佐々木内科クリニック

佐々木内科クリニック

佐々木俊治 院長

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人生経験がつくる患者への想い

―医師になろうと思ったきっかけは何ですか?

僕は中学2年生の時に、校内暴力で頸椎損傷という大病を経験しました。リハビリで寝たきりになって、首をずっと固定されたまま天井だけ見ながら、10年以上療養生活をしていました。高校も一応進学はしましたがほとんど登校していません。29歳の時に父が心筋梗塞で急死したのをきっかけに、医学部に行こうと決心しました。もう30歳手前だったので、人生やり直すなら今しか無いと思ったのです。母からはその体では無理だと反対されましたが、当時は僕を後押ししてくれた人がたくさんいて、医学の道に進んだほうが良いと、母を説得してくれました。翌年受験し30歳で医学部に入学した後、大学の6年間というのはあっという間に過ぎましたね。ですから弱い患者さんのためになろうといった気持ちは、もちろんあったのですが、僕の場合はもっと厳しい中から生まれてきたものなのです。

―先生が内視鏡に興味を持ったきっかけは何ですか?

外見から見えないものを解明していくことに意味を感じたことと、あとはカメラや器械、またそういった画像を扱うのが非常に好きだったからです。医師になって4年目に、東京海上の医療部門にお世話になった時、内視鏡を本格的にやることになり、やはり内視鏡なら、がんセンターだろうということで国立がんセンターに研修に行きました。そこから、いろいろな研究会を通して、都立大久保病院とご縁があり、呼吸器と消化器の両方を掛け持ちするような感じでやっていました。それまでは、呼吸器はあまり明るくなかったのですが、だからと言って診療しないわけにはいきません。そこで呼吸器を勉強しました。その時の勉強が今、患者さんの治療にはとても役に立っていますね。

―大きな病院に勤務されていたのですね。

僕は人より遅れて医師になっているので、早く一人前の臨床医になりたかったというのもありました。できるだけ早く研修先の中枢に入って、厳しいけれども本当にレベルの高い所に自分の身を投じないと、レベルアップにつながらないと思い、あえてつらい所を選びました。指導する先生たちも非常に厳しく、相当きついことも言われました。指導教官は皆年下で、最初は僕に遠慮をしているところがありましたが、そこで僕がお客さんになっていては、自分の勉強にはならないですから、指導教官には「こいつは年上だけど、何を言っても大丈夫だ」と思ってもらえるよう努力しました。年下から習わなければならないというのは大変でしたが、そんなことを言っていたら何もできません。当時の指導教官たちからは、本当に多くのことを学びましたし、今でも素晴らしい師だと思っています。

記事更新日:2016/01/24


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