九段坂病院

九段坂病院

中井 修院長

頼れるドクター

29374

九段下駅から徒歩2分の便利な地にある「九段坂病院」。2015年11月に移転リニューアルした同院の建物はまるでホテルのようだ。広々した廊下や、柔らかいベージュで彩られた院内は落ち着いた雰囲気で、一見しただけでは病院とはわからない。特に脊椎脊髄疾患の診療を得意とし、全国から患者が集まることで知られている同院だが、リユーアルを機に回復期リハビリテーション病棟を新設し、高機能なCT、MRIの新機種を導入するなど、機能充実を図っている。その中軸である整形外科の指揮をとり、院長を兼任するのが中井修先生だ。インタビューでは、あまり形式ばった話はせず、至って自然体。優しく柔和な笑みを浮かべながら、わかりやすく話してくれた。「手術した患者さんとは一生の付き合いになる」と語る中井院長に、リニューアルの内容と脊椎脊髄疾患の診療について、詳しく聞いた。
(取材日2016年8月3日)

脊椎疾患を中心に急性期から回復期まで診療

―まるでホテルのような外観ですね。リニューアルのポイントは?

従来の病院にありがちな、無機質な雰囲気ではなく、患者さんがリラックスできるように工夫しました。院内のカラーは柔らかいベージュを基調にして、廊下も広くして。以前の建物は老朽化が進んでいたので、私が院長になった10年前から移転して新病院にする構想が持ち上がっていました。何度か頓挫しましたが、千代田区役所の隣が空いていることがわかったので、区長や区議会と話し合って合意を得て、今回、念願がかないました。建物内には区が運営する高齢者支援施設も入っています。病院の広さは1万8000平方メートルとほぼ倍になり、もともとの急性期病棟と地域包括ケア病棟に加えて、回復期リハビリテーション病棟42床を新設しました。当院の得意分野は整形外科ですが、その治療にはリハビリが重要ですから、これは非常に大きな前進です。回復期リハビリテーション病棟では脳卒中に対する脳磁気刺激療法など先進的なリハビリも行っています。

―脊椎脊髄疾患の患者さんが、全国から来院されているそうですね。

はい。1980年に当時、院長だった山浦伊裟吉名誉院長が病院の得意分野を作ろうと、自身の専門だった脊椎脊髄疾患の患者さんを集中的に診療する体制を作りました。多数の脊椎脊髄疾患手術を行い、脊柱靭帯硬化症のような、まだ治療方法が確立していなかった疾患の治療にも果敢に挑戦するなど、専門性を磨いてきた結果、インターネットの普及とともにクチコミで全国から患者さんが来るようになりました。整形外科には10人の医師が在籍し、うち7人が脊椎脊髄を専門にしています。リニューアルに伴いMRIの新機種を2台導入し、手術中に移動させながら撮影できるCTも入れました。これを使えば、切除している部位をリアルタイムで正確に視ることができますから、より安全面に配慮した環境で手術をすることができます。また、患者さんが立ったまま、頭の先からつま先まで1枚のX線写真にできる装置もあり、背骨の変形などの診断にとても役立ちます。



Access