査、診断を的確に行うことに努め、より安全で確実なインプラント治療をめざしている。インプラント治療のメリットや同クリニックならではの特徴などについて山本雅通院長に話を聞いた。
(取材日2019年6月21日)
目次
自身の歯と同様の機能の回復が期待でき、自然な仕上がりへ。精度にこだわったインプラント治療
- Q歯の欠損時の治療法にはどんなものがありますか。
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A
歯を欠損した時の治療には、入れ歯、ブリッジ、インプラントという3つの方法があり、それぞれメリット、デメリットがあります。入れ歯は、比較的短期間で治療ができ、簡単に取り外しができます。ただ噛む力が弱く、硬いものが食べにくい、細かいものが歯茎との間に挟まりやすいなどのデメリットがあります。ブリッジは欠損した歯の両サイドの歯を削り、そこを土台にして人工歯を接着させる方法です。両サイドの歯が健康であっても削らなくてはならず、さらに土台となっている歯には余計な負担がかかってしまいます。インプラントは、歯の代わりに人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を取りつける治療法です。
- Qインプラントのメリットについて教えてください。
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A
インプラントは、噛む力が強く自分の歯と同等かもしくはそれ以上のしっかりした噛み心地を得ることが期待できます。隣の歯を削ったり留め金をかけたりする必要もないので、残っている健康な歯に負担をかけることはありません。自分の歯を守ることのできる治療法といえると思います。見た目も自然で、自分の歯と同じように仕上げることもできます。ただ、手術が必要であり、保険診療ではなく自由診療なので治療費が高くなる場合もあります。ですが、自分の歯を守ることにつながると同時に、自分の歯と同様の機能の回復が期待でき、きちんとメンテナンスを行えば長期間使えるという大きなメリットがあります。
- Qインプラント治療といいますと時間がかかるイメージなのですが。
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A
インプラント治療を始める前に、なぜ歯を失ったのか、その原因や口腔内の問題点を探ることが重要です。虫歯や歯周病、歯が割れた、食いしばりの問題など歯をなくした原因は人それぞれです。口腔内全体を診て、そこにある問題点を解決していかないと、また同じことの繰り返しになってしまいます。インプラント治療は家を建てるのと同様で、口の中の基礎工事が重要です。基礎工事がしっかりしていないと、何十年も持ちません。短期間でさっと終わらせるのではなく、時間をかけて検査やインプラント治療前の口腔内を整える治療を行うことが大切になります。また、インプラント自体の治療は、約3ヵ月から6ヵ月程度です。
- Qこちらならではの特徴はどんなことですか。
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A
丁寧なカウンセリングを行うとともに、3DCTと口腔内スキャナーによる画像によって精密な診査・診断を行っています。3DCTは3次元的な画像が得られるため、骨の厚みや神経、血管の走行状態、噛み合わせの特徴などを手術前にきっちりと把握できます。その画像を口腔内スキャナーによる画像と合体させて、インプラントを埋入するポジションや角度などシミュレーションしながら最適な方法を考えていきます。また、コンピューターガイドシステムによってオーダーメイドで作製された口腔内の模型を使い、適切なポジションにインプラントを埋入しています。これらの技術によってより精度の高い、安全で確実なインプラント治療をめざしています。
- Q治療後に気をつけることはありますか。
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A
丁寧なセルフケアと定期的なメンテナンスがとても重要です。インプラントもケアを怠るとインプラント周囲炎になり、歯周病同様、骨が溶けてしまうことがあります。自宅でのセルフケアと、嚙み合わせのコントロール、定期検診などのプロフェッショナルケアとの両輪で、口腔内をベストな状態に維持させることが大切です。当院の場合、プロフェッショナルケアを行う歯科衛生士は担当制となっています。手術前治療の時から術後まで長期にわたって同じ歯科衛生士が診ていきますので、ご本人では気づきにくい小さな変化も発見しやすく、早めの対処が図れます。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療施術(上物代込):40万円~/CT撮影:1万円/コンピューター分析:1万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。