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山本雅通 院長の独自取材記事

山本歯科

(千代田区/神田駅)

最終更新日:2019/08/28

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神田駅から徒歩5分、ビル5階にある「山本歯科」。エレベーターの扉が開くと、待合室や診療室から笑い声が聞こえ、歯科医院とは思えないほど楽しげな雰囲気。神田の地で40年以上の歴史を持ち、2006年に現在のビルへ移転し、最新設備を整えリニューアルオープンした。長年通う地域住民や口コミや紹介で訪れる近隣の会社員など、幅広い年齢層の方が多数訪れている。現在2代目院長を務めているのは山本雅通先生。父から地域に根ざした温かい医療を引き継ぎ、より高いレベルの治療をめざし、スタッフと気持ちを一つに患者に寄り添う治療に当たっている。「歯科医師の仕事が楽しくてしょうがない」と患者のニーズに対応し、昼休みもほとんど取らず、夜は8時まで、隔週土曜も診療し、それ以外にも母校の学術委員としての活動にも熱心に取り組む山本先生。そんなご多忙の山本先生に、治療方針やこれまでの思い出やプライベートについてなど、さまざなお話をお伺いした。以前、職業を聞かれて「歯科医」と答えたところ「司会」者と間違えられたエピソードもあるという、お話上手な山本先生。笑顔を絶やさない山本先生の放つ幸せオーラが、アットホームな歯科医院を作り上げているに違いない。

(取材日2013年1月21日)

昭和45年の開業、地域に根ざした歯科医院として厚い支持を受ける

歴史ある歯科医院とお伺いしましたが。

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もう40年以上になります。父は九州大分の出身ですが、勤務した歯科医院がたまたまこの近くだったご縁で神田で開業したそうです。ビルの老朽化と設備の充実を考えて、2006年に移転しました。以前は1階だったのを5階に移すことには周りから反対を受けましたが、元々ご紹介で来られる方が多かったので、僕はあまり気にしませんでしたね。リニューアルの際は、病院らしくない雰囲気作りにこだわりました。淡い色使いで、患者さんに緊張感を与えないように、BGMもジャズやクラシックなどリラックスしていただけるものを選んでいます。

当院の特徴を教えてください。


基本的にはオールラウンダー。歯の治療は総合力が大事だ思うので、バランス良く質の高い治療を自信を持って提供しています。神田はオフィス街ですが昔からの町並みも残っているところなので、患者さんは近隣にお勤めの方とこの地域に住んでらっしゃる方が多く、また神田駅の利便性から埼玉や千葉、静岡といった遠方から来られている方も多いです。年齢的にも幅広く、父の代から診ていた患者さんは、四世代で通っていただいています。僕の子ども時代を知っている方には「お前が赤ん坊の頃から通っているよ。小さい時からよく遊びに来てたよね」と親しみを感じてくれているようです。ご相談は多種多様で、裏には小学校もあるので、お子さんは歯並びの相談、OLさんは審美、高齢の方は噛み合わせなど、偏りはありません。

先生がこちらに来られたのはいつですか?

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以前、広尾の自費中心の歯科医院で勤務していました。厳格な先生の下、夜遅くまで残ってトレーニングをしたり、論文を読んだり。さまざまな技術を勉強させていただいたことで、今の僕があると思っています。その医院では患者さんとの信頼関係を築きつつ、医師と患者さんとの間にある程度の距離を保つようなスタイルでした。2000年にこちらの父の医院で勤務し始めたのですが、父は地域に根ざして患者さんにどっぷり入り込む真逆のスタイル。僕はその両方を上手く取り入れながら、自分なりの治療スタンスを作り上げています。父とは10年以上ここで一緒に患者さんを診てきましたが、昨年、歯科医師になって50年、自分の病院も40年になったと区切りをつけて引退しました。最後の日に、何十年も遠方から通われている患者さんに「僕は今日で終わり。これから息子がやるんだよ。足もお悪いからもうここに来ないで、近くで良い歯科医院を見つけてください」と言ったのですが、その方は「私はここで一生お世話になるので、息子さんどうか頼むよ」と……。気持ちが引き締まりましたね。父から引き継いだ患者さんたちがいつまでも安心して通えるように、この医院を守っていく責任を感じています。父の患者さんに対する思いやりを持った姿勢を忘れることなく、患者さんに寄り添いながらいい方向に導いていける治療をめざしています。

患者もスタッフもみんな家族。笑い声が響き渡る楽しい歯科医院づくり

治療の際に心かげていることは?

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患者さんは全員、自分の家族だと思っています。スタッフも僕にとっては家族同然。だから、思いっきり付き合いたいんです。患者さんとスタッフと僕で同じゴールに向かって、一緒に相談しながら歩んでいくのがいい治療につながります。スタッフには、とにかく患者さんの味方になってほしいと伝えています。患者さんとスタッフで僕の悪口を言ってくれるぐらいが理想です。僕のオープンな性格もあってか、「こんなに話をする先生がいるの?」「こんなに笑っている病院があるんだ!」と患者さんによく言われます。患者さんや歯科医師が笑って大騒ぎしている病院はあまりないんでしょう(笑)。小さいお子さんがいるお母さんには遠慮なくお子さんを連れてきていただきます。お子さんには、お母さんの治療やクリーニングをする様子を見てもらったり、スタッフと遊んだりして過ごしてもらうんです。お子さんはまじまじとお母さんの様子を見ていますから、時にはマスクを貸してあげて、ちょっと手伝ってもらうと、口の中に興味が湧き予防意識も芽生えます。もし治療が必要になっても「歯科医院は楽しいところ」というイメージで来てくれるといいですね。治療に関しては近道はないと思っているので、一つ一つを着実にコツコツ積み上げていくことを心がけています。歯の治療は建物を建てるのと同じで、しっかりした土地を整えて、その上で柱をちゃんと立てなければなりません。何か一つでも手を抜いてしまうと、建った後に必ずボロが出てしまいます。患者さんとの信頼関係も含めて、日々の積み重ねを大事にしています。

治療の中で特徴的なことはありますか?


全ての治療でマイクロスコープ(顕微鏡)を用いていることは、当院の特徴です。マイクロスコープで患部を拡大しそこに光を当てることで、患部の状態が一目瞭然となり、より精度の高い治療ができます。多くの歯科医院で導入しているわけではなく、また導入している歯科医院でも手術の時のみなど、全ての治療に使用しているわけではないようなので、全部の治療で用いています。また、口腔内写真を撮影していることも当院の特徴だと思います。撮影した写真は拡大して見ることができるので、口腔内の様子がより鮮明になり、その後の治療の質を高める上で非常に役立ちます。また、治療前と治療後にその写真を患者さんにお見せすることもできるので、患者さんの治療のモチベーションアップにもつながっています。

やりがいを感じる部分はどこですか?

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全てです! 不安そうに来られた患者さんが帰る時には笑顔になる。痛くて噛めなかった方が「何の心配もなく食事ができて、ずっと気持ち良く過ごしています」と喜んでいただける。それだけで、ご飯が3杯食べられます(笑)。歯の悪い方は、どうしてもご飯や麺類など炭水化物が多くなり、おかずを避ける傾向があるんです。しっかり噛めるようになると食事のバランスも整い、健康的になります。また「食べると歯が痛くなったらどうしよう」「詰め物がはずれたらどうしよう」と、口に中に持っていた不安点が消える効果も大きく、「食事をする時に歯の事を気にしなくていいなんて!」と笑顔になります。僕は患者さんとお話しをするのも大好きなんです。みなさんの自叙伝を読ませていただいているような感覚。近所に住んでいて101歳まで歩いて来ていただいたおじいちゃんは「昔はこの辺りも何もなくて、九段下の靖国神社の鳥居が見えたもんだよ」など、教えてくださるんですよ。僕たちは患者さんを待っている仕事なので「今度、出張に行ってくるよ」と聞けば、「出張って良さそうですね。どこに行くんですか? 何するんですか?」と興味津々で伺います。会話のなかで、自然とその方の生活背景が見えますし、食べ物の話も出てきます。この方はこんな物が好きなんだ、だったらそれをずっと食べれらる状態を維持するにはどうすべきだろうと考えていきます。歯で困った話ばかりを聞くことだけが治療のためになるわけじゃなく、ご家族の話や週末の過ごし方、今夢中になっていることを聞くことで、治療の組立や歯の予防やケアについてもより具体的に提案していけます。

父から受け継いた温かい医療方針を守り、進化させていきたい

歯科医師を目指したのはお父様の影響ですか?

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小さい頃から父の背中を見ていたので、歯科医師はめざす対象ではありました。覚えてはいないのですが、家でも父は仕事の話を面白そうにしていたんでしょうね。両親から勧められたことは1度もないのに、僕も弟も歯科医師になったんですよ。今年のお正月に親族で集まった時、父が初めて「自分は息子二人を歯科医師にできたのはすごく幸せだ」と言ってくれたのはうれしかったです。

お忙しい先生ですが、プライベートはどう過ごしていますか?


診療時間は以前は夕方6時迄でしたが「仕事を抜けられないから、夜だったらいいな」と聞いて8時までにして、「土曜になら来れるのに」という方もいらっしゃったので土曜診療もスタートしました。歯科医師の仕事が大好きなので苦になりません。スタッフは大変かもしれませんが……。僕があまりにも楽しそうに仕事をしているので、興味を持って見学に来る先生もいて、「歯科医師はこんなに会話をしていいんですね」と驚かれますよ。最近は、大学同窓会の学術委員として歯科医師のスキル向上のためのセミナー構築のお手伝いをさせていただき、大いに刺激を受けています。少ない休みの日も、3人の子どもを連れて、冬ならスキーやスケートへ、夏ならキャンプやバーベキューに行っています。他には大学時代はテニス部だったのでOBで集まり、テニスやゴルフで汗を流すこともありますよ。外が好きなんでしょうね(笑)。

今後の展望はありますか?


大きなビジョンはないですが、オールマイティーに一つ一つのクオリティを上げていくことです。昨今、歯科医療に夢を持っていない方が多いですが、僕自身はすごく楽しくて好きなので、やりがいを若い先生に伝えていきたいと思っています。中学では野球、高校はバレーボール、大学ではテニス部と体力にはかなり自信はありますが、日常の健康管理には気を付けたいですね。食生活は、ここ数年は野菜や果物で作ったスムージーを毎朝飲んだり、朝夕に玄米を食べるようにしています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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虫歯や歯並びが気になると口元を隠してしまいがちですが、楽しいことがあったら人前で思い切り笑っていただけるようにお手伝いがしたいです。口の中はすごく独特で、虫歯や歯周病など病気に対する痛みには鈍感な反面、髪の毛1本入ってもわかるぐらい敏感なんです。この対比が治療を遅らせます。みなさん痛みがないから大丈夫と思うかもしれませんが、痛みがないからこそケアをしてほしいです。食事をするのは、全ての健康の源。美味しいもが食べられるからこそ胃腸が丈夫になる、血液もサラサラでいられる、脳も活性化します。ですから歯をケアしている方は若々しく見えます。歯をケアしている方に同窓会などで会うと、年代問わず明らかに見た目が若いはずですよ。歯科医院は病気を治すところというイメージを捨てて、虫歯や歯周病にならないために、そしてご自身の健康のためにどんどん利用してくださいね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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